進撃の巨人 第4巻
もうちょっと絵がうまい方がと思う面もありますが、古きよき漫画のゴツさがいいですね。
洗練された漫画界に襲いかかった蛮族。
この漫画こそが進撃の巨人かと。
超巨人が開けた穴が塞がれた後、話がそれより前に戻り、主人公たちが兵団に入って訓練を受けて、兵団に入るまでの話がメインで、主人公よりも、戦うのがイヤで憲兵団に入りたいジャンのキャラが最終的には立ってます。そういう意味ではこれまでの三巻とは違います。
立体機動に秀でた能力を有する兵士は巨人とは戦わずに内地勤務にするというのは、有能な兵士が死なないので、立体機動のスキルが次の世代に継承され、またそういう能力を新兵が磨くインセンティブになるという一石二鳥の戦略だと、アルミンがぼやっと言ってるのが「この作者やるな」ポイントでした。
マルコがジャンに、エレンよりもキミの方がリーダーに向いていると言います。
次の瞬間、超巨人の開けた穴が塞がれたあとに戻ります。そこには右半身を巨人に喰われたマルコの死体。
強い人ではないから、弱い人の気持ちがよく理解できる。それでいて現状を正しく認識することに長けているから、何をすべきかが明確にわかるだろ?
まあ僕もそうだし、大半の人間は弱いと言えるけどさ、それと同じ目線から放たれた指示なら、どんな困難にあっても切実に届くと思うんだ。
って巨人に喰われたマルコの骸をみて思い出すんです。
こうしてジャンは憲兵団ではなく、調査兵団への入隊を決意します。
時々出てくる、国家への矛盾と不満。敵は巨人だけじゃないのかも。
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なんか、ここ最近あちこちでこの漫画の紹介見かけます。おもしろそうですね。
投稿: baldhatter | 2011/04/16 19:40
baldhatterさん、どうも
漫画として巧いとは思いませんが、それはそれで味になってる漫画だと思います。
投稿: 竹花です。 | 2011/04/17 05:38