沖縄海兵隊のグアム移転費全額削除 米両院軍事委

そして危険な普天間基地だけが残ったという洒落にならない話。

誰が得をしているのか？　

沖縄海兵隊のグアム移転費全額削除　米両院軍事委

米上下両院の軍事委員会は１２日、在沖縄海兵隊のグアム移転費を、２０１２会計年度（１１年１０月～１２年９月）の国防権限法案から全額削除することで合意した。オバマ米政権は、移設に伴う施設建設などにかかる費用約１億５６００万ドル（約１２３億円）を要求していた。法案は近く両院で可決する見通し。

　米議会が在日米軍再編計画の大きな柱と位置づけられているグアム移転費の削除を決めたことは、連動する米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の移設も含む再編計画の行方に影響を与えそうだ。

　グアム移転費をめぐっては、下院は移転が日本との国際約束であることなどを理由に政府の要求を全額認めていたのに対し、上院は全額削除を求めていた。このため両院で一本化の作業が続けられ、上院側の意向が全面的に通った形となった。

http://www.asahi.com/international/update/1213/TKY201112130160.html

現在アメリカの下院は共和党が握っていて、上院は民主党が握っています。そしてオバマ大統領は民主党。

なのに上院が今の日本（沖縄）は基地移設ができないと見限りましたか。

中国が強大化してきているし、アメリカ政府は予算カットを迫られているしで、このまま海兵隊を沖縄に残した方がいいという計算がありそうな気がしてきました。

「ウチとしては移転したいんだけど、沖縄の人たちがダメだって言うからさ。弱ったなぁ～（笑）」みたいな。

防衛省沖縄防衛局長の暴言は更迭当然。でもそれと基地移設は別問題なんですけどね。そのあたり、日本の防衛戦略を含めて沖縄県知事に聞いてみたい。

そういえば自民党の石原幹事長がアメリカを訪問していますが、この件も関係あるのかどうか。