アイアンクロスでドイツで再び:歴史の流れに逆らってみる(弐)
前回からの1932年から始まるのを生かして、ドイツが英米との対立を避けつつ勢力を拡大する方向を模索するこのプレイ。
本来は身内であるはずのイタリアに攻め込んだ次第。
ミラノで勝利!
敵軍がいません。まさか寝首をかかれるとは思わなかったかムッソリーニ!
フィッシャー・トロプシュ法の開発に成功!
イタリア北部を8割占領
ローマをめざして南進せよ独墺軍!
国民車フォルクスヴァーゲンを生産せよ!
ヒンデンブルク初飛行
ローマは間近だ!
欧米列強、誰も手を出してきません。これぞ孤立化させて攻め込むビスマルク外交の骨頂。
ローマを三方から攻撃すべくローマ周辺州をまず奪取。
ローマの戦いに勝利!
ムッソリーニが泣きついてきました。
ヴェルサイユ条約下のドイツの軍事力ではここで手を打つのが妥当でしょう。
ドイツとユーゴスラヴィアで物々交換協定
バルカン半島のゲリラ戦に悩まされぬように仲良くしましょう。
さあチェコスロヴァキアはどうなるか?ドイツ領にできるか?
ベルリンオリンピック開催!
誰もイタリア侵攻には目もくれません。
スペイン内戦への不介入協定
欧米との仲を保つために、ドイツはスペイン内戦には介入しません。イタリアとの関係は悪くなりますが知ったことか!
しかし国民の不満は募る一方!
ヒトラーが共産主義を非難する演説
この人だけは選択しなし。どうにもならないということでしょうか。
チェコスロヴァキア領内でソ連軍機が活動するのが問題だと煽る。
金本位制を停止
工業力が上がります。経済の勉強にもなるハーツオブアイアン。
独伊枢軸同盟をイタリアが求めてきました。
そんなにドイツが好きなのか?あるいはドMなのか?
締結拒否!
ドイツ河川の水利権を取り返すか?
いやいや国際組織に委ねましょう。
ヒンデンブルク号が爆発!
ユーゴスラヴィアと軍事同盟締結!
ベルギーの領土を保障
チェコスロヴァキア・ズデーテン地方の自治権を供給。
ヒトラー閣下の生存圏拡張演説
どんなに友好関係を維持しようとしてもヒットラーが邪魔をする。買えちゃえばいいのか?
アフリカの植民地を要求
またもやヒトラーの演説
チェコにいるドイツ系住民を守っちゃる、とは言わせない~。
トート機関設立!
建設、建設、建設だ!
メキシコの石油獲得
ミュンヘン会議!
チェコスロヴァキアを頂戴つかまつる!
ズデーテン地方を獲得!
ハンガリーのチェコに対する領有権問題
解決しましょう。
チェコスロヴァキア解体!
スロヴァキアを属国化!
これは歴史に逆らわずに領土を拡大。
ここは英仏と対決。どこに向かうのかドイツ。
スカンジナヴィア諸国との不可侵条約
これは選択しなし。
第二次世界大戦を引き起こさないように勢力拡大を目指します。
どうしても戦争をさせたいか。
その怒りをイタリアにぶつけよう!
今度はちょっと頭を使って包囲戦術。
と余裕をかましていたらイタリア北部にイタリア軍が上陸!
主力は南進している状況!どうする!
とりあずローマを再占領!
イタリア半島中南部のほぼすべてを占領
北部に対しては南部戦線より部隊を抽出してジェノヴァを全力で占領して敵補給路を絶ってからフランスを壁にして包囲殲滅。
包囲しましたよ~
1940年、イタリア半島およびシチリア島を完全占領。
属国化も考えましたが、オーストリアを大きくする戦略へ。
なぜか?
皇帝バルバロッサの作戦が成功した今、次にハプスブルク帝国の復活である!
どうするのか?ハプスブルク家は政略結婚で領土を拡大しました。ならば同盟を使って勢力拡大です。
イタリアが泣きついてきました。
良かろう。
枢軸陣営の勢力図(明るいところ)
オーストリアが歴史以上に領土を拡大しているではないですか。
次回に続きます。
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独墺同盟軍のイタリア蹂躪をフランスが座視するだと?そんなのフランスの安全保障上ありえんではないか!第三共和制の戦争恐怖症は史実どおりではあるのだが、ここまでくるとシステムに欠陥でもあるのかと思えてくる。
投稿: Napoleon Ⅲ | 2011/09/11 18:27
Napoleon Ⅲ陛下、どうも
>独墺同盟軍のイタリア蹂躪をフランスが座視するだと?そんなのフランスの安全保障上ありえんではないか!
ご明察でございます。
先回りされてしまいました。
なぜここで止まっているかお察しください。
投稿: 竹花です。 | 2011/09/11 20:26
このゲームの内政システムはどうなっているのだろうか。
ここまでの展開からすると、「ドイツはオーストリアの領土拡大のためにアルプス越えの大遠征を敢行した」となりそうだが、これはヒトラーのハプスブルク家嫌いと辻褄が合わない。
しかしそれはいい。問題はそんなことより内政面で、これだと党内部だけでなく、国民の間にまで「ヒトラーはしょせんオーストリア人だから、オーストリアのためにドイツを利用しているのではないか」という疑念や不満が沸き起こる可能性が大きいのでは。
イタリア処罰戦役が終了し、欧州もようやく本格的にきな臭くなってきたようですな(ちょっと遅すぎるような感もなきにしもあらず)。やはり英仏との対決は不可避のようだが、ポーランドに手を出さなければ二正面作戦の悪夢は回避可能か。まさかポーランドが英仏に義理立てして対独宣戦なんてことには・・・
投稿: Wilhelm Ⅱ | 2011/09/11 23:25
Wilhelm Ⅱ陛下、どうも
ヒトラーの能力的なものは能力値やイベントで特徴付けがされていますが、さすがに「ハプスブルク家嫌い」はないです。
>ヒトラーはしょせんオーストリア人だから、オーストリアのためにドイツを利用しているのではないか」という疑念や不満が沸き起こる可能性が大きいのでは
そういうゲームシステムは面白いですね。
オーストリア軍の指揮権はドイツが握っているのでオーストリアのドイツに対する不信感が高まっています。
すでにポーランドと英仏は同盟関係にあり、アメリカも連合国に加わり、日本は連合国にケンカを売ってます。
投稿: 竹花です。 | 2011/09/12 02:03
押忍!
自分はドイツの南進策には反対であります。失礼ながら「歴史を変えてやる」という気分が強く、政戦略の純度が低すぎるように思えます。これにつき、僭越ながら存念を述べさせていただきます。
歴史上のあらゆる可能性を試してみるというのも一興ではありますが、歴史的にちょっとありえないようなことをするのはあまりにも奇を衒いすぎ、かえって興を殺ぐことになると考えます。
自分なりに整理すると、ヒトラーの戦略は、
①ヴェルサイユ体制の打破
②反共
③生存圏の確立
であります。このうち③は①、②が達成されればそれについてくるもので、たとえば1930年代には、①の具体策であるオーストリア併合やチェコスロバキアの解体によってドイツは領土を拡げています。②については1941年にソ連の打倒に成功していれば、東方に一大生存圏を築くことができたでしょう。よって重要なのは①、②で、③は副次的なものと位置づけられます。
そこでイタリア遠征ですが、これは反共を掲げる国家同士の潰しあいですから、②には明らかに反しています。戦勝国への復仇という意味でなら①と考えることもできますが、史実においてヒトラーのねらいはイタリアとの提携によって対独包囲網を切り崩すことにあり、これがすなわち①につながってくるわけですから、歴史上の諸条件からみてイタリア遠征はありえないと考えます。さらに征服地はオーストリアに進上しているわけですから、副次的な位置づけである③すら満たされていません。
と、ここまでは歴史的諸条件からの問題ですが、つぎは戦略との整合性であります。
今回のプレイにあたっての戦略は、西側諸国との対決を避けつつ、ドイツの勢力範囲を拡大する、ということのはずであります。イタリアへの侵攻はフランスを刺激し、その軍事介入をほぼ必然的に招くであろうことは、19世紀の欧州史を知る者なら容易に想像できるでありましょう。つまりフランス、さらにはその同盟国たるイギリスとの対決を覚悟しなければイタリア侵攻などとてもできない相談で、これは明らかに当初の戦略に反しております。
以上、歴史的諸条件および戦略上の理由から、イタリア侵攻は政戦略上の純度が低いと考えた次第であります。
それではどうすればこれらの問題を解決できるかということでありますが、これについては腹案があります。
南進ではなく東南進、すなわちチェコスロバキア経由で東欧、バルカン半島に進出するという主攻勢と、東プロイセンからバルト三国を攻略するという助攻の併用であります。もちろん助攻はやめて主攻勢のみでもよいと考えます。
史実からみてチェコスロバキアが英仏に見殺しにされることは確実であります。東欧やバルカン半島への侵攻も、ポーランドましてやイタリア侵攻ほどには英仏を刺激しないでしょう。これならば旧オーストリア・ハンガリー帝国領の占領によって前記①および③が達成され、さらにここを策源地とすることによって、来るべきボルシェビズム打倒に備えることもできます。
さらにヒトラーのみならず、ドイツの領土的野心が伝統的に東方に向いていたことを勘案すれば、南進策よりも歴史的な説得力は強いともいえると考えます。
ほかにもっと優れた戦略があるでしょうが、残念ながら自分の企画力ではこのあたりが限界であります。長文にて失礼いたしました。
敬礼!
投稿: 事故厨 | 2011/09/14 00:38
事故厨さん、どうも
上段の話はごもっともです。
イタリア侵攻は「愚行」です。愚行の面白さをご理解いただければ幸いです。ムッソリーニはもともとヒトラーを批判していたので、ヒトラーがキレたとも考えられます。
19世紀と1930年代の決定的な違いは「民主主義」の台頭にあります。バランスオブパワーで外交が動くのではなく、国民感情(と彼らの主義主張)に縛られます。フランスは意外と動きません。ファシストが大変嫌いのようです。
一応、ドイツのイタリア侵攻は、イタリアがエチオピアに侵略したときと、アルバニアに侵攻したときを狙っています。
オーストリアに領土を与えているのは、これはあくまでゲームの話ですが、ドイツの好戦性を抑えるためです。好戦性が高いと他国との同盟を締結しにくくなります。オーストリアには「鉄砲玉」になってもらっています。
仰るとおり東欧やバルカン半島への侵攻は英仏を刺激しないと思います。それは面白いです。プレイされるといいと思います。
投稿: 竹花です。 | 2011/09/14 02:00