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2011/04/27

へうげもの 第三話 「天界への階段」

かく言う私も、欲の塊。

そう言って荒木村重に譲った草花文染付茶碗を返して欲しいと千利休(宗易)に古田左介は痺れます。

ここで出世栄達よりも茶道を選ぶ左介。

この人は人間としても俗物としても遙か上を行っていると宗易の人となりに感服し、左介は宗易に弟子入りします。

左介が信長に呼ばれて安土に行ってみると、そこにそびえる今まで見たこともないたたずまいの城に驚嘆します。

五重塔の天守閣。北山の金閣寺と要塞が合体した大化物。宗易の勧めで城壁は黒塗り。そして龍の金細工。そして信長が執務を行う部屋に通された左介は目を丸くします。それを見てキャッキャと信長が笑います。

しかし信長はなぜにネックレスをして上半身裸なんでしょうか。HIP-HOPなんでしょうか。

俺は天下の信長
将軍はへたれの足利
乱れ出るぜ、この世の中
だから
俺の力で天下布武
雨の桶狭間で勝負
甘ちゃんの義元、吹っ飛ぶ
YEAH YEAH

みたいな歌を歌いそうです。

そして信長に褒美をやるから金子かブツ(茶器)か選ぶように言われます。見えないブツより金子が入っている南蛮漆器蒔絵箱に目がくらみ、ブツをと言いながら蒔絵箱に手を伸ばしてしまいます。そうだ、すべては金だと信長は言います。

人は皆、己にないものを欲しがる。人を動かすには、それを与えるしかない。面子や誇りけて動くのは武士だけよ。

信長が天守閣から、明かりを点させた城下の眺めを左介に見せます。そして己の野望は日本に留まらず天竺までも語り、左介は茶の湯以上の興奮を覚えます。

明智光秀に逆心ありというのを、光秀が信長からもらった「瀟湘八景図尾垂釜」を茶の湯で使わないのはおかしいと左介の目を通して言わせるのが面白いなと。

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コメント

「俺は天下の信長」って竹花さんの作詞ですか(笑)

人はいつか死ぬし、物は死後の世界には持って行けないわけで、当人ももちろんそれはわかってるんでしょうが、それでも物に執着してしまうのがなんともおもしろいです。
(もちろん僕も人並みに物欲はあります)

おじゃま丸さん、どうも
>「俺は天下の信長」って竹花さんの作詞ですか(笑)
そうです(笑)。

執着こそ想像力の原動力でしょう。

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