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2011/06/03

タイムスクープハンター3 第4話 緊急待避 戦国シェルター コードナンバー143525

前半の雑兵から逃れてシェルターに隠れる農民たちは、敵の駆逐艦に息を潜めて隠れる潜水艦映画のようであり、水が尽きて父が捕まってからは、農民の反撃。

無防備都市宣伝で村は守れない。

またも民衆の熱い話でありました。

アブソリュートポジション
N221 W35 E632 S172
アブソリュートタイム
B0156327年91時18分72秒。
(西暦変換:1505年(永正2年)10月21日7時12分)

コードナンバー143525

室町後期、戦国時代初め。第11代将軍・足利義澄の時代。中央政府である室町幕府は衰退し、政治の実権は将軍を補佐する管領・細川政元が握っていた。幕府の衰退に伴って地方の守護が勢力を拡大、日本各地で大小の戦が絶え間なく起こる事態となっていた。

今回はそうした戦乱を生き抜いた農民たちの姿のスクープである。

尾張国にあった柿谷村。そこに戦争の影が忍び寄る。農民である源六の家族は家財道具をまとめていた。一時的に寺に預かってもらうためだ。妻の亀、長男の伍作、長女の千代の四人家族であった。このあたりを支配する武士集団が攻めてくるかもしれないとの噂が隣村から昨日もたらされ、村を挙げて荷物を持ち出す準備をしていた。

村の各家の荷物は一カ所に集められ、村のリーダー(番頭)である儀助がその荷物を帳面に記録していく。荷物は荷車に載せられて、隣村の寺へと運ばれる。これは戦国時代にはよく行われた、財産を失のを防ごうという農民たちの知恵であった。

<しゃべり方が当時っぽくて、そういうこだわりが堪りません(尾張の方言ではないのは当時の文献ではそこまで特定できないから?)>

寺の倉に預ける荷物には紙の封印が貼られ、真ん中に割り印としてマークを墨で書き入れる。寺の住職は預かった品を記した預かり状を作り、土地の権利書の写し(案文)を書いた。<昔の村にも土地の権利書があるんですね>。原本は寺に預け、案文を持って帰り、村に隠すことにした。無事でなと住職が儀助たちを見送った。

儀助たちが村に帰ると、村の衆が若い男を囲んで騒ぎになっていた。その若い男は平吉といい、飢えに耐えかねて村に蓄えてあった蕨粉を盗んで食べたという。これが貧しい村の現実であった。しかし許せば村の秩序を維持できない。番頭の儀助は平吉を村払いにれた。平吉は村を追放され、山を登っていずこへと消えた。

村人に休んでいる暇はなかった。寺に預けられなかった家財道具や炒り豆・ひえを穴を掘って隠した。儀助は、目立たない家屋の裏手に土地の権利書の案文を穴に隠した。夜になった。まだ農民たちが瓶などを家から運び出している。沢嶋雄一がその農民にこうやって隠すはよくやっていることなのかと尋ねる。よくあっては困るが、今年に入ってから何度か目だと答える。隠したものが見つかってしまうことがあるのかと沢嶋が聞くと、農民が笑って、襲ってくるという噂が流れても、いつもそうなるとは限らないと答えたその時、近くにいた別の農民の喉を矢が貫いた。来たぞ!農民が叫ぶ。無数の矢が村の中に飛んでくる。悲鳴が上がる。予想よりも早い襲撃に混乱し、逃げ惑う農民たち。雑兵たちによる突然の襲撃であった。

<ここ逃げ惑うシーンはめちゃめちゃ怖い>

源六一家を見つけた沢嶋が一緒に村の外へと脱出する。村の外の茂みに分け入り、山の斜面を駆け登っていく。そこで儀助一家に遭遇する。儀助たちは領主(政所)の城ところへ行くという。そこは農民たちを守る最後の砦であった。だが源六は何かに頼ることをしなかった。山へ逃げ、そこに準備してあった隠れ穴に入って、事が収まるのを待つことにした。儀助は源六を政所のとこへ行くように説得するが、源六は混乱する世の中、自分の身は自分で守らなければならないと儀助の誘いを断った。

隠し穴は今で言う地下避難所(防空壕みたいなもの)であった。広さは6畳ほど。水、薪、窯、鍋がある。地上の木々の間に紐を巡らし、地下側の紐の先端に鳴子をつけて敵の襲来を知らせる警戒線とした。

<ここからの展開が映画「Uボート」を思い出します。ドイツ軍の潜水艦が連合軍の駆逐艦をやり過ごそうとするときの、あの鬼ごっこでいつか見つかるのではないかという不安感と緊迫感。潜水艦ものに外れなし。今回も外れません。>

夜明けになって食事を取る。干飯であった。水と食料の備蓄は4日分あった。

村の支配権が御本所(荘園領主)から国方(守護方)に移ったとしても、農民が年貢を取られることにはかわりなかった。ただ強い方に従うだけだと源六の娘は言った。彼らは事が収まるのをただ待つしかなかった。

荘園とは中央の貴族や寺社が所有した土地で、農民たちに耕すことを許可して年貢を納めさせた。この貴族領主と農民の関係が、新興勢力の武士(室町幕府によって各地に配置された守護(武士))の台頭によって揺らぎ、守護(武士)が荘園を軍事力で奪っていくという時代になっていた。こうして室町後半には荘園制度は崩壊し、各地で領地争いが続く戦国時代へと突入する、そういう時代であった。

<貴族は武力を持たない単なる既得権益を牛耳る輩なので、武力には弱い。武力による押領は法によらないし、それを犯罪として裁き、罰する権力者がいないので当然ながら無政府状態の戦乱の時代になりますね>

源六の息子・伍作が外に出て様子を確かめる。村にはまだ雑兵が居座り、村人の隠した財産を掘り返していた。憤慨する息子に父は、焦ったらだめだ、雑兵には手を出さず、やり過ごせと言う。

三日目。長期戦を覚悟した源六は食べる干飯の量を減らし、限りある備蓄食料を持たせようとした。鳴子がカタカタと音を立てた。何者かが近づいてきた警告だった。伍作が脇差しを握る。出入り口から男が落ちてきた。村の番頭・儀助だった。息を切らせ、頭から血を流している。領主の城まで行く道の途中で国衆に襲われ、娘や妻とはぐれ、寺まで逃げようとしたが、寺は焼かれたという。預けた財産や権利書は燃えてしまったという。

さらに運悪く、村に隠してあった土地の権利書の案文が雑兵に見つかってしまったと偵察に出てた伍作が報告する。ただの案文だなんともないと源六が言う。そして村境の道は国衆に固められて、もうどこにも逃げられなっていた。

これまでかと源六がため息をついた。母が泣き出す。伍作は、横になっている儀助に番頭なんだから雑兵と話をつけてこいと胸ぐらを掴む。行ってはならねえと源六が割って入る。雑兵は番頭が来るのを狙っていて、行けば年貢の証文を書かされて、断れば人質にされるか殺されると、伍作をいさめた。雑兵は話せばわかる相手じゃない。根比べだと源六は家族に言い聞かせた。いつまで続くのかと息子が聞いた。わからねえと源六は言うしかなった。

また鳴子が音を立てた。ついに雑兵に見つかったのか。緊張が走る。源六が外に出る。源六が戻ってこない。伍作も様子を見に行く。村の食料を盗んで村を追い出された平吉だった。近くの村の衆とともに山を逃げたら、国衆に襲われたて逃げ帰ってきたという。平吉は脚にケガを負っていた。番頭の儀助は村を追い出された者を置いておくのは村の掟に反すると言うが、源六はここは俺の家だ、番頭でも従ってもらうと、平吉をかくまってやることにした。二人増えてしまったために、七日目には食料も水も尽きた。

平吉が願い出た。自分が水を汲みに外に出る。その代わりに蕨粉を盗んで食べた罪を許してもらえないかと土下座した。誰かが水を汲みに行かなければ共倒れだと、源六は承知した。番頭の儀助も罪を許し、平吉に水を汲みに行かせた。井戸は村の中心にあった。

だが平吉は戻ってこなかった。村にも平吉の姿はなかった。

逃げたかと儀助が舌打ちする。所詮、あいつはそんなヤツだ。みんな騙されてしまった、どうするべぇとうなだれた。伍作が俺が村に行くと言うと、俺が行くと源六が息子を止め、後は頼む、お前はこれから家を守っていかねばならぬと命じた。それはお父の役目だべと伍作が言い返す。今日はお前だと父・源六が声を荒げる。親の言うことは聞くものだ。

源六は穴から出るんじゃねえぞと言い残し、一家の命をつなぐ水を得るために外に出て村へと向かった。

<ここのやり取りを望遠レンズで盗撮ぽく撮るのが、緊張感出まくりです>

井戸まで無事たどり着いた源六だったが、水を桶に汲んで帰るときに雑兵に見つかってしまう。源六は捕らえられてしまう。

息子の伍作が具足をつけて村に源六の奪還に行こうとするが、娘の千代が伍作の袖を掴んで泣いて止める。お前がいなくなったら、オラたちこの先どうするんだ?

伍作が千代の手を振り払う。逃げてばかりではこの先、何も変わらねえ、お父を見殺しに出来るか。

だどもオラたちは百姓だと千代が言う。

百姓だから行くんだべ、と伍作。お父を助けるだけじゃねえ、村を、俺らの村を取り返しに行く!今行かないと、生涯悔いが残る。百姓の心意地だ。

行ってこいと母が息子の肩を抱く。お前のお父もそうする。村を取り戻しに行くんだぞ。百姓の気概をしかと見せてこい!うまく行ったら鐘を鳴らす。それまでは出てくるなと伍作は念を押す。儀助も伍作の心意地に動かされ、戦支度を整えて村へと向かうことにした。

伍作と儀助は雑兵を不意打ちし、口を押さえて喉を小刀で掻き切る。

<これが洋ゲーみたいでかっこいい。素晴らしいアクション、NHKもやればできるじゃないか!タイムスクープハンター万歳!!>

伍作と儀助が次々と雑兵を倒していく。大きな家の中から声がする。源六が囚われているのは確かだ。伍作と儀助が障子を開けて中に突入する。座っていた雑兵たちは不意を突かれ、全員倒された。源六は無事救出された。

伍作が村が解放された合図の鐘を鳴らした。母と娘が七日ぶりに穴から出てきた。だが喜んだのもつかの間、目の間に十人ほどの雑兵が槍を構え迫ってきた。恐怖で立ち上がれず、倒れ込む母と娘は死を覚悟した。が、その時、雑兵たちに矢が飛んできて全滅する。

水を汲みに行った平吉が敵が多すぎると、隣村の農民に加勢を頼んできたのだ。

戦は教科書に載るような大きな合戦ばかりではない。多くの村ではこうした小さな戦がたくさん起きていた。自分たちの村を自分たちで守った家族たち。彼らの勇気ある行動が記録に残ることはない。しかしその勇気が生をつないでいったことは事実である。

超いい話だ。

医僧といいタイムスクープハンターの戦国モノは鉄板です。

来週は妻と元妻の戦い。

そういえばシェルターにトイレがなくて、シェルターの中に穴を掘っていた。きっと臭いはず。

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コメント

>伍作と儀助は雑兵を不意打ちし、口を押さえて喉を小刀で掻き切る。

このあたりはカーツ大佐を殺しに行くウィラード大尉みたいでもありました。(実際かなり訓練しないとあんなに素早く殺せない気がしますが)
あと久しぶりに穴から出た母と娘に雑兵が迫ってくる場面の演出はプレデターみたいだな、とか。

おじゃま丸さん、どうもsun
私には訓練が必要ですが、動物を屠る習慣があれば、生きたまま首から血の抜いてしめるので、意外とやれるような気がします。

>あと久しぶりに穴から出た母と娘に雑兵が迫ってくる場面の演出はプレデターみたいだな、とか。

うまいですよね。
丘の上に妻と娘が出てくる→雑兵の群が斜面を登ってくる→慌てる要潤のアップ→矢が雑兵に飛んできて雑兵が倒れる→カメラが右に向く→矢を構えた農民兵の集団が斜面から現れる。
丘をうまく使ってるなと思いました。

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