平清盛第6話「西海の海賊王」
視聴率が急降下だとか。でもまだ「坂の上の雲」の平均視聴率(11.4%)よりは上。
人のことは気にしない。それがB型。
海戦とか結構面白いと思いますがね。
海賊船(唐船)が平家の兵士たちが潜む荷船に接舷。
伊藤忠清が海賊に降伏して首領を差し出せと迫る。
当然、海賊は拒否して戦闘開始。弓の撃ち合いに。
海賊側は中国語で命令。
海賊が脱出をしようと荷船に結んでいた舫いを解く。
清盛をかばって乳父の盛康が矢を受ける。
平氏側敗北。
東国に向かった源義朝が神社に奉納された米を狙う盗賊を撃退。
由良御前と義朝の出会い。
なんだ源氏なの。名高き平家ではござりませぬのね。面白うないこと。
登場早々毒舌。
おいそこの醜い女!
誰に向かって申しておるのです!
心根が醜いと申しておる。
人を見下すような物言いをする事が女人の格を上げる事と思っておるようだが、父親に恥をかかせるような、女の心根が碌なものであるわけがない!
きっとこの頃から我が母の心は父の虜になっていたに違いないと頼朝談。
玉木宏が言うと説得力があるけど、ガリガリガリクソンでは冗談にしか聞こえないかも。
「女の格」つながり
皇太后の璋子が妾の得子に道を譲る。
鳥羽上皇の子を身ごもったと璋子に得子が言う。
お勤め、ご苦労様にございます。
「お勤め」というのはカチンとくるわね。
堀川局はことの顛末を佐藤義清に話してる。
そういう関係か。
璋子は空っぽだと義清。
それはきっともののけよりも始末が悪い。
今はまだあなたと歌を交わし合っていたい。
清盛と一緒に海賊船のところに行こうとする通憲。今の朝廷は門閥主義で能力があっても立身出世は望めない。宋に行って実力を発揮したいと思っていた。
でも清盛ともども海賊に捕まえる。
清盛が海賊の棟梁とサイコロの賭けで買って自由の身に。
帆だけで動いていると驚く清盛。唐船はちょっとカッコイイ。
この右舷側に据えてるのは弩(いしゆみ)ではないですか!芸が細かいねえ。太い弓矢だなと思ったらこれだったか。いいぞNHK
俺は海賊王になると棟梁。
(この兎丸が主役でも面白そう)
海賊の俺が、この国のてっぺん取ったら……
この国の義と悪がひっくり返る!と清盛。
そなたとは気が合いそうだ!
って握手してから、図に乗んなよ!と兎丸が怒る。
清盛の父が兎丸の父、朧月を殺したことがわかり、兎丸は清盛を再度縛る。なぜか通憲も。そして忠盛に息子を帰して欲しければ、一人で沖に出てこいと脅迫文を出す。
忠盛が行けば殺される、平家を守るためにも忠盛が行くべきではないと忠正は主張(清盛を忌み嫌っているし)。
清盛様は後先も考えずにと盛康
きっと清盛様は、私のために、後先も考えずに、得体の知れぬ海賊のもとにと盛康が嗚咽混じりに言う。
皆で参りましょうと忠清。夜明けとともに攻めて清盛を奪還しましょうと。
さすが閉塞作戦の男。
鱸丸もやってきて自分たちも海賊のもとに行くと忠清に言う。闇夜の海でもお役に立ちましょうと。
一致団結。
薄暮
平家の船だ。海賊船を強襲する。
父の危機に、清盛もやってくる。
父親は悪じゃない、義だったと兎丸が言う。王家と王家の犬にわからせてやる!
俺こそ、お前のせいで父を失うた!
あの時、お前が余計なことさえ言わなければ、何の迷いもなく父上のこでおれたのじゃ!当たり前の武士でおれたのじゃ!
忠盛は息子の本音を聞いて驚く。親は子供の苦悩がわからんものです。
世を怨み、自暴自棄なってやんちゃをやっていた自分のために、みんなが助けに来てくれたと清盛泣き出す。
クソォ~!クソォ~!
何故、俺がこの剣を持っておるか教えてやる。俺は武士だからだ!
血はつながらなくとも、平氏の男だからだ!
今ここでそれを知るために、この剣と出会ったのだ!
俺はお前だ。ともに生きてはくれぬか?
平氏のもとでなら、いつの日か、もっと面白きことができるはずだ。それでこそ、朧月の義を証せるはずだ。
ちょっと最後はいい話。
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竹花さん、お久しぶりです。
今年もよろしくお願いします。
「清盛」、当初は様子見でしたが、4話以降、格段と面白くなってきましたね。確か、竹花さんは3話感想で清盛をニートと評していましたが、出生の秘密もあったとはいえ、世に拗ねて、自らの力のなさを棚上げして、プラプラしていた清盛には何の魅力も感じませんでしたが、父の忠盛の思いを知り、素直に父の背中を見つつ、世を変えていこうとする目標を持った清盛に魅力を感じてきました。
「坂の上の雲」ならば、第1部終盤に学者ではなく海軍軍人として身を立てようと決意、兵学校で勉学・訓練に励んでいく真之の姿に重なります。多くのことを学んでいけること(学ぶことに全ての時間を割けること)は若者の特権であり、目標に向かって進む姿はいいですね(もう、おじさんを呼ばれる年に差し掛かったゆえに素直にそう思います)。
そう言えば、5話から6話にかけての忠正の表情(心情)の変化も良かったですね。本当に感情的に嫌っているから、清盛を邪険に扱っているわけではなく、本来、自分達と直接関わることのない「もののけの血(法皇の血筋)」を引いた存在ゆえに、理解が及ばず、それゆえに怖いと思い、かつ、そのような考えに捉われる自身も歯がゆく感じていること(兄の忠盛ほどの許容力がない)を独白、6話最後の清盛の独白(魂の叫びと言っていいでしょう)に触れて、悩んでいたのは清盛も同じということを触れて、同じ平氏の武士と認める。良い展開ですね。ただ、史実では忠正も、忠清も清盛と対立していくことになるのですよね。大河ではどのように描いていくのか、楽しみです。
投稿: KT | 2012/02/19 19:02
KTさん、どうも
今年もよろしくお願いします。
段々面白くなっていくのは大河としてはよい傾向だと思います。1話が格別面白いと長いドラマは難しいですね。
今回の大河は個々の人間の心情がよく描けてると思います。
>6話最後の清盛の独白(魂の叫びと言っていいでしょう)に触れて、悩んでいたのは清盛も同じということを触れて、同じ平氏の武士と認める。良い展開ですね。
これは本当にうまい展開だと思います。
対立するんですか。すごく気になるじゃないですか。
投稿: 竹花です。 | 2012/02/19 20:01