アイアンクロスでドイツで再び:歴史の流れに逆らってみる(壱)
ハーツオブアイアン・アイアンクロスは1932年(昭和7年)からプレイできます。ならば違うドイツを作ってみようという試みです。
歴史の流れに逆らってやるぜよ。
そもそも歴史の流れとは何かという話ですが、いかにして第二次世界大戦を回避するかということです。英米との対決を避けつつ勢力拡大を模索するということです。
姑息の何が悪い!
1933年のドイツ
軍艦のみを建造中。ヴェルサイユ条約下で十分な軍備を整備できないドイツ。
帝国議会が燃えた!有名な事件です。
でも我がヒトラーは独裁を強化しません。
改良型の真空管を開発だ!
ナチス以外の政党を禁止するかどうか
禁止しない方向で。
ザールブリュッヘン(白いところ)は国際連盟の直轄地になってます。クリックで画面拡大するとわかりやすいです。
ダンツィヒ(グダニスクではない!)も国際連盟の直轄地。
国際連盟を脱退するか?
しませんよ。国民不満度がガンと上がります。
この好戦民族が!
アドルフ・ヒトラー総統兼帝国宰相就任!
総統閣下のご尊顔が2つも。
フィッシャー・トロプシュ法へ投資!
人造石油を作るのだ!
古参将校を排除
1日8時間労働制を導入
独裁国家でも8時間制。今の日本は独裁国家でもないにねえ。
ルフトヴァッフェ(空軍)を新設!
この時に空軍機の設計図が手に入るのでそれまでは開発をあまりしないほうがいいかも。
東の壁(Ostwall)を整備
ドイツ再軍備化
ヴェルサイユ条約を破棄という選択もありますが、破棄しません。現行体制の制限下での拡張を目指します。
スイスの独立を保障するか?
保障しましょう。
中華民国に協力したら資源がもらえました。
日本に海軍技術者を派遣
オーストリアと同盟成立
アンシュルス(独墺合邦)で諸国を刺激しない方向で。
ポーランドとの経済協力
イタリアがエチオピアに攻め込みました。
ここでふと思いました。
そもそもドイツがバルカン半島やアフリカ戦線に呑み込まれて貴重な兵器や将兵を浪費したのはイタリアのムッソリーニのせいではなかったか?
ムッソリーニ、マジ調子乗ってる。
対ソ侵攻作戦をドイツ軍は「バルバロッサ」と称しましたが、バルバロッサとはイタリア王でありドイツ王であった神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世のことではないですか。
ならばバルバロッサ作戦はイタリアに対して行われて然るべき!
これならば英仏も手は出せまい。
次回に続きます。
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コメント
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記事とはあまり関係ないことなのですが、「すぐれた歴史シミュレーション」というのはどういうものなのでしょう。「リアルであること」を求めれば、「途中経過も結論もすべて史実と一致する」ものになるでしょうし、場合によっては、「プレイヤーの一存では、手駒でさえも自由に動かすことはできない」などということになるのかもしれません。しかしこれだとゲームとしてのおもしろさは・・・もちろん廃墟と化した首都の地下壕で愛人と自決することに、「滅びの美学」とでもいうべきものを感じて、うっとりするプレイヤーもいるのでしょうが。
投稿: hujisaki | 2011/09/04 17:16
hujisakiさん、どうも
すぐれた歴史シミュレーション
個人的には
程よいディテールの細かさとリアルと架空のバランスだと思います。
戦車ユニットが「戦車」では萎えます。
ハーツオブアイアンでは空母に実際にあった艦名がつきます。
パラメータがリアルで、ある程度史実イベントはプレイヤーの国は判断できると面白いでしょう。
ハーツオブアイアンの場合、史実と違う判断をしようとすると、メリットとデメリットがちゃんとあり、それが政治学的に正しそうという点でしょう。
ハーツオブアイアンの場合は、兵器好きにも面白いでしょうし、戦争ゲーム好きにも面白いでしょうし、開発マニアにも楽しめます。
自由度が極めて高いです。
投稿: 竹花です。 | 2011/09/04 17:59
なるほどバランスですか。ハーツオブアイアンはプレイしたことがないので評価できないのですが、これまでにプレイした戦略レベル、戦術レベルのシミュレーションゲームソフトは、どれもこれも「あまりにもゲーム的で、娯楽要素が強すぎるのでは」というものばかりでした。バランスが悪すぎたということでしょうか。もちろん、そう感じてしまうこちらのバランス感覚にこそ問題がある、という可能性もありますが。戦車ユニットが「戦車」では萎える、というのはおもしろかったです。わたしはボードゲーム歴が長かったので、ユニットが「歩兵」や「戦車」の兵科記号でもほとんど気にならないのですが、竹花さんは囲碁将棋よりもチェスのほうがお好きな口ですか。
投稿: hujisaki | 2011/09/04 18:52
>>独墺連合軍がイタリアに攻め込みます。
ワロタww
投稿: Haru | 2011/09/04 19:35
hujisaki さん、どうも
>あまりにもゲーム的で、娯楽要素が強すぎるのでは」というものばかりでした
ハーツオブアイアンはゲームじゃないです。あんまり攻めてばかりいると周囲の国にタコ殴りに合います。
Axis and Alliesというボードゲームはやりました。ハーツオブアイアンも兵科記号でプレイできますよ。ゲームがのろくなってきたら兵科記号に変えます。
お恥ずかしながら、囲碁も将棋もチェスも駒を動かせる程度です。
Haruさん、どうも
なんだかやってみたくなりました。
投稿: 竹花です。 | 2011/09/04 22:26
歴代神聖ローマ皇帝がまさに「神聖ローマ皇帝」という称号ゆえに、イタリアへの政治的野心をもちつづけたことがドイツにおける彼らの権力を弱め、ドイツの統一を遅らせることになったのだとか。
独墺同盟軍(独墺だと連合軍より同盟軍かな-もちろん第1次世界大戦からの連想-という感じ)のイタリア遠征というと神聖ローマ皇帝の例や第1次世界大戦が想起されるが、だとすると「歴史の流れに逆らってやる」というより、むしろ「先祖がえり」か? と、ここまで書いてひらめいた。この戦略は、もしかすると三国同盟を裏切ったイタリアへの復讐戦?
投稿: Wilhelm Ⅱ | 2011/09/04 23:57
Wilhelm Ⅱ陛下、どうも
>歴代神聖ローマ皇帝がまさに「神聖ローマ皇帝」という称号ゆえに、イタリアへの政治的野心をもちつづけたことがドイツにおける彼らの権力を弱め、ドイツの統一を遅らせることになったのだとか。
そうですね。骨折り損のくたびれもうけですね。
>歴史の流れに逆らってやる」というより、むしろ「先祖がえり」か? と、ここまで書いてひらめいた。この戦略は、もしかすると三国同盟を裏切ったイタリアへの復讐戦?
先祖返りと言えばそうですね。カノッサの屈辱から、三国同盟の裏切りまでドイツのイタリアへの恨みは数知れずです。
投稿: 竹花です。 | 2011/09/05 00:23
竹花さん、お久しぶりに書き込みさせていただきます。
竹花さんのAARを読ませてもらっていると、HOI2アイアンクロスは、史実要素(あり得たかもしれないIFも含めて)がかなり強化されている感じですね。その分、米帝様が異常に強く(史実通りだけどw)、枢軸側が状況をひっくり返すのが大変な感じで、歴戦の指揮官である竹花さんでも苦戦されるところを見ると、よりやり応えが増したと解釈するか、難しくなったと解釈するべきか。いや、多くのHOI2プレイヤーは困難を乗り越えることに、喜びを感じるマ…(ゲフン、ゲフン)なので、正当進化の作品なのでしょうね。
ただ、私には敷居が高く感じるので、昔に購入したまま、なんとなく積みゲーになってしまった、アルマゲドンから手をつけてみようかなと思っています。
追伸
史実において、ヒトラーもムッソリーニも、なぜ誇大妄想に憑かれたのか。後世の人間からすると、どうしてももっと他のやり方があっただろうに思ってしまいます。我が国もそうですが、なかなかそれぞれの理想通りにはいかないのでしょうね。
投稿: KT | 2011/09/05 00:35
KTさん、お久しぶりです
歴戦のというほどではなく、うまく戦えるプレイヤーならアメリカが参戦してもうまく戦えると思います。
>多くのHOI2プレイヤーは困難を乗り越えることに、喜びを感じるマ…(ゲフン、ゲフン)なので、正当進化の作品なのでしょうね。
それは大きいです。
今の中国の拡大がどうもバブルくさいように、ヒトラーもムッソリーニも自分たちは誇大妄想ではなく当たり前だと思っていたかもしれません。
投稿: 竹花です | 2011/09/05 08:42