2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

« 2011-2012年末年始のテレビ | トップページ | 坂の上の雲 第11回 二〇三高地 その5 (適当に画像とか感想とか入れつつ) »

2011/12/16

坂の上の雲 第11回 二〇三高地 その4 (適当に画像とか感想とか入れつつ)

そこから旅順港は見えるか!?

見えま~す!丸見えであります!

乃木から第三軍を預かった児玉が第三軍の参謀陣をしかり飛ばして、重砲を陣地転換させ、二八サンチ榴弾砲を援護射撃に使いようやく二〇三高地を確保します。

坂の上の雲、第11回のクライマックスです。

以下は命令であると児玉源太郎が第三軍の参謀陣を前にして口を開いた。
Onesegpc_20111216_14290006
大山閣下の指示により、乃木軍司令官の相談役にあずかることになった。攻撃計画の変更を要求する。まず一つ、二〇三高地占領を確保するため、速やかに重砲隊を移動して、これを高崎山に陣地変換し、もって敵の回復攻撃を顧慮、椅子山制圧に任ぜしむ。

Onesegpc_20111216_14262292
乃木は黙って座っている。

沈黙する。

寒風が吹き、司令部の扉が開く。
Onesegpc_20111216_14282204

奈良参謀が周りを見回して意見した。

重砲陣地の速やかな移動などは不可能であります!
Onesegpc_20111216_14290760

児玉が奈良を睨む。

Onesegpc_20111216_14305685
重砲陣地の速やかな転換と集中ができなければ、この戦そのものが負けるんが、わからんのか?

奈良は反論できなかった。

命令!二四時間以内に重砲の陣地転換を完了せい!

はっと奈良が座る。

二つ、二〇三高地占領の上は二八糎榴弾砲をもって、一昼夜一五分ごとに連続砲撃を加え、敵の逆襲に備うべし。
Onesegpc_20111216_14354710

佐藤参謀がキツネにつままれたような顔で立ち上がる。
Onesegpc_20111216_14354525
それを見ているのは海軍の連絡将校。

Onesegpc_20111216_14372656
二八糎砲をもって 一昼夜一五分間隔でぶっとおしに二〇三高地に援護射撃を加えよと仰いましたか?

うむ、言うたと児玉は揺るがない。
Onesegpc_20111216_14372309

Onesegpc_20111216_14410331

となれば、味方を撃つ恐れがあります。恐れというよりその公算大でありますと佐藤。

そこをうまくやれと児玉。

乃木は黙って聞いている。
Onesegpc_20111216_14385953

佐藤が叫ぶ。陛下の赤子(せきし)を陛下の砲をもって撃つことはできません!
Onesegpc_20111216_14390885

児玉が烈火のごとく怒りをぶちまけます。
Onesegpc_20111216_14393742
(佐藤を静止しているのは28サンチ榴弾砲の敷設隊の隊長かな?)

陛下の赤子を無為無能の作戦によって、徒に死なせてきたんは誰か!

これ以上、兵の命を無益に失わせんよう、ワシは作戦転換を望んじょるんじゃ!

Onesegpc_20111216_14410331
援護射撃は、なるほど、玉石(敵味方)ともに砕くじゃろう。

Onesegpc_20111216_14422335
じゃが、その場合の人命の損失は、これ以上、この作戦を続けて行くことによる、地獄に比べれば、はるかに軽微じゃ!

今までも何度か歩兵は突撃して山上に取りついた。その都度、逆襲されて殺された。その逆襲を防ぐんじゃ。防ぐ方法は、一大巨砲をもってする援護射撃以外にはない!

援護射撃は危険じゃっちゅうその手の杓子定規の戦略で今までどんだけの兵が死んできたんか…

Onesegpc_20111216_16225446_2

(児玉が嗚咽を漏らすところで、いつもは居丈高に振る舞う児玉が、鬼の目にも涙だなとぐぐっときました)

諸君は昨日の専門家であるかもしれんが、明日の専門家ではない!

Onesegpc_20111216_14444534

戦争が今、作戦の変更を命じておるんじゃ。

Onesegpc_20111216_14460792

Onesegpc_20111216_14463195

大迫さん、
Onesegpc_20111216_14464776

ああ、閣下でございましたか。
Onesegpc_20111216_14471248

北海道の兵は強いらしいなと児玉が聞く。

さようでございますと大迫第7師団長。
Onesegpc_20111216_14482568
強うございましたと大迫が涙ぐむ。一万五〇〇の兵が一〇〇〇人になってしまいました。

Onesegpc_20111216_14485526
児玉はただ黙って事実を受け入れた。

二八糎榴弾砲の射撃が始まる。
(動作が細かい)

Onesegpc_20111216_14485960_2

Onesegpc_20111216_14490921

Onesegpc_20111216_14493004
弾を込め

Onesegpc_20111216_14493945
尾栓を閉めて

Onesegpc_20111216_14494678
五八度!

Onesegpc_20111216_14495593

Onesegpc_20111216_14500020

Onesegpc_20111216_14500167

二〇三高地に降り注ぎ、炸裂する二八センチの巨弾。
Onesegpc_20111216_14501321

Onesegpc_20111216_14501701

榴弾砲の轟音の中、塹壕で待機する日本兵。
Onesegpc_20111216_14502115


前進の号令がかかる。
Onesegpc_20111216_14503550

兵たちが身を屈めながら歩き出す。
Onesegpc_20111216_16375689

二八糎榴弾砲の猛砲撃は戦艦三笠からも見えた。

Onesegpc_20111216_14513292

Onesegpc_20111216_16413751

なんちゅう数じゃ…島村参謀長は驚嘆する。 

Onesegpc_20111216_14510759

猛砲撃を受ける二〇三高地内ロシア陣地
Onesegpc_20111216_14513898

Onesegpc_20111216_14514045

旭日東天に朝する時、すなわち名誉ある連隊旗が赫々(かくかく)として敵塁に翻る時を祝す。
Onesegpc_20111216_14514859

Onesegpc_20111216_14535034

Onesegpc_20111216_14535314
ここに謹んで告別の敬意を表す!

Onesegpc_20111216_14541695

(連隊旗を置いていくということですか。つまり全滅を覚悟する。兵士たちはだから旗を見ているのでしょうか)

村上連隊長が下令する。今より突撃を実行する!
Onesegpc_20111216_14542248

Onesegpc_20111216_14571170
決別!この二文字の他に言うべき言葉はない!骨の捨て場所は戦(いくさ)場じゃ!

突撃ィ!
Onesegpc_20111216_14580878

Onesegpc_20111216_14581178

Onesegpc_20111216_14581571

Onesegpc_20111216_14581804

Onesegpc_20111216_14582112
(突撃ラッパ)

Onesegpc_20111216_14582867

Onesegpc_20111216_14583114

Onesegpc_20111216_14583434

Onesegpc_20111216_14583540

Onesegpc_20111216_14584187

Onesegpc_20111216_14584381

撃つな俺たちを撃つな!
Onesegpc_20111216_14584675

Onesegpc_20111216_14584748

Onesegpc_20111216_14584807

Onesegpc_20111216_14585175

Onesegpc_20111216_14585289

Onesegpc_20111216_14585362

行け!行け!
Onesegpc_20111216_14585789

Onesegpc_20111216_14590117

Onesegpc_20111216_14590570

Onesegpc_20111216_14590843

Onesegpc_20111216_14591337

Onesegpc_20111216_14592365

Onesegpc_20111216_14592639

Onesegpc_20111216_14593285

Onesegpc_20111216_14593439

Onesegpc_20111216_14593673

Onesegpc_20111216_14594300

Onesegpc_20111216_14595428

Onesegpc_20111216_15002785

Onesegpc_20111216_15002925

Onesegpc_20111216_15002951

Onesegpc_20111216_15003606

鉄条網を破った。敵は目前。

Onesegpc_20111216_15005081

敵陣地に日本兵が殺到する。

Onesegpc_20111216_17161154

そして白兵戦。

Onesegpc_20111216_15010389

Onesegpc_20111216_15014979

Onesegpc_20111216_15015020

露軍機関銃陣地にたどり着いた。
Onesegpc_20111216_15015353

陣地内のロシア兵を制圧
Onesegpc_20111216_15020214

ついに何千何万の日本兵の吸ってきたマキシム機関銃を奪取した!

Onesegpc_20111216_15023692

Onesegpc_20111216_15030821

Onesegpc_20111216_15031042

Onesegpc_20111216_15031581

Onesegpc_20111216_15032142

Onesegpc_20111216_15033210

Onesegpc_20111216_17224939

Onesegpc_20111216_15035379

Onesegpc_20111216_17232537

Onesegpc_20111216_17232651

二〇三高地の山頂に日章旗が確かに翻った。

Onesegpc_20111216_15041771

Onesegpc_20111216_15042465

電話線を持った兵士が山頂へと走る。

Onesegpc_20111216_15044140

電話がつながった。

Onesegpc_20111216_15050982
こちら二〇三高地山頂!高崎山応答ねがいます!

そこから旅順港は見えるか!
Onesegpc_20111216_17291614

Onesegpc_20111216_17292570

Onesegpc_20111216_17293304

Onesegpc_20111216_17294185

Onesegpc_20111216_17321312
見えます!丸見えであります!

Onesegpc_20111216_17322887

各艦、一望のもとにおさめることができま~す!

(何度見ても泣けます)

Zz

Onesegpc_20111216_17323293

Onesegpc_20111216_17325276

二〇三高地からの指示により二八糎榴弾砲は旅順港に停泊するロシア艦隊めがけて咆哮をあげる。

Onesegpc_20111216_17400468

Onesegpc_20111216_17404520

一緒に行こうという乃木の誘いを、児玉は腹が痛いといって断る。

Onesegpc_20111216_17413510

そして副官の田中に歯が痛いので軍医を呼ぶように言う。

痛いのは腹ではと聞き返す田中に、両方だと児玉は答え、Onesegpc_20111216_17424407
占領地巡視は軍司令官の役目じゃ。もはやもうワシの用はなかろうと付け加えた。

乃木が二〇三高地に登る。
Onesegpc_20111216_17445778

どうもご苦労じゃったと乃木は村上連隊長をねぎらった。
Onesegpc_20111216_17453440

Onesegpc_20111216_17455556
多くの立派な兵を亡くしました。

うむと言って乃木は去った。

Onesegpc_20111216_17463120

二〇三高地はすでにおさえた。乃木希典日記の11日の項に「風有り、烈寒 零下一〇度」とある。

Onesegpc_20111216_17542731

この朝、柳樹房の軍司令部を出るとき、観戦員の志賀重昂が玄関まで送ってきた。外は烈風に雪がまじっていた。乃木は庭へおりてからふと引き返し、志賀の掌に紙片を握らせた。高名な爾霊山の死である。

Onesegpc_20111216_17561467

爾靈山嶮豈難攀 (爾霊山の険豈に攀(よ)ぢ難からんや)
男子功名期克艱 (男子功名克艱(こかん)を期す)
鐵血覆山山形改 (鉄血山を覆いて山形改まる)
萬人齊仰爾靈山 (万人斉(ひと)しく仰ぐ爾霊山(ニレイサン))

Onesegpc_20111216_18124442

二〇三(ニレイサン)という標高をもって、爾(なんじ)の霊の山という。この山で死んだ無数の霊に乃木は鎮魂の想いを込めて、この3字で呼びかけ、しかも結の句で再び、爾(なんじ)の霊の山と呼ばわりつつ、詩の幕を閉じている。

Onesegpc_20111216_18164046

この11日の午後、二〇三高地で死んだ次男、保典の遺骨と遺品が軍司令部に届けられた。乃木のこの11日の日記にはただ、「保典 遺骨遺物ヲ送リ来ル」と記されている。

Onesegpc_20111216_18182890

Onesegpc_20111216_18193992

乃木希典が二〇三高地の坂を登り、将兵が命を賭して得たその頂から見上げた空には、一朶の雲。

乃木の次男、保典が最期に見た空を想って見たのでしょうか。

二〇三高地に散った将兵がすべからくこの雲を掴んだと信じたい。

ここで実質、第11回 二〇三高地 終わりです。

続いて、予告みたいな残り五分。

« 2011-2012年末年始のテレビ | トップページ | 坂の上の雲 第11回 二〇三高地 その5 (適当に画像とか感想とか入れつつ) »

映画・テレビ」カテゴリの記事

戦争・軍事関連」カテゴリの記事

坂の上の雲」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 2011-2012年末年始のテレビ | トップページ | 坂の上の雲 第11回 二〇三高地 その5 (適当に画像とか感想とか入れつつ) »

記事検索できます

最近のトラックバック

フォト