偵察衛星打ち上げと三菱重工へとサイバー攻撃
三菱重工へとサイバー攻撃のニュースはよくある話だなと思っていたのですが、そして今回の偵察衛星の打ち上げ。
三菱重工へのサイバー攻撃と偵察衛星打ち上げのタイミングが近いような。
三菱重工にサイバー攻撃=11事業所でウイルス感染-軍事機密狙いの可能性も
三菱重工業は19日、護衛艦やミサイル機器などを生産する国内11事業所のサーバーやコンピューター計83台がウイルスに感染していたと発表した。ウイルスは社外からサーバーなどを遠隔操作できるようにするもので、不正アクセスによる情報収集を目的としたサイバー攻撃と判断した。同社が持つ国防機密がハッカーに狙われた可能性もある。実際に製品や技術に関する機密情報が漏えいしたかどうかは確認していないが、警察に届け出るとともに、侵入経路などを調査している。
今年4月にはソニーが不正侵入の被害に遭い、全世界で1億人以上の顧客情報が流出するなど、ハッカー集団によるサイバー攻撃は後を絶たない。企業の情報管理の徹底が求められている中、三菱重工の対応の甘さが問われそうだ。
ウイルスに感染したのは、原発プラントや潜水艦を製造する神戸造船所(神戸市)、ミサイル機器やロケットエンジンを作る名古屋誘導推進システム製作所(愛知県小牧市)などのサーバー45台とコンピューター38台。本社や研究所も含まれる。
三菱重工によるとウイルスは8種類。8月11日にサーバーが再起動を繰り返す異常が確認され、同22日にウイルス感染と判明。その後駆除を終えた。これまでに、コンピューター1台ごとに割り振られるネットワークアドレスの流出は判明したが、これ自体で大きな影響はないという。
情報収集衛星を搭載し打ち上げられたH2Aロケット19号機=鹿児島県南種子町で2011年9月23日午後1時36分、本社ヘリから山下恭二撮影
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は23日午後1時半すぎ、政府の情報収集衛星「光学4号機」を搭載したH2Aロケット19号機を、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げた。その後、衛星を無事分離し、打ち上げは成功した。
H2Aの打ち上げは、03年11月、情報収集衛星2基を搭載した6号機が打ち上げに失敗したのを最後に、13機連続の成功となった。
情報収集衛星は、北朝鮮などの軍事関連施設の監視を主な目的とする事実上の偵察衛星で、03年から打ち上げが始まった。カメラで撮影する光学衛星と、夜間や曇天でも監視できるレーダー衛星の2種類を各2基配備することを目指している。
光学4号機の開発費は約350億円。詳細な性能は安全保障上の理由から公表されていないが、地上にある60センチ程度の物体を識別できるとみられる。
当初、8月28日に打ち上げが計画されたが、ロケットの機器の不具合や台風15号の接近で延期されていた。
http://mainichi.jp/select/science/news/20110923k0000e040034000c.html
三菱重工へのサイバー攻撃が確認されたのは8月11日以前。そしてロケットの打ち上げは元々8月28日。そしてサイバー攻撃が公表されたのが9月19日。そして打ち上げが9月23日。
公表しないでいたのはセキュリティー体制を確立するまで待ったのか、あるいは偵察衛星すぐにとロケットへのウィルス感染の有無を確認できたからなのか。
あるいは発表すること自体、攻撃してきた相手に「攻撃されたのはわかった」と終えることなので秘匿にしておいたのか。
湾岸戦争時代からコンピューターウィルスは軍事的に利用されています。
湾岸戦争でCIAがイラク側に納入されるコンピュータを割り出しウィルスを仕掛けたことが情報戦争の元祖であるとされる。ただしイラク側が使い始める前に多国籍軍の砲撃でコンピュータ諸共破壊してしまっているので結局不発に終わっている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%88%A6
単なる偶然なのか。
真相は誰も教えないし、誰も語らない。それが情報戦。
攻殻機動隊のネタになりそうな話です。
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