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2011/05/20

タイムスクープハンター3 第2回 髪結い ちょんまげ騒動記

髪結いでここまで面白い展開になるとは思ってませんでした。沢嶋雄一の行くところに笑いあり、男のドラマあり。

アブソリュートタイム B0287394年37時85分35秒(1821年2月21日)
町人文化が発達した時代だととか(化政文化)
コードNo.127432。 

今回の取材対象は江戸の廻り髪結い。道具を持参し、得意先を回って髪を結う喜作。物腰の柔らかい喜作は床店での修行を終えて独立し、なじみの客がついていた。沢嶋が他の髪結いと違うコツがあるかと尋ねたところ、髪型云々ではなく、人と人との相性だという

そして喜作が向かった先は武家屋敷。だが喜作は沢嶋が中に入ろうとするのを拒む。それでも沢嶋は強引に中に入り、部屋の障子を開けると、中に座っていた初老の武士が「何やつだ貴様」と、刀を握ってたちがあがる。沢嶋はタイムスクープハンター規定17条に基づき、特殊な交渉術を使用し、事なきを得る。そして中に入り、喜作の仕事を撮影しはじめる。客である武士は、藩の剣術指南を務める相原彦左衛門(52才)。相原派一刀流の四代目当主であった。そして彦左衛門の秘密が明かされる。喜作が彦左衛門の後頭部からこめかみにかけて「なぎなた」を通すと、髪がはずれた。彦左衛門の髷は付け毛だったのだ。だから喜作は沢嶋の同行取材を渋ったのだった。喜作は増毛剤を彦左衛門の頭に塗布する。だがその効果はなく、彦左衛門は落胆していた。辛抱してください、信じてなんぼですと喜作は彦左衛門を励ました。

侍にとって髪が薄くなる意味について沢嶋が彦左衛門に尋ねた。

彦左衛門が薄毛が気になり出したのはここ3年前からのことだという。このまま髷を結えなくなれば、武士を降りる、つまり仕官(藩主に仕えること)をやめて隠居しなければならくなる。彦左衛門にとって髷を結えなくなることは切実な問題であった。剣において藩内で未だ自分の凌ぐ者がおらず、髪が薄くなっただけで隠居しなければならないのは、歯がゆいことであった。

ワシはまだ老いてはおらぬ、まだ若い!と彦左衛門は豪語した。明日には剣術の試合が控えている。そこで付け毛が外れるのは、あってはならないことであった。彦左衛門が両鬢(側面の髪)が薄いと不満を漏らすと、喜作はもっと厚みのある付鬢を今すぐ持ってくると言った。いいのかと確認する彦左衛門に、喜作はご満足頂けないとあっちゃぁ、髪結いの名折れでさぁと笑って屋敷を出て行った。髷は武士にとって誇りであり、ステータスであった。それ承知している喜作は、彦左衛門の薄毛の悩みを何とかしてやりたいという一心で、面倒がらずに彦左衛門が求める付鬢を買いに行った。町人でも侍でも年を重ねると、若く見せたいと思うもの、そのお手伝いが出来ればいいと喜作は満足していた。

彦左衛門が新しい付鬢をつけたところで、彦左衛門の長男、相原慎之介が入ってきた。弟子の秋葉が彦左衛門に稽古をつけて欲しいという。付鬢が耐えられるかどうかを確認できると考え、彦左衛門は承知した。

慎之介は彦左衛門を剣術家として技は衰えず、尊敬できるが、父親としては動きが鈍くなってきており、ケガでもしないうちに隠居して欲しいと思っていた。しかし激しい稽古で彦左衛門の付鬢が崩れてしまう。彦左衛門が慌てて部屋に戻る。付鬢を貼り付けるビンロウが汗で取れてしまったのだ。そこで喜作は最後の手段としてカツラを勧めた。

喜作は彦左衛門を連れて、役者のかつらを作る為吉のもとを訪ねた。為吉は俺は役者のカツラを作ってるんだ、侍みたいに暇じゃねえんだと二人を追い返そうとする。そこを何とかお願いしますと、喜作が頭を下げる。今は使っていない役者のカツラを使わせて欲しいと頼む。為吉が怒る。おめえ、ひとつのカツラを作るのに、どれだけの手がかかってると思ってんだ?また役者の機嫌取って、台金(だいがね)打つことをから始めろってか?払いは弾みますと喜作が答える。床山はと聞かれると、自分が結います、どうかお願いしますと喜作がもう一度頭を下げる。

もうよいと彦左衛門が喜作に帰るように促す。すると為吉が彦左衛門を呼び止めた。

おいお前、今、「いい」って言ったか?言ったがと彦左衛門がうなずく。ふざけたこと抜かしててんじゃねえぞこの野郎、と為吉が声を荒げる。おめえさんのために、喜作が夜通し働くって言ってるのに、何言ってやがんだ。彦左衛門はため息をつくと、ちょっと向こうむいてくんなと彦左衛門に座るように促した。

為吉、かっこいいです。侍のためにやってんじゃない、徹夜で客のために仕事をしようといする喜作の心意気に打たれてやってんだと。男気があります。

為吉の許しを得て、喜作が彦左衛門の頭の形に近い台座を探すために、今あるカツラを当てていった。台座は金属製(銅製?)なので合わないと痛い。(ここでいろんなカツラを試すのはタイムスクープハンターでは珍しく、笑うポイント)。日が落ちて夜が更けた頃、ようやく彦左衛門の頭の形に近い台座が見つかった。払うもんは、払ってくれるんだろ?為吉が台座の直しにかかった。為吉は夜通し直してくれた。それに喜作が髪をつけていく。髪結いの腕の見せ所だ。喜作は一睡もせず完成させた。外は朝になっていた。喜作は出来たカツラを風呂敷で包んで、彦左衛門の屋敷に急ぐ。

だがここで予想しなかった事態に遭遇する。なじみの岡っ引きに呼び止められてしまったのだ。髪結いは様々な人と関わることから、犯罪検挙に役立つ情報源として岡っ引きは付き合いを深めていた。話を切り上げようとする喜作を岡っ引きは怪しみ、風呂敷の中身を見せろと言う。喜作は拒んだ。客の秘密を守るために、喜作は岡っ引きから逃げた。なんとか武家屋敷になんとかたどり着いた。

喜作が彦左衛門へカツラを付け始める。試合相手が来るまであと15分。そこに慎之介が現れ、付髪のことを問い詰められた。すべてばれていたのだ(当然だが)。息子として堪えていた思いが爆発した。昨日の稽古を見て覚悟を決めてきたと慎之介が父に迫る。髷が取れて見るに堪えぬ姿であったと。今日の相手の早坂平三郎は主命により、武者修行中であると聞いている。そのような御仁との試合で、我が藩の剣術指南がまた哀れな姿をさらしたとあっては、相原家だけではすまない。藩主の何も傷がつく。故に自分が相手をすると言った。引き立て役のお前では、相原一刀流の名に恥をらすだけだと彦左衛門は息子が試合に出るのを認めなかった。

付鬢が外れたらどうしますと慎之介が父に迫る。この髪は外れぬと彦左衛門は言い切った。みっともないと悔し泣きする息子。嫌気がさした彦左衛門は、息子を腕で払いのけて道場に向かおうとする。そんな父を息子が制止する。そこに秋葉が立会人の到着を知らせに来る。彦左衛門が道場に向かおうとするのを息子は力尽くで止め、父親のカツラを取って庭に出ると、屋敷の外に投げてしまった。悲しげな目でそれを見つめる彦左衛門。

早坂もやってきた。自分が行くと息子が言う。彦左衛門が息子を呼び止める。今までも苦労はなんだったのかと、喜作が慎之介に詰め寄る。慎之介は髪結いの分際で口を出すなと足蹴にする。髪結いだから物言ってんだい!と温厚な喜作が怒鳴った。若く見せようってののどこがいけねえってんだい!年を取れば誰だって若く見せたがる。実の父親に手をあげるとは、そんな馬鹿がいるかと慎之介を叱った。もっと人の心ってのを学んでみるんだな

喜作、かっこいいよ!

喜作はカツラを探しに屋敷の外に走り出た。カツラは向かいの屋敷の松の枝に引っかかっていた。対戦相手の早坂が廊下を通って庭へと近づいてくる。竹刀を使ってカツラを取ると、カツラを庭に居る彦左衛門に投げた。彦左衛門はカツラを受け取ると、それを頭にかぶった。早坂が廊下の戸を開けて、彦左衛門に挨拶する。間一髪で間に合った。彦左衛門の髷は守られた。

そして早坂平三郎と相原彦左衛門との無制限一本勝負。まったく隙を見せない二人、にらみ合ったまま時間が過ぎていく、早坂が打ち込んでこようとした瞬間、彦左衛門が面を決めた。父の勝利を息子は見ていた。

だがこの日遅く、彦左衛門は隠居の申し入れを行った。翌日、家老を押して藩主から考え直してどうかとの意向が伝えられたが、彦左衛門はそれを拒み、隠居願いは受理された。数日後、そこにはカツラも付け毛も外したすがすがしい姿の彦左衛門がいた。彦左衛門はすべてを受け入れた。相原家は慎之介が家督を継ぎ、相原派一刀流の五代目に就いた。彦左衛門は生涯、慎之介の後見役として生涯、相原流を支えていくことになった。

その後の調査によると、喜作は8年後、両国に店を出した。店を構えてからも頻繁に彦左衛門の屋敷を訪ねた。結う髪がなくなってからも、二人の付き合いは生涯続いたという

最後の最後でいい話です。

来週はねつ造報道に挑む瓦版の話だそうです。高まります。

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コメント

おもしろかったですね。「ちょんまげの危機」みたいな予告だったので、また道具を失くして結えないって展開かと思ったら、結えないのは髪がないからだったとは(笑)
武士にとって髪がなくなるのは見た目以上の問題があったんですね。

この番組のセリフは難易度が高いので沢嶋雄一もときどきかみ気味ですよね。杏さんも滑舌は悪くないと思うのですが、僕的にはもっとしゃべりのプロな人がいいかなー。次回予告の女性アナ(?)のナレーションが好きです。

しかしこれ世界一詳しいタイムスクープハンターのブログ記事なのでは(笑)

おじゃま丸さん、どうもsun
>結えないのは髪がないからだったとは(笑)
武士にとって髪がなくなるのは見た目以上の問題があったんですね。

予想外の展開でした。そしてヅラをパスして彦左衛門装着って、今までになかったです。

この番組のセリフは難易度が高いので沢嶋雄一もときどきかみ気味ですよね。

滑舌が良くないかもしれませんね。あんまり滑舌いいとリアル感が減るかもしれません。元々聞き取りが弱いので、字幕を出しながら見ています。

こんにちは。
ほんと、おもしろかったです。武士にとって、ハゲは切実な問題だったんですね(笑)
松の枝にひっかかったカツラを取って、ラグビーのようにパスするシーンは笑えました。

アムロさん、こんにちはsun
>武士にとって、ハゲは切実な問題だったんですね(笑)
さっき、相撲の力士も髷が結えなくなると引退というのを思い出しました。

>松の枝にひっかかったカツラを取って、ラグビーのようにパスするシーンは笑えました。
面白かったですね~

金曜日の深夜に再放送で見ました。
鬘ラグビーはおもしろすぎて お腹が痛くなりました。
歌舞伎のカツラ専門店での、いろんな鬘を試着するシーンも大爆笑しました。

次から次へと頭のサイズを合わせる為に、色んなカツラを付け替え 最後には
もういいと 怒られる始末。
最後に試着したカツラは、女物で
ビートたけしがコントで被るカツラみたいで大爆笑しました。

ヨシタカさん、どうもsun
あれはいつものタイムスクープと違って、笑えました。強面の侍・彦左衛門が女物のカツラを着けるところは爆笑でしたね。

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