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2011/12/10

福島原発の最大の被害は放射能トラウマ

現地調査によるとチェルノブイリに比べて福島の人たちの内部被曝は圧倒的に低く、放射能に対する過度な恐怖で健康を害している人が現地には多いそうです。

SYNODOS JOURNAL 南相馬市の健康被害と放射能トラウマ 小松秀樹

(以下抜粋)

■坪倉正治医師たちによる調査の意義

慢性被ばくで、これまで報告されたなかで最大の被害は、チェルノブイリの小児の甲状腺がんです。放射性ヨウ素が原因だとされています。ただし、南相馬市立病院の及川友好副院長や坪倉医師たちによる内部被ばくの調査では、チェルノブイリの住民に比べて、福島の住民の内部被ばくが圧倒的に少ないことが分かりつつあります。放射性ヨウ素は半減期が短いため、坪倉医師によると、南相馬でWBCによる内部被ばく調査がはじまった時点で、すでに観察できなくなっていました。

チェルノブイリでは、食糧不足、流通体制の不備などのため、食糧は自給自足でした。このため、事故後も、汚染地域で生産された食物を食べざるを得ませんでした。これによって、内部被ばくが継続した可能性が指摘されています。日本では、食品の検査と、出荷制限が比較的厳格に実施されています。放射性同位元素の体内への取り込みは、事故後の一時期に集中したと思われていますが、継続的調査が必要です。データとして、チェルノブイリと福島の違いがきちんと検出できれば、 状況を落ち着かせるのに役立ちます

■放射能トラウマ

福島の原発事故で、慢性被ばくによる明らかな被害は現在のところ認められていません。しかし、避難などによる生活の変化や、被災後の報道を含めた社会からの影響は、すでに深刻な健康障害をもたらしています坪倉医師は、避難生活での偏った食事、運動不足、薬剤不足などにより、高齢者の多くに健康被害が生じたと 話していました。実際に坪倉医師の調査では、避難によって、特別養護老人ホームの要介護者の単位日数当たりの死亡率が4倍に上昇したことが分かっています。

坪倉医師は、健診や健康相談で、一人当たり30分の時間をかけて、生活の状況や心配事を丁寧に聴いています。これまで大勢から話を聴いて、原発事故による最大の被害は、子どもの放射能トラウマだと確信するようになったそうです。しかもその多くは、大人の放射能トラウマによる二次的放射能トラウマだそうです。年齢が低いほどトラウマの程度が強い印象があるとのことです。

たとえば、女子高校生が将来子供を産めないと話しているということまで伝わってきます。さらに、鬱状態になった大人がつらく当たって、子どもに身体症状を伴うような深刻な影響が生じる事例が目につくそうです。坪倉医師は、報道などによる扇情的な声が、この地域に、放射能汚染そのものを超える大きな害をもたらしていると感じています。

医師でもある立谷秀清相馬市長も、子どもの放射能トラウマが、地域の最大の問題だと考えています。それは結果として、子どもたちと 地域社会の将来を奪うことにもなりかねません。

■「除染の限界」を踏まえた対策を

除染の必要性が叫ばれていますが、除染について、経験のある専門家がこれまでいたわけではありません。表土を削る、草を刈る、堆積した枯れ葉を片づける、側溝の泥を片づけるといった対策を実施します。その前後で線量を計測し、作業の除染効果を確かめます。

このような作業を繰り返して、ようやくノウハウが蓄積されてきたそうです。南相馬市原町のよつば保育園の除染では800回線量を測定しました。(「よつば保育園の除染結果報告」 http://medg.jp/mt/2011/09/vol269.html#more)線量は一様ではなく、ちょっとした水たまりや、側溝などに高い線量のところがあります。坪倉医師は、完璧な除染が不可能なこと、現実的には日常生活の場を多少除染する程度しかできないこと、また、南相馬市の人が住んでいる地域では、それで十分であろうことを説明してくれました。

坪倉医師は、妊婦のいる家を除染し、「南側庭面の表土を5㎝除去し、庭の端に集め表面を土で覆った」とメーリングリストで知らせてくれました。この程度が、人の住んでいる地域の現実的な除染です。

原発に隣接した高度汚染地域で除染が可能とは思えません。少し離れた飯館村のような汚染の強めの地域での除染をどこまで実施するのかは、難しい問題だと思います。樹木と草を根こそぎ取り除き、山や河川敷を含めて表土をどけると、大量の汚染ごみが生じます

■病院倒産による健康リスク

生活上のリスクは、放射能以外にも、さまざまなところにあります。たとえば、南相馬のすべての民間病院は、原発事故にともない、大幅な減収になりました。しかし、減収分を補償されていないので、倒産する可能性が高いと考えられています。

南相馬市立総合病院も、医師や看護師が離職したため、震災前に比べて、稼働病床数が激減しました。もともとの人口は7万1千人でしたが、原発事故後、1万人まで減少しました。徐々に住民が戻り、8月段階で4万人になっています。しかしスタッフの数が足りず、入院診療サービスの提供が住民数に比して、圧倒的に足りていません。

病院の減収分と、巷間伝えられている除染の費用は、けた違いに後者が大きいのです。少なくとも、現時点では、大規模な除染費用のごくわずかな部分を、病院につぎ込むだけで、住民の健康に関するリスクを減少させることができます。現状をみると、期限つきで、資格を持った医療従事者の給与を50%上乗せするぐらいのことをしないと、必要な医療が提供できるようになりません。放射能ということばに惑わされずに、実在するリスクを冷静に比較して対応しなければなりません。(初出MRIC、シノドス再編)。

鬱の人には不用意に説得や説得はしない方がいいそうです。

うつ病の人との接し方:接し方に悩む家族、友人、同僚のために(心理学総合案内こころの散歩道)

悩みを大したことがないと否定したり、不用意な説得、反論、解釈、お説教等をしないようにしましょう。うつの苦しみは、健康な人が外見から想像する以上に大きいのです。

「情弱」とか言ってはいかんということです。危機感を煽るのは持っての他ですが、怖いと思っている人にオプションを示すことも重要でしょう。でないと不安感が逆に高まる負の連鎖を起こすのではないでしょうか。

現状を見て世の中が落ち着けば、そういう不安感は静まっていくでしょう。

実際、福島原発の放射能より自動車による事故の方が怖いのですから。しかしそういうことを普段感じることはありません。そうやって普段は生きているのですから。

あと放射能の何が怖いといえばガンですが、そのガンを治す方法がいろいろと開発されています。

がん細胞:増殖を半減させる酵素特定 東大・児玉教授らチーム

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コメント

原発推進派ですね。

どうもsun

このお医者さんは、そういう「好き嫌い」という単純なスタンスではないと思いますよ。

除汚に費用をかけすぎて地域から病院がなくなり、健康被害が増えたらどうするんだということでしょう。

私のことを言っているのであれば、推進派です。

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