ギリシャの中心でデモを叫ぶ共産系団体
ギリシャ政府が破綻しかけているというのにデモをする共産党系団体。
ギリシャを破綻させて世界経済を混乱に追い込み(すでにイタリアの格付けが3ランク下がり)、レーニンが夢見た世界革命でも起こすつもりなのでしょうか。
ギリシャは緊縮財政に反対する国家公務員による全国規模のストに突入し、鉄道や航空便がストップし学校が閉鎖されたほか、多くの労働者が街頭でデモを行っている。
アテネ中心の広場には公務員、年金生活者、学生らが「富裕層が支払うべき」などと書いたプラカードを持って集まっている。共産党系の団体は、中心部のシンタグマ広場に向けて「雇用も権利もない。上司のために犠牲になるな」などと叫びながらデモ行進している。今回のストは公務員を中心としており、デモを除けばアテネ市内は平静。19日には民間部門も参加した大規模なゼネストが予定されている。
ギリシャの労働力の20%程度を占める国家公務員は憲法によって職が保障されるなどの特権を享受しており、民間セクターからは批判の声もでている。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK052001920111005
共産党に辞めさせるなとデモるなら、仕事を創出しろと言いたい。お父さんに小遣いをせびる息子のようです。
ギリシャの破綻危機はドイツが大きな原因らしいです。
ユーロは不完全な通貨だった。通貨ユーロにとって中央銀行は存在したが、中枢となる財務省は存在しなかった。ユーロ制度の設計者らはこの欠陥に十分気づいてはいたものの、必要が生じれば、次の一歩を踏み出すための政治的意思が高まるものと信じていた。
しかし、そうはならなかった。ユーロには、設計者らが気づいていなかった別の欠陥があったからだ。彼らは「金融市場は自らの行き過ぎを修正できる」という誤解のもとで働いていたため、公的部門の行き過ぎを抑制することだけを意図したルールが作られた。そしてこの点についても、主権国家による「自己検閲」にあまりにも依存しすぎた。
もっとも、行き過ぎが生じたのは主として民間部門だった。欧州各国の金利が収斂していくことで、実体経済の乖離が進んだ。弱小国では金利の低下で住宅バブルが膨らんだのに対し、欧州最強の経済を誇るドイツは、統合コスト負担のために財政緊縮を強いられた。一方、金融部門では、不健全な金融商品と劣悪な融資慣行が蔓延していった。
東西ドイツの統一の完了により統合プロセスを支えていた最大の勢いは失われ、金融危機により分裂のプロセスが始まった。決定的な瞬間が訪れたのはリーマン・ブラザーズ破綻の後である。各国当局は、これ以上、システム上重要な金融機関を破綻させることはないと保証しなければならなかった。ドイツのアンジェラ・メルケル首相は、EU共同保証は行うべきではなく、各国が、自国の金融機関について保証しなければならないと主張した。これが今日のユーロ危機の根本的な原因である。
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/diamond-20110722-16/2.htm
ドイツは皇帝ヴィルヘルム2世、ヒトラーに続いて三度ヨーロッパを滅亡の縁に追いやるのでしょうか(戦前の日本と同様にそれだけの影響力があるともいえます)。
日本の場合、ギリシャほど公務員は多くありません。自衛隊員なども含めた国家公務員給与の総額は2009年の時点で6兆円。総予算の6%だそうです。
http://okwave.jp/qa/q5628389.html
しかし多すぎるのは困ります。公務員を減らすには、規制緩和を行い、二重行政をやめて公務員の仕事を減らさないと無理です。
朝霞の官舎建設費は105億円。人件費から考えたら微々たるものです。官舎をあてがって給与を下げた方が合理的です。
これで国会でもめるのは時間と金の無駄。というのも。
臨時国会の1日あたり費用 議員1人で20万円、合計4億円
ですよ。
ホントに財政を考えるなら給与を貰ってるんですから議員はタダでやれと。
« SONGS エリック・クラプトンはいい | トップページ | スティーブ・ジョブズが逝去 »
「ニュース」カテゴリの記事
- 豊洲市場でシアン化合物を検出、シアン化合物とは(2016.09.21)
- 阿蘇の道路が切れて1.5mくらい隆起。(2016.04.16)
- 地震を起こす日本の主な活断層と主な河川(2016.04.16)
- 福島原発事故の時の某首相の漫画(2016.03.11)
- パリで連続テロ攻撃 60人以上死亡が確定 (2015.11.14)
コメント