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2011/05/02

「神々と男たち」を見ました。★★★★★

私は言う  

あなた方は皆 神々である  

しかし人間として死ぬだろう  「詩篇82章」

偶然ながらイスラム原理主義のテロリスト集団「アルカイダ」のリーダーであるオサマ・ビンラーディンが殺害された日に見ました。

最後の方でチャイコフスキーの「白鳥の湖」が流れるシーン、そして修道院長の残した手紙が胸を打ちます。

演出を極力排除しています。音楽はまったくありません。抑揚もないです。祈りの時間は眠くなります。しかしこの修道士たちは殺されたという事実が逆に際立ってます。語りすぎないのが良かったのではないかと思います。

舞台は1990年代のアルジェリアの寒村。そこに小さなカトリック修道院がイスラム教徒の村民に医療を提供したりして暮らしていた。イスラム原理主義武装集団が次第に勢力を拡大し、その手は修道院にまで伸びてきた。再三の退避勧告を受ける。

残るべきか、去るべきか揺れ動く修道僧たち。

村のイスラム教徒の長老みたいな老人に、修道院長が危ないから離れようかと思っていると打ち明ける。すると老人は我々を見放すのかと、あなたたちは我々の支えだと。修道僧も、ここを去っても自分には何もないと残ることを決意する。

武装集団のリーダーが軍に殺されたことで、いつか自分たちも殺されると覚悟する僧侶たち。夕食でチャイコフスキーの「白鳥の湖」を流しながら、ワインを飲んで笑い合う僧侶たち、しかし次第に顔が曇っていき、最後に泣き出す。

まさに「人として死ぬ」という最初の詩編の引用はこれだと。ガツンとやられました。

そして処刑の丘に向かう中で、イスラム教徒は悪くないという修道院長が残した手紙が読まれる。ググっときました。その前の手紙を書くシーンで、一文だけアラビア語で書くのですが、あれは何だろうと引っ張っておいて、インシャアッラー(神の思し召しの儘に)と書いてあったと処刑に向かうところでわかります。テロリストともに雪の中に消えていく修道僧立ち。

これは良い映画でした。

余談:アルジェリア政府の役人がイスラム原理主義のテロリスト集団なんかがいるのは、まだまだ我々は幼稚だと言い、そうしたのは君たちフランス人がアルジェリアを組織的に搾取したせいだと釘を刺します。

韓国が日本に対して過激になるのも、そういう面があるのかと思った次第。

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