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2012/03/11

平清盛 第9回  「ふたりのはみだし者」

雅仁親王の導入ですが、赤ちゃんつねって泣かしたり、ぶっ飛んでます。

平清盛はキャラの宝庫ですな。松田翔太ってこんな側面もある役者だったのかと。

家政婦のミタは見てませんが、家族八景は面白いなと見ている竹花がお送りします。

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平安末期のそういう方々。

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赤い影が現れる。

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雅仁親王だ。良い感じ。ばくち打ちにやってきた。

被衣(かつぎ)という薄い衣を頭からかぶって、赤い紗(しゃ)の狩衣(かりぎぬ)を着ています。時代考証の先生の意見を参考にして、本来の色であるグリーンの狩衣の上に、あえて雅仁らしく赤を着させました。

なんだそうです。

藤原朝長より、こっちがシャアか。

http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/special/cd/10/01.html

清盛に男の子が生まれた。

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俺の子じゃ、血を分けた……俺の子じゃ

清盛はある意味孤児ですからね。

清盛の家で誕生祝い。

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今回の加藤さんこれだけ。

弟の家盛がお祝いに来た。

八つ当たりばかりして兄らしいことをしてやれなかったと清盛。

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まだ血を分けた弟を思うては下されぬのですね。

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まいったなあと清盛。

それは家盛の冗談だったというオチ。

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平家は兄弟の仲が良かったけれども、王家は大変な精神おかしい感じ。

崇徳帝は即位から15年間してもなお鳥羽上皇に疎まれ続け、皇后との間に子がなかった。

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今、帝にとって何よりの大事は、お世継ぎができるか、子も産めぬ女へのご寵愛など、もったいのうござりまする。

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お布団も敷いてあるのに~

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崇徳帝に心の拠り所はなかった。

一方、弟の雅仁は勝手気ままに生きている。

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また博打で勝っちゃった。

さすがライアーゲーム。

乳父となった高階道憲が探しにやってきて、連れ戻される。

博打など所詮、負けるようにできておりますると道憲が説教する。

そなたが申すと生々しいと雅仁。

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そなら夫婦が乳父母となったのも一世一代の大博打であろう。

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なんとまあ見事に見抜いておられることよ。

否定はしない道憲。

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奥さんはもとスケバン刑事か。

舞え、舞え、カタツムリと雅仁が「今様」を歌い出す。

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舞わぬものならば踏み破らせてん

こんな変人が帝になれるものかと道憲の奥さん、ご立腹。

でもなっちゃうのが歴史。



全体を聞くと雅仁本人のことを歌っているような。

王家はみんな、「俺本当はできるのに病」に罹って鬱屈としてます。

祇園女御(久しぶり)のところに清盛が息子を見せに来た。
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久留米の女、松田聖子。

これで思い残すことなく故郷へ帰ると告げる。

法皇様(タフマン伊東)のまき散らした災いの種があちこちで芽吹きだしていると。

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餞別に双六をもらい受ける。

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清盛、双六は面白き遊びよ。賽の目の出方一つで、駒の動きが変わる。遅れを取っていた者でも、良き目を出せば、勝ち上がることができるのだから。

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清盛のことを言ってるんですか。

ここで東国を廻る源義朝、登場。
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木登りしてる。

足のかけ方、次に掴む枝の選び方、それを間違えなければ、落ちることなく誰よりも先にてっぺんに登れると義朝。

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もう少しつきおうてくれぬか、正清?

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落ちる時はもろともにござりまする。

相模の三浦義明という者が義朝の前に現れ、

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隣の荘園が自分たちの土地を荒らしに来て手を焼いているので、助けて欲しいと頼む。

退治した暁には?

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三浦の一族をあげて義朝に従うと約束する。

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参ろう!

双六は源氏の勝利を暗示してるのか。

御所を夜回りする清盛と義清

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この松明の明かりだけみたい。いいぞ。

璋子がいた。
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これからも崇徳帝のために良き歌を詠って欲しいと言う。

恐れながらと義清。
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帝が私を離されぬは、歌のためだけではないと。待賢門院様は 内裏にいて一人、心細く
お過ごしの帝のことを?

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義清としては崇徳帝を助けたい一心。

1139年5月、ぎりぎりで保たれていた王家の均衡を崩す男の子が生まれた。

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得子が皇子を産んだ。

鳥羽上皇の血を確実に受け継ぐ皇子ですか。

鳥羽上皇の九の宮(9人目)、躰仁(なりひと)のお祝いの儀が得子によって催された。

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得子が義清に祝いの歌を吟じさせる。

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得子を一回かませて

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吟じます。

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崇徳帝が義清に吟じた歌ではないですか。

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢わむとぞ思ふ

川の瀬の流れが速いので、岩にせきとめられた急流が二方に分かれても、また先で一つに合わさるように、いま二人が別れても、きっと将来いっしょになろうと思う。

http://www.good-land.com/77.html

なんじゃそれはと得子。

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恐れながら、この場にお渡りになれぬ崇徳帝の御製だと義清。帝も躰仁様の御誕生を喜んでおられるものの、兄として祝えぬ自分の立場もようおわかりになっておいでです。

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今は別れ別れになっていても、いつかは遭いたい。この場にふさわしい大御歌かと存じますと義清。

静まりかえる。

(ずっと効果音で鳥の声とか水の音とか入ってる。凝ってます)

そこに突然、高らかな笑い声。

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雅仁親王だ。

何を笑っていると鳥羽上皇。

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我が兄らしく、恨み深いお歌と存じましてと笑顔がやばい雅仁親王。

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その可愛い弟君を、私にも抱かせて頂いてよろしゅうございますか?と得子に聞く。

なんと可愛らしい。柔らかな頬じゃ。

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赤子の頬をつねった。

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おや泣きだしてしもうた。

鬼畜だ。

雅仁、戯れが過ぎると鳥羽上皇が咎める。

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私の戯れなど可愛いものと雅仁親王。

なんと?鳥羽上皇がキレ気味に。

あなた方の戯れの果てに生まれたのが、その躰仁でござりましょうと雅仁親王。

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頼実、思わず笑った。

朕の何が戯れと申すかと雅仁親王に苛立つ。

帝を叔父子と呼んで疎まれ、后の宮を遠ざけ、政に差し障りが出るほどにお側女に入れ込まれる。そしてその院の、お側女、得子様。躍起になって皇子を産んだのは、国母になろうという野心にござりましょうか?

国の頂での壮大なるお戯れ、さぞかし楽しゅうござりましょう?

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私は国母の座など欲しておらぬ。ただこの福々しい女に地獄を味あわせてやりたいだけじゃと得子。

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上皇様に入内(にゅうだい)しながら 先の院と密通を続け、子を成し、あろうことか、その子を帝の座に就け、上皇様を傷つけ、そのことに何の罪も覚えておらぬ……

よさぬかと鳥羽上皇。

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何もかも失わねば、この女は目を覚まさぬのじゃ!

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濃いなあ。

最近見た大河の中では群を抜く面白さ。

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笑ってる。この状況で。

わからぬのじゃと璋子。人を愛おしくおもう気持ちというものが。

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私はただ、法皇様の仰せのままに……私を育ててくださった法皇様の仰せのままに……

ある意味、奴隷にされていたわけですね。

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不憫という顔で見つめる鳥羽上皇。

またも雅仁親王の高笑い。

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お聞きになりましたか?上皇様。これがあなた様の妻。

そしてこれが私の母上にござりまする。

そしてまた高笑いして雅仁親王は去って行った。

帰らせて欲しいと朝長が上皇に願い出る。

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いささか気分が悪うござりまする。

さすがドS。

かように面白き宴は初めてと頼実が嫌味を言う。

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我ら藤原摂関家、いつでも力になりましょうぞ。

たぶんこの王家に必要なのは美輪明宏の説教じゃないだろうか。

清盛は子供を政治の道具にしていると憤怒する。しかしそれが今の世だと道憲。

今も、愛しく思うておられるのですね?待賢門院を。何故にござりまするか?散々あなた様を傷つけたのに。得子が鳥羽上皇に聞く。

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何故かはわからぬと鳥羽上皇。

されど愛おしく思うほどに、璋子を傷つけとうなる。

そして傷つけるほどに、璋子を愛おしく思うのだ。

凄い境地。

そしてそれを得子に聞かせるのはもう変態の領域。

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泣いてるじゃないか。

一人、夜の内裏の庭を歩く璋子。

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そこに現れる義清。

あなた様が知らず知らず、人を傷つけてしまうのは、あなたご自身が傷ついておいでになっているからです。

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きっと眠っておいでになっておられます。あなた様の心の奥底に、人を愛おしく思う気持ちが。

その空っぽな瞳の奥に、誰も見たことのない、美しものが宿っているのが私にはわかる。

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これが愛おしいと思う気持ちにござりまする。

お救いしとうござりまする。

一線越えちゃった。

熱いな平安末期。

どこかに消えてしまった雅仁親王を探していた清盛。雅仁親王を見つけた。

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道憲の申した通りじゃ。博打など損をするようにできている。

自分の人生と被ってると言わんばかり。

清盛が雅仁親王を自分の家に連れてくる。(夜遅くて夜盗が居たりして危険だからか?)

そしてふざけたこのばかりしている理由を聞く。

平清盛、そなたであろう。武士に引き取られた白河院の落し胤というのは?

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人は生まれてくることが、すでに博打じゃ。負けて損をするが大方の成り行きじゃ。

実は敗北主義者の雅仁親王。

さようなことはござりませぬと清盛。

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生まれは変えられずとも、生きる道は変えられる。私は武士となって良かったと思うておりまする。

また雅仁親王が高笑いする。

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途方もない負け惜しみじゃと。

前回は藤原頼長に途方もない愚かさだとかいつも散々言われる清盛。

その笑い声、私には赤子の声にしか聞こえませぬと清盛。

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自分はここにおると、腹を空かせておると、母を求めて喚き散らす、赤子の鳴き声に。

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図星。

双六をするぞと雅仁親王。勝った者が負けた者の願いを必ず一つ聞き届けるのじゃ。

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そこに清盛の息子、清太(1時間で随分大きくなった!)が父の帰宅を感じてやってきた。

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決めたぞと雅仁親王。

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ワシ(朕て言わない)が勝ったらその子をもらうぞ。

さような話は聞けませぬと清盛は拒否。

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ワシが勝ったらの話じゃと雅仁親王。そなたが負けなければよい。

ブレードランナーの最後の方のチェスのシーンを思い出した。

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負け続ける清盛。

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サイコロ2つ合せて十以上の目を出さないとワシの勝ちが決まると雅仁親王。清盛が勝てる確率は三十六分の六。十六%ぐらい。八四%は負ける。

お許し下しませと、清盛が頭を下げて頼む。

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ならぬと雅仁親王。

清太が振っちゃった!

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十が出た。

清太、持ってるな。

雅仁親王、激怒。

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ジャマをしおって!折角、楽しんでおったものを!

双六持ち上げた。

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清太を傷つけることだけは、おやめくださいませ!

この先、清太に害なそうをすることあらば、雅仁様のお命、頂戴つかまつる!

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脆いものぞ、親子の絆なぞ。

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平氏は王家と違いまする。

だがお前にも流れているであろうと雅仁親王。王家の血が。白河院の血が。

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きっと疼こうぞ、現に生きるもののけの血が。

最初の遊女から始まって一貫して「愛」と「子供」にまつわる話。

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