爆笑問題のニッポンの教養 中国で最も有名な日本人 加藤嘉一

加藤嘉一という人、ザブングルの加藤に似ています。

なかなか面白い話でした。

確かに太田が言ってたみたいにこの人は、中国におけるデーブ・スペクターみたいな感じなんでしょうか。自分たちの言いたいことを言ってくれる外国人みたいな。

中国人相手の講演会で、80年代以降生まれの人はしつけがなってない、中国のサッカーと同じでなにもかも間違っている！って言って中国人が笑ってました。

中国人は個人主義が強くて金持ちに対する嫉妬心はわかず、逆にがんばろうと思う。中まあはずれがない（そもそも仲間という意識がないからでは？）面子は大事。

その一方で「暇人」という働かず、国家経済にまったく貢献しないで楽隠居のような生活を送っている人が2億人いるという。それが中国に社会的な安定をもたらしている。

なるほどアリ社会の「働かないアリ」ですか。

中国は日本よりネット社会で、高速鉄道脱線事故以降、情報伝達の主導権が共産党から民衆に移って報道統制が効かなくなってきたといってます。ということはデマもえらい勢い拡散するという裏の面もありますね（日本でいえば放射能のウソとか）。特に日中関係とかこじれたら厄介そうです。

胡錦濤主席は頭の中が精密機械のように働いている感じがする。鳩山元首相とはえらい違います。13億人を統治する難しさを感じだと。

去年、中国で流行った言葉

おれの父親は李剛だ

http://blog.livedoor.jp/yu_ps13/archives/51152490.html

自分の父親は李剛という公安幹部だから、酔っ払いの人身事故なんか起こしてもみ消してもらえるという、体制に対する皮肉なんだそうです。

干鍋は美味そう。

香港から来たという女性、ところどころ英語になってました。あれが普通なんでしょうか。

中華思想の意味がわかりました。中国人はあまり国のことを考えていない（官僚は死にものぐるいでがんばっているけれども）。あるのは自分と文明。それは中国は国家ではなく、古来から連綿と続き、これから世界に広がっていく文明と考えているんですね。キリスト教世界とかそういう感じなんでしょうかね。

格差なんか気にしないけど、アメリカや日本に対してコンプレックスをもっているのは中華思想というか中華文明という概念に根ざしているのかもしれません。

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こういう人の意見は貴重です。