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2011/12/10

坂の上の雲 日露戦争 食事編(海軍)

海軍料理は奥が深いです。海軍には並々ならぬ美食への追求があったようです。

明治期、大日本帝国海軍が「薩摩海軍」と呼ばれたように薩摩文化が海軍には反映された。薩摩の島津家は代々外来の食べ物に大きな関心を示しており、中国、琉球、ヨーロッパの影響も強く受けている。それは食事にも及んだとするのが「戦艦大和の台所」を書いた高森直史氏の意見。

(基本的には名前が示すとおり昭和期の海軍食を解説しています)

明治17年の練習艦筑波による遠洋航海で脚気の原因が白米にあることが証明され、脚気の予防には西洋の飯がいいということで、パンが出されるようになった。

しかし艦長の命令でパンを出しても、水兵は米の飯でないと腹一杯にはならない。当時はパンは「おやつ」の類いとしか思われていなかった。脚気にならないようにと、水兵たちはパンに砂糖をつけて我慢して食べた。終戦の1945年の一月前にも、朝食は食パンに砂糖、そして味噌汁という組み合わせだった。

水兵たちにはヘンな洋食よりも和食が好まれた。しかし脚気にならないために洋食を取り入れねばならず、明治期の海軍は何をどう食べさせるか試行錯誤した。

西洋と言えば麦ならば麦飯ということで、一般水兵には麦飯が出されたりした。

とにかく海軍士官の食事は明治から豪華。

日露戦争後、佐世保に停泊中の戦艦三笠で将校に出されていた食事:

「朝はオートミール、トースト、フライ、オムレツ、コールドハム、ビーフステーキ、コーヒー、果物。昼はスープ、フライ、焼き魚、鶏網焼きなど。夜は汁物、刺身、野菜、香の物など。土曜、日曜には、さらに一、二品加わり、食事ごとに葡萄酒を飲んでいた」

明治期海軍で出されていた料理(レシピは「戦艦大和の台所」にあります)。

http://www.kurenavi.jp/html/download_pdf/gurume_reshipi.pdf
にいくつかのレシピと見た目があります。

チキンライス(今で言うパエーリャの作り方にそっくり)

カレーライス

ドライハヤシ(オーブンで作るハンバーグ)

フリカンドビーフ・アンド・マセドニアン(スコッチエッグ)

ガラディンチキン(鶏の丸焼き。中にスタフィングを詰めたの)

タピオカプリン

ライスプリン(本当のライスプディングとは別物)

チャツネプリン(ケーキみたいです)

ライスフェスタ―(お米の揚げドーナッツ)

魚のケンチン蒸し(豆腐と鯛を混ぜて焼く)

五目飯(大人気だったようです)

鮑のフクラ煮

蒲焼き

伊勢海老の鬼瓦焼き

甘鯛の味噌煮

鉄火煮(生鮮食品は日持ちしないので海軍では乾燥野菜が多用され、これも乾燥人参、乾燥かぼちゃ、乾燥クワイ、乾燥レンコン、乾燥里芋が使われた)

水兵のメニューに鮭缶詰のコロッケというのがあります。

海軍・陸軍ともにおにぎりは戦闘食であるが、陸軍は一合で一個を握る。しかし海軍は三角に握る。丸く握るとここは陸軍じゃないと叱られたとか。

「戦艦大和の台所」を読めば、昭和期の水兵さんは何を食べていたかがわかります。

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コメント

第1話をやって見られたので、こちらのシリーズ読めるようになりました。

旅順で、食事シーンを細かく描いているわけではありませんでしたが、兵士たちが抱えている飯盒はちょっと目立ってましたね。当時の事情をさりげなく映し出すうまい撮り方だと思いました。

baldhatterさん、どうもsun
確かに坂の上の雲はさりげなくちゃんと描いてると思います。予算の使うところを心得ているなと。

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