光速を超える粒子が見つかったのかも!
これが本当なら、今から40年後ぐらいに核爆弾を超える新型爆弾が出来ているのかも。
アインシュタインが一般相対性理論を発表したのが今からおよそ百年前の1916年。
アインシュタインもヨーロッパ人ですし、今回の発見があったCERNがあるのもヨーロッパ。
CERNが光速超える粒子発見!アインシュタインの相対性理論ピーンチ!
欧州原子核研究機構(CERN)が約1万6000個のニュートリノをイタリアに飛ばしたら、なんと光速より速く到着してしまったそうですよ!!
これが本当なら「宇宙には光速より速く移動できるものは存在しない」とアルベルト・アインシュタインが1905年に提唱した特殊相対性理論が打ち破られ、物理を塗り替える革命となります。
実験では約1万6000個のニュートリノをジェノバにあるCERNの研究所から地下経由で732km先の伊グラン・サッソ国立研究所に発射しました。すると2.43ミリ秒後に到着。このヒットした時間の記録は国際研究実験OPERA(Oscillation Project with Emulsion-tRacking Apparatus)の粒子検出器に残っていたものです。つまり計算すると...
光速より60ナノ秒、速い。
許容誤差は、たったの10ナノ秒。そ、そんな馬鹿な...と思って1万5000回もニュートリノの塊を飛ばしまくってみたのですが...やっぱり同じ。にわかには信じられない話ですけど、いちおう科学界に正式な発見としてカウントしてもらえる統計的有意性を得たことで、先ほど(米時間木曜)発表に踏み切った次第ですね。
結果を出せば大絶賛。それまでは非難囂々。
ネット上に「LHC実験で地球が消滅」の憶測とかいう話もありました。
LHCが放出する巨大なエネルギーが巨大なブラックホールを生みだして地球が飲み込まれてしまう」「ストレンジレットと呼ばれる粒子が発生して地球を奇妙な物質の塊に変えてしまう」――LHC稼働を前に、ネット上にはこうした様々な憶測が飛び交っている。
プロジェクトは、CERNの科学者らが2003年に行った安全性評価を基に始動したものだ。今回CERNの物理学者5人が英国物理学協会の機関紙に発表した新たな安全性評価は、ちまたに蔓延する不安を一掃するために新たな視点で書かれている。
LHCは「地球が高エネルギーの宇宙線の経路とぶつかった状態」を再現するが、安全性評価は、「このような衝突は、地球がこれまでに何十万回と経験してきたことだが、地球はいまだに存在しているではないか」と指摘する。
LHCでは、反対向きに移動する複数の水素原子ビームが、強力な超電導磁石に誘導され、バスほどの大きさの4か所の測定器で光速に近いスピードで正面衝突する。
このとき目に見えない「ヒッグス粒子」の存在が確認されれば、質量の性質、重力の脆弱性、未知の次元など、物理学の大きな謎の解明につながる可能性がある。
■安全性評価の「反論」
水素原子ビームが衝突する際のエネルギーは2匹の蚊が衝突する程度のもので、したがって生成されるブラックホールは極めて小さなもので弱々しく、発生とほぼ同時に消滅すると、安全性評価は説明する。
また、ストレンジレットが発生するとの仮説については、米エネルギー省ブルックヘブン国立研究所(Brookhaven National Laboratory)の衝突型高エネルギー重イオン加速器のデータを引き合いに出し、「LHCでは発生しない」と述べている。
フランス・ストラスブール(Strasbourg)の欧州人権裁判所(European Court of Human Rights)は前月29日、稼働停止を求める欧州の市民団体の訴えを退ける判決を下している。
裁判所が「市民団体」の請求を受け入れていたら、この発見はなかったかもしれません。挑まなければ何も得られないということですね。市民団体は何がしたいんでしょう。
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ラージ・ハドロン・コライダーですね、何かゲームのシュタインズゲートで知ってた程度だったのですがニュース観てにやにやしました。市民団体もまあ、解らなくはないです。挑まなきゃ何も得られないけど、イカロスになりたくはないって人もいて当然だと思います。死の恐怖はやっぱり普遍的なものですし。
でもアーカードじゃないですが諦めを踏破して進むのが科学であるはずだし、驚きの発見は足掻く中でしか見つからないですよね。
光より速いなんて、もし本当なら楽しいなあ。
後で間違いだったと解るかも知れないけど、こうしたニュースがあるたびに、有り得ないという定義は人間の主観でしかない場合もあるんだって思えて、まだまだ世界は夢と秘密に満ちてるんだなってワクワクしますよ。
投稿: 藤咲 | 2011/09/24 14:28
藤咲さん、どうも
ラージ・ハドロン・コライダーです。シュタインズゲート名前はよく目にしますが、きっと面白いんですね。
ローマ時代も「死を思え」と言ってます。生命を作れないようでは、人類はまだまだ何も知らない子供だと思います。幼年期は全然終わっていません。
宇宙全体としては間違いとして、ラージ・ハドロン・コライダーでは起こる現象だとさらに面白いですね。
これが事実だったら50年後の人類文明は今の延長線上にはないでしょうね。
投稿: 竹花です。 | 2011/09/24 16:51