ロシア海軍との共同訓練:ワリヤーグの偶然
ロシア海軍が海上自衛隊との共同訓練にやってきました。
戦闘訓練ではなく救難救助訓練だそうですが、そこでロシア海軍が派遣してきたのがミサイル巡洋艦ワリヤーグ。昔は「チェルボ・ウクライナ」と呼ばれていましたが、「ワリヤーグ」に改名となりました。
その前にソ連にはワリヤーグと呼ばれる軍艦がありました。
海上自衛隊との捜索・救難共同訓練に参加するロシア海軍のミサイル巡洋艦「ワリヤーグ」や給油艦「イルクート」など艦艇3隻が25日、京都・舞鶴東港に寄港した。12回目となる共同訓練は27、29両日、若狭湾などで行われる。
ロシア軍は今月、「ワリヤーグ」など20隻以上の艦艇が宗谷海峡を通過後、カムチャツカ半島沖のオホーツク海で大規模な軍事演習を行うなど日本周辺での動きを活発化させている。これに関し、ロシア海軍の太平洋艦隊艦艇団指揮官のジューガ・ユリエヴィッチ大佐は記者団に「(軍事演習は)一般の訓練の確認の一部と考えていい。宗谷海峡を通過するときは一般の船のように平和的に通行した」と語った。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110926/plc11092600130000-n1.htm
このワリヤーグの前、ソ連は空母「ワリヤーグ」の建造を進めていました。しかし資金不足で完成には至らず、建造は中止となり、中国に売却されました。中国では目下、ワリヤーグの艤装を進めています。(中国人民解放軍海軍、空母ワリャーグを中心とした4番目の艦隊を編成へ―SP紙)
今、極東の海には新旧2隻の「ワリヤーグ」が浮かんでいるという奇妙なことになっています。
ロシアとは中国の勢力拡大を阻止したいという方針で一致しています。協力できる部分はするといいでしょう。中国とロシアは国境を接していますし、中ソ国境紛争も起こってますから、中国を包囲するという意味では、ロシアも(韓国も)「敵の敵は味方」となりえるでしょう。
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