平清盛 第11回 「もののけの涙」

明子さん、死んじゃった。

崇徳帝の目がやばい。

通話料が高くてスマホに乗り換える気が失せた竹花がお送りします。

義清が出家する前に詠んだ歌を清盛が崇徳帝の御前で吟ずる。

身を捨つる人はまことに捨つるかは

捨てぬ人こそ捨つるなりけり

身を捨てて修行する人は、本当に自分の身を棄てるのだろうか。いや、捨てずにいる人こそが、我が身を棄てることになるのである。

朕は義清だけがっ、心の拠り所だったのじゃ！

ここで清盛、恐れながら帝も鳥羽院の御子にあられず、白河院の御子にあらせられると伺っておりまする。そして鳥羽院から叔父子と呼ばれて疎まれているとも。

この平清盛も同じでございます。

されど、物の怪の如きお方に、いつまでも振り回されるのは御免被りたく、

この醜き世を私なりに、面白う生きてまいる所存にございます。

清盛のズーム。

清盛に発破をかけられた崇徳帝。

そして女官との間に悲願の息子、重仁が生まれた。

泣いてる。

初めての血を分けた家族ですからねえ。

崇徳帝から鳥羽院へ初めて反撃の機会が生まれた。

鳥羽院に崇徳帝が重仁を次の天皇にしたいと言うと、鳥羽院が失笑。

馬鹿じゃね？もう躰仁が養子で東宮になってんじゃん。

躰仁は腹違いの弟、血のつながりの薄い者には天皇の座を譲りたくないと崇徳帝。

上皇様が叔父子の朕を忌み嫌うのと同じじゃ。

おっと崇徳帝が嫌味を言ってるぞ。

朕は我が子の後ろ盾となり、朕の思う政がしたい。

目がヤバイ。

関白藤原忠通が得子の所に血相を変えてやってきた。

これじゃ躰仁を崇徳帝の養子としたのに次の天皇になれず、計画は台無しだと。

狼狽えるなと得子。

面白うない男じゃのぉ。

デトロイト・メタル・シティの女社長みたいになってきたぞ。

面白くない男・関白忠通。

虐げられし帝が初めて牙を剥かれたのじゃ、受けて立って差し上げねば無礼であろう。

怖いよ。

渡る内裏は鬼ばかり。

そして崇徳帝に悪魔の囁き。

重仁の前に躰仁を天皇にしないと関白が不快に思うのでしょうと、だから崇徳帝に躰仁への譲位を勧め、院として政治が行える。その後で成長した重仁を天皇にすればよい。

それまで私がしっかり育てましょうと約束する。

崇徳帝が得子の言う通りにした。

馬鹿じゃね。

譲位の儀式で、子供ではなく、弟になった重仁に譲ることになってしまった。

崇徳帝、激しく動揺。

走ってこけた。

弟に譲ったのなら、朕は政ができぬ！

謀りおったな、得子！

三歳の近衛帝

ラストエンペラーぽい。

このぼやっとした子供の感じがよく撮れてる。

出家した鳥羽院が治天の君として君臨を続ける。

白河院と同じじゃないか。

天皇継承を直系の長男にしないで、天皇が次の天皇を決められるからこういう混乱が生まれる。

しかし世は乱れているわけで、何だろうこの既視感は。

キングメイカーである白河院とか鳥羽院が、本来は元首たる天皇よりも力を持ってしまう。

民主党のゴタゴタですね。

騙された崇徳上皇は恨み骨髄に徹すで、内乱起しちゃうし。

ますます民主党の策を弄して自壊する誰かみたい。

見た方がいいですよ、平清盛。

新年の祝いで楽を奏する明子と宗子と秀子（清盛と忠盛と家盛の奥方）。

ここで忠盛が良いこと言う。

三人の音色が見事に調和している。それぞれがそれぞれの色を出し、互いに補い合い、高め合う。

これこそ平氏一門が追い求める姿じゃ。

騙し合いの権力闘争に明け暮れる王家とは大違い。

って明子の死亡フラグが立ってる。

「日本最古のエロ小説」とジョージ・ポットマンで評価される「源氏物語」ばかり読んで、琵琶の練習をしなかった時子がグダグダに

かわいいね。

そして清盛のセミヌード

目を背ける。

うぶよのう。フォフォフォ。

明子が清盛に時子を紹介する。

お初にお目にかかりますと清盛。

二度目です！と時子。

（漫画の）高校生か！

でもかわいいから許す！

盛国、ガン見。

波子というそうな。

明子は見た。

明子、盛国を結婚させてやろうと清盛に言う。清盛がそれを盛国に言うと、盛国は断る。怒る清盛。

明子は盛国に漁師の出という出自を気にしているのではないかと尋ねる。

その通りでした。

盛国、そなたは立派な武士じゃ。

どうか殿と私にそなたの婚礼の支度を整えさせてはくれぬか？

ああ死んじゃうね。

それを離れた所から見ていた清盛。

決して目立たぬが、家を支えてくれておると清盛。

そなたがおらねば、おれは何もできぬ。

絶対死んじゃうね。

東国の源義朝

波多野義通が義朝に館を貸した。

今夜だけか？

勇者、キタロウが高笑い。

館を献上つかまつりますと波多野義通。

そして妹も差し出した！

頂きます！

クロレッツも忘れずに。

そして義朝が生まれる。前の年には義平も生まれていた。

そんなことは知らない由良姫

義朝の父・為義が、源氏の棟梁なのに検非違使で手柄も立てずにくすぶっていてどうすると叱咤。

黙らっしゃい！と為義がキレた。

そこまで言われる筋合いはない！女子なら女子らしく口をつぐんでおれ！

申し訳ございませんと由良姫。

私は、だた義朝殿にお会いしとうて。

為義、泣かした。

でも泣くところは見られたくないタイプ。

母は一途で報われない人、だったと頼朝

璋子の侍女が自分を呪ったので土佐へ島流しにしてやったと得子が報告。

躰仁を天皇にして、璋子を国母の座から引きずり下ろしたのが気にくわなかったのだろうと。

証拠の品。

璋子がやらせたのか、勝手にやったのかは詮索しないけどねと、言いながら「責任取らんかワレェ」状態。

この呪いの人形が着ているのは、得子が皇女を産んだときに祝いに贈ったものだったと璋子が気づく。

あったねそんな話。

得子の執念恐るべし。

得子が璋子を陥れるためにねつ造したのだと、怒り心頭の堀川局。

陥れようとしているのではないと璋子。

救うてくださるのじゃ。

鳥羽の法皇様を傷つけ、（崇徳）上皇様を苦しめ、義清を出家に追いやった私の愚かさを、こうして突きつけてくださったのだ。

璋子と堀川局は出家した。

何を祈っておるのじゃと清盛が明子に聞く。

殿のご健勝、清太と清次が健やかに育つこと。盛国と波子様の仲むつまじきこと。博多にいる兎丸たちの無事。平氏一門のご隆盛。

他人のことばかりではないか、ではそなたのことはワシが祈うてやろう。

ひとつお願いしてくださいと。

今年こそは殿と一緒に海に行き、船に乗れますようにと祈って欲しいと。

確実に死んじゃうね。

神社を出たら、男が道路に倒れている。

それバイオハザードだから！

助けようとして。

明子、感染。

風病だと薬師。都で流行っている病だと。近寄ってはならないと言う。

早う治せと清盛。

治せる薬がないと薬師。

暴れん坊将軍の人だ。

現役なんだ。

宋の薬を手に入れよ清盛が薬師に掴みかかる。

今日の生田。タライを持っている。

（明子の）熱が一層高くなりましてと清盛に言う。

僧侶を呼んで読経させる。

そうだ陰陽師を呼ぼう。薬師にも治せず、僧に祈祷させても治まらぬのじゃ。何か取り憑いておるのかもしれぬ。

陰陽師など当てにしてはならぬと忠盛。

高級すき焼きをたかられたり、マンションを占拠されたりするぞ。

ならばどうやって明子の命を救うのですか！

明子が琵琶を弾くと、昏睡状態だった明子が目を開けた。

約束したではないか！二人で船に乗り、海を見ると！

平家の跡取りなので蚊帳の中には入れない。

もう十分に見せて頂きました。

大きな船も、海の景色も。

殿、どうか悲しまないでくださいませ。

清盛、泣き喚いて坊さんを蹴る。

この役立たずどもが！

明子を生き返らせなければ、生きては返さん！

剣を抜いて暴れる清盛を盛国が制止する。

清盛号泣。

怨むなら、宋の薬が手に入れられない制度を怨めと、住みよい国を作れと。

1クール終わりでうまくまとまってるなと。