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2011/04/28

「水棺」にすべきかどうか、それが問題だ

福島第一原発が太宰治なら、「生まれてすいません」といって水に浸かるのかも。

もともと「水棺」案に東電は消極的だったようです。前例もないですし。

「水棺」とは、炉心を守る格納容器に水を入れて炉心を水浸しにすることです。

原発事故における処理方法の一種で、原子炉格納容器内部を水で満たし、燃料棒を常時冷却すること。炉心を水中に封じ込めることで、冷却すると同時に、水分子が放射性物質の外部放出を防ぐ効果も期待される。

燃料棒は常に発熱し続けるため、水で冷却し、蒸発した分の水は継ぎ足して対応する。燃料棒の温度が安定して100度を下回る「冷温停止」状態になるまで、半年程度は冷却を行う必要がある。さらに燃料棒を取り出せるくらい十分に冷却するには数年程度の期間がかかるものと見られている。

http://www.weblio.jp/content/%E6%B0%B4%E6%A3%BA

2011042701000554

元々「水棺」に近い状況になってたそうです。

東電:福島第一原発冷却に3カ月見込む、「水棺」拒否-関係者

東電の技術者らは現在、福島第一原発の原子炉格納容器内部を水で満たして原子炉を継続的に冷却する「水棺」の案を拒否している。同関係者によると、この方法を採用すれば数カ月ではなく数日で原子炉を冷却させることができる。東電はこれに代 わり、水を注入して蒸気を逃がす「フィード・アンド・ブリード」という手法をとっている。

  <中略>

  東京電力は原子炉の「水棺」冷却を望んでいない。これにより最終的に海に流れ込む汚染水の量が増えるためだと、関係者は述べた。注水量を増やせば格納容器内の水素が圧縮されるため爆発のリスクが 高まることも懸念しているという。

しかし「水棺」にすることになりました。どういう経緯かわかりませんが、うまくいけば燃料棒の冷却が早まります。ただ、危険性がないわけではなく、格納容器がもたなければまずいことになります。

やったことがないので、結果がどうなるかはわかりません。

大量の水と耐震性… 実証データなし 手探りの挑戦

水棺は冷却には有効な手法だ」。こう評価するのは、京都大学原子炉実験所の宇根崎博信教授(原子力工学)。「格納容器内にある圧力容器や配管系の損傷部分からの汚染水の漏れも、水で防ぐ利点もある」と強調する。大阪大学の宮崎慶次名誉教授(原子炉工学)も「圧力容器の底が冷やせるので、燃料が溶けて圧力容器の底が抜けるのを防ぐ効果がある」という

 一方、日本原子力技術協会最高顧問の石川迪夫(みちお)氏は「水棺はただちに中止すべきだ」と語気を強める。石川氏は期待される冷却効果についても「気休め程度にすぎない」と疑問を呈した上で、「水棺で高レベルの汚染水がさらに増える危険がある」と指摘する。

冷却効果については、石川氏だけでなく、東芝の技術者として福島第1原発3号機の設計に携わった経験がある日本システム安全研究所の吉岡律夫代表も「圧力容器内の温度は150度前後とみられ、水棺の水温も100度以上になるため温度差が小さく、冷却効果はまったくない」と断言。

 効果を認める宮崎名誉教授も「燃料の全部が溶融して圧力容器の底にたまるような深刻な状況ではないと思われるので、圧力容器内への直接注入で十分だったのではないか」と、現状での水棺作業には懐疑的な見方を示す。

 ■安全性に課題も

 東電が「冷やすための一番の近道」と踏み切った水棺は、米国で冷却水を喪失した原子力事故を収束させる手段として研究されてきた。ただ、実施例はなく、前代未聞の“実験”的要素を帯びた作業となる。

 しかも、水棺は格納容器に損傷がなく、注入した水が漏れ出ないことが前提となっているため、水素爆発で建屋が大破した1号機での実施には、安全性を疑問視する専門家もいる

 日本システム安全研究所の吉岡代表は、格納容器内に大量の水を入れることで、「強い余震に耐えられるかという問題に加え、3000トンもの水の水圧が加わり、格納容器や配管などが破損する可能性がある」と危機感を募らす。

 ■まだ「試験」

 東電は1号機を遠隔操作ロボットで調査し、目立った水漏れなどがなかったことを確認できたことから水棺作業に乗り出した。ただ、水漏れの懸念が完全に払拭されたわけではなく、東電も「見た範囲で漏洩(ろうえい)がなかったということであって、まだ水漏れがあるのかないのか正確にはつかめていない」という。

 また、地震や水素爆発で構造物の耐震性や耐久性が損なわれている可能性もある。水を満たした際の耐久性の評価が十分に得られていない中での実施には、経済産業省原子力安全・保安院は「ほぼ大丈夫だという感触は持っているが、確認したい」。東電も「今回は試験。格納容器に水を入れても耐えうる構造だが、劣化を含めて再評価する」と、手探り状態が続くことを示唆する。本格的な作業に入れば、既存の配管に冷却器を取り付け、格納容器に冷却水を循環させる方針という。だが、宮崎名誉教授は「燃料が出す熱で水温が上昇し、格納容器内の圧力が高まって容器が破損する可能性もある」と懸念するなど、不安材料はつきない。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110427/dst11042723560049-n1.htm

福島原発1号機、注水増量見合わせ 格納容器の圧力低下

東京電力は28日午前、福島第1原子力発電所1号機で、原子炉内の核燃料棒を浸す注水量を増やすかどうかの点検を急いだ。原子炉ごと水没させて冷やす「水棺」作業の本格実施に向け、27日夜までに注水量を毎時6トンから同10トンに増やした。ただ格納容器の圧力がわずかに低下し、当初予定の同14トンへの引き上げは見送った。作業は予断を許さない。

 1号機は27日午前10時に水量を増やした後、水を満たす格納容器上部の気圧がわずかに下がった。27日午後4時の0.14メガ(メガは100万)パスカルが、午後8時は0.135メガパスカルになった。28日午前5時で0.125メガパスカル。多くの水で炉内が冷えて圧力が下がったとみられる。

 格納容器の気圧が0.1メガパスカルを下回ると、周囲から酸素が流れ込んで水素爆発の危険が出る当初は27日午後10時に注水量を毎時14トンに引き上げる予定だったが、28日午前は同10トンで様子を見ている。

 このまま注水量を増やせなければ、格納容器を十分な水で満たせない。原子炉の安定停止までに時間がかかる恐れもある。

 東電はまた、漏水の疑いが出ていた4号機の使用済み核燃料プールについて、水位を低下させるような漏水は認められないことを28日までに確認した。注水量とプールの水位変化、使用済み核燃料棒の発熱による蒸発量の計算などから分析した。

http://www.nikkei.com/biz/focus/related-article/g=96958A9C93819595E0EAE2E2E68DE0EAE2E6E0E2E3E39790E0E2E2E2;p=9694E3E6E2E7E0E2E3E2E0E7E3E5s

格納容器の内圧が下がりすぎると、酸素が入っていて水素爆発を起こす危険性もあるのですね。放射能物質の拡散を恐れてベントを開けなかったりするなど、保守的な判断が被害を拡大してきたので、失敗してもやるべきでしょう。今回は危なそうならやめられるようなやり方なので、いいと思います。問題は格納容器の耐久性ですね。

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コメント

目に見えることは人間の力で改善できるが、目に見えないことを解決しなければ、それ以上の惨劇を繰返さなければならなくなる。
心は、人間の努力だけでは改善できない。
私たちが、今、しなければいけないことは『救世主スバル元首様』に、救いを求めることだ。
  もう、時間がない!!
http://www.kyuseishu.com/tanuma-tu-koku.html
http://miracle1.iza.ne.jp/blog/entry/2237566/
http://blogs.yahoo.co.jp/i_believe_a_miracie/3146468.html

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