小沢氏激怒、菅・鳩山会談の詳細知らされず
小沢さんからすれば、飼い犬に手を噛まれたということですか。
六本木のカラオケ店でグループ議員らを慰労した小沢氏(2日午後8時54分、東京・港区で)=伊藤紘二撮影 2日の内閣不信任決議案の採決直前に、菅首相が退陣を示唆したことで、民主党の小沢一郎元代表が描いた不信任案可決のシナリオは大きく狂った。
党執行部は小沢元代表の追加処分を検討している。さらに元代表は「政治とカネ」をめぐる裁判も抱えており、「反小沢」側からは、今回の大差の否決によって、元代表の求心力低下は決定的になったとの指摘も出ている。
小沢グループは70人以上が造反の意向を固めていたが、結局、造反を明言してきた側近の松木謙公前農林水産政務官が賛成票を投じた以外は、小沢元代表ら計15人が欠席・棄権するにとどまった。
2日朝、東京都内のホテルの一室。造反を決意した民主党衆院議員50人以上が続々と集結し、前日夜の会合に70人を集めたことで、「もう不信任案可決は決まったも同然」との高揚感が漂った。内山晃衆院議員は記者団に「140票は取りたい。そうすれば、自民、公明両党の数より我々の方が増える」とまで公言した。
だが、首相と鳩山前首相が2日午前に会談し、首相が同日昼の民主党代議士会で退陣を示唆すると、雰囲気は一変した。
両氏の会談の詳細を知らされていなかった元代表は激怒した。造反を決意していた議員ははしごを外された格好となり、「具体的な辞任時期を示していない。これは造反組に対する分断作戦だ」「訳が分からない。“世紀の談合”だ」と怒りをあらわにした。
元代表は急きょ、国会内の自室に側近らを集め、「退陣の言及にまで追い込んだのは一つの成果だ」と述べた。グループの対応については「自分は欠席するが、後は個々に任せる」と語り、自主投票の方針を打ち出した。
(2011年6月2日23時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110602-OYT1T00973.htm
鳩山由紀夫を侮ったというか、それを頼った時点で間違いですね。
ガンダムで言うなら「謀ったなシャア!」って感じかも。しかも捨て身の特攻もかわされる始末。
ただ小沢一郎は坊やというより二世議員。
フランスに頼った徳川慶喜は薩長に敗れ、オーストリア帝国との連携を密にしてしまったドイツ帝国は、オーストリアとロシアの戦争(第一次世界大戦)に引きずり込まれて、連合国に敗北して皇帝は退位して帝政は崩壊。そしてムッソリーニのイタリアと同盟したナチスドイツは、第二次世界大戦でアフリカ戦線やバルカン半島での戦いの泥沼に引きずり込まれ、助けてもらったイタリアが早々に連合国に降伏する始末。そしてドイツを同盟してしまった日本は、ドイツが日本よりも早く降伏したために、ドイツ向けに開発していた原爆を落とされてしまうという。同盟相手を間違えると酷い目に遭うというのは歴史の教訓。
溺れる者は藁をもつかむといいますが、所詮、藁は藁。やっぱり溺れてしまいます。
その鳩山さん、今度は菅直人おろしにかかるという、何をしたいのやら。
政治家の方に読んでいただきたい。
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