2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

記事検索できます

最近のトラックバック

« タイムスクープハンター3 第10話 禁制を入手せよ!戦国冒険行 | トップページ | ハーツオブアイアン・アイアンクロスをドイツでプレイ(9) »

2011/07/15

ビューティフルを見ました ★★★★☆

21グラム、バベルに続く、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の最新作。

この人は一貫して、「死」がテーマで、そこがいい。映画と言うより、ドキュメンタリーを見ている感じです。

ブレードランナー、リービング・ラスベガス、トゥモローワールド(Children of Men)が好きならおすすめです。

最初の冬の海の話、冥府だと思ったのですが、そういうことだったとは。

以下、ネタバレありです。

バベルではアメリカ、モロッコ、東京と場面が移りますが、この映画ではスペイン、バルセロナに世界を作り出しています。不法移民という形で。

不法移民に仕事を斡旋している主人公ウスバルは2人の子供と暮らしているところから始まり、なぜか母親はいない。死別したのではなく、精神を病んで離婚されたことが後でわかります。ウスバルには死にゆく者の魂が見え、この世に未練を残した魂を天へと送る力があります。

しかしこのウスバル、前立腺癌が進行し、余命2カ月と宣告されます。

病状は悪化し、仕事もおかしな方向に向かっていきます。別れた妻とまた暮らし始めますが、全然うまくいかず、またおかしくなっていきます。死ぬに死ねない状況。

よかれと思って中国人不法移民にガスヒーターを与えたら、(安物だったために)みんな一酸化炭素中毒で死亡。ウスバルを精神的に追い詰めます。そして中国人の雇い主の一人が自分たちが捕まるのを恐れて、海へ投げたものの、浜辺に打ち上げられます。

まったく救いがない。

そして最後に彼の子供の世話をしてくれるのが、セネガルからの不法移民の妻(夫はウシュバルのせいで警察にしょっぴかれた)というなんとも皮肉。

死期間近、子供たちにお守りの石をプレゼントする(それは死を覚悟した意味でもあるのですが)シーンがググッと来ました。つながったことが別れを確実なものにしたのだと。

監督は息子を亡くされているそうで、

「人は失ったもので形成される。人生は失うことの連続だ。失うことでなりたかった自分になるのではなく、本当の自分になれるのだ」

と語ってるそうです。リドリースコットもブレードランナー作る前に弟が亡くなってるそうです。だからあんな凄い映画になったのでしょう。

一応、ハッピーエンドだとは思います。子供を託して、最後に父親に会えたので。

« タイムスクープハンター3 第10話 禁制を入手せよ!戦国冒険行 | トップページ | ハーツオブアイアン・アイアンクロスをドイツでプレイ(9) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/82091/52215778

この記事へのトラックバック一覧です: ビューティフルを見ました ★★★★☆:

« タイムスクープハンター3 第10話 禁制を入手せよ!戦国冒険行 | トップページ | ハーツオブアイアン・アイアンクロスをドイツでプレイ(9) »

お気に入り

  • 21世紀のミュージックシーンを震撼させるリズム刑事

    Photo

フォト