平清盛 第14回 「家盛決起」
これはいい恐怖感のあるホモシーンじゃないか。
だけど
このシーンもいい。
家盛は兄・清盛を嫡男だともう思えないと宣言した。
その理由はここままでは母・宗子が苦しみ続け、平氏は滅びるのみだからだと。前回、忠盛が清盛の実母・舞子に渡した鹿角のことを宗子が家貞に尋ねているのを家盛は聞いてしまった。
最近、各方面から酷いことを言われ続けている清盛。ついに弟に嫡男失格の烙印を押させる。
時子が歌ってるけどなんかおかしい。
清盛が珍しく舞いの稽古をしていた。賀茂の祭りで舞うためだった。(葵祭のことなのか?)
現代と違って、祭りで舞うのは当時は非常に大切なことでしょう。政治を(政をまつりごと(祭事)というように)、神事と政治がまだまだ融合していた。
清盛、変な顔
足裁きが狂う。
清盛、手に持っていた榊の枝(?)を投げつける。時子の歌では舞えるものも舞えないと起こり出す。すると時子、清盛の暑苦しい舞いに歌の調子を外されていると言い返す。
しかし今回の祭りでは清盛でなく、家盛が舞うようにと法皇が命じたと藤原家成が伝える。
鳥羽法皇は祇園事件で強訴する僧侶の御輿に矢を射た清盛に一目置いているが、清盛を軽い罪にとどめて世間の平家へ反感を強め、比叡山は平家への呪詛を続けているため、清盛に舞わせるをやめさせた。しかし法皇も公卿や比叡山に屈する気はない。そこで家盛に舞わせることにしたのだった。
清盛が榊を燃やして凹んでる。
内大臣(ドS藤原頼長)が賀茂の祭りでの警固を源氏に求めてきたので、お前も来いと義為が息子の義朝に言う。
だが義朝は自分は鳥羽院に仕えているのでと断る。義為が源氏と摂関藤原家との歴年のつながりがあるだろうというが、義朝は清盛みたいに「過去のしがらみに縛られたくない」と発言。
為義に源氏の嫡男なら来いと脅される。
父上に従った方がいいと由良姫が義朝にアドバイス。
(当時の人ぽい)
先が見えないご時世では、政局はどっちにひっくり返るかわからないので、敵は作らない方がいいと言う(でも言い方がウザイ)。
あん?女子が口を出すなと怒る。
ならば何のために私を妻になされましたか!
都のことをろくにご存じない殿に、朝廷の事、公卿方の事、もろもろをお教えするためでしょう!
殿はよくとも、私と鬼武者(息子ね)を飢えさせるようなことはしてくださりまするな!
黙った。
女は強いな。
家盛が法皇の前で舞う。
忠実が舞ってるのが忠盛の正妻の子である家盛だと教える。
家盛が狼の前の子羊にしか見えない。
清盛の代役で舞ってるとは思ってないんだろうね。
家盛の舞いを気に入った内大臣・頼長が直接会いたいと伝えてきたと喜ぶ忠正。
喜んでる。
荒んでる。どうせ俺なんか的な眼で家盛を見る。
父・忠盛も喜ぶ。
凹んでる清盛、義朝に出会い頭に頭を酒の入ったヒョウタンで小突かれる。
世に言う源平合戦の始まりである(嘘)。
誰のおかげで流罪を免れたかわかってるかと。俺たち源氏が清盛を流罪にしろという比叡山の強訴を退けたと言う。
このカットがいい。
スタジオには見えない。
内大臣・頼長が嫌いということで清盛と義朝は意気投合。
調子乗るなと清盛はまた義朝に小突かれた。
人間には二種類しかいない。ボケとツッコミだ。
でも弟の家盛は頼長に気に入られていると凹む清盛。
弟に先を越されたかと笑う義朝。
イオンだ。
忠盛が宗子に鹿角のことを話す。
この鹿角を盛っているのは、陰陽師の世迷言に惑わされた白河院が罪なき女の命を奪った日を忘れぬためだ。
家盛が哀れでございますと宗子。
されど私はすべてを受け入れておりますると付け加える。あなた様の妻、清盛の母となると決めたその日から、すべて。
家盛は母・宗子の思いを読み誤って完全に誤爆。
そなたの舞いは素晴らしい。兄の数々の不始末を補ってあまりあると。
そなたのように正妻の子であり、優れた者が世にきらめくが道理だと言う。
家盛、落ちたね。
夜。
思ったことがあるはずだ、何故、正妻である子がこんな思いをせねばならぬかと。
兄がいなければと思ったはずだ。
清盛など取るに足らん。
まことにきらめくべきは…
きたぞ。
家盛、そなたじゃ。
眼がヤヴァイ。
そう思い知らせてやろう、平家一門にも鳥羽院にも。
おっと……
意外と激しくないな。
鳥羽院の熊野詣に平家一門で警固に就くことになるが、清盛は同行を許されず。
教盛と経盛の登場。
嫡男でもなく、騒ぎを起した清盛は平家の跡継ぎにはなれないと教盛と経盛。
兄上ではなく、私を跡継ぎにするとこの場ではっきりと申してくだいませと家盛が忠盛に迫る。
兄上を平家の跡取りにできないとはっきり世に示すことが、平家一門の安泰につながるという。
家盛は牢獄での鳥羽院と清盛をやり取りを知らず、父・忠盛の思いも知らず不幸かも。
平家一門の安泰だけを考えていて世を変えられるかと家盛に食ってかかる。
何のための一門じゃ!何のための武士じゃ!
そして俺は神輿に矢を射たことを悔いてはおらぬと豪語する。
こんな人を兄とは思いたくないと教盛。
清盛が父の忠盛に答えを迫る。
清盛は忠盛から自分が世を変える存在であると聞かされているので、跡継ぎは清盛だと言うと思っていたら、
しかし父、無言。
俺は降りると清盛。
跡継ぎは家盛だと行って出て行った。
忠盛が家貞に言う。
わしは清盛こそが世を変える男だと思い、
我が子でなくとも跡継ぎにするつもりで育ててきた。だが家盛が跡を継ぎたいと口にしたとき、心の軸が揺れおったわ。
家盛の話を聞いてほくそ笑む頼長。
心の細い男じゃと頼長。
そんなことでは世は正せぬぞ。
鳥羽院が頼りにしている平家の武力と財力。
そなたが跡継ぎになれば、これらはわしのものも同然じゃ。
鳥羽院は我らを頼らざるをえなくなるだろう。
その時こそ、藤原摂関家の栄華を取り戻す時じゃ。
あっ、ヤバイって顔。
平家は鳥羽院に忠誠を誓っていると、頼長から離れる。
なにを言っていると頼長。そなたが蹴落としたのじゃ清盛を。鳥羽院が頼りにしている清盛を。
怖いぞ!
まことに私がそなたを棟梁の器だと思い、引き立てたと思うか?
そなたが清盛より優れているのは、御しやすいことだろう。
見目も麗しいしのお。
己こそが嫡男、己こそが次の棟梁、その欲に目がくらみ、そなたは一門を売ったのだ。
言ってることと、やってることが激しいぞ。
落ちていきましょ奈落の底へ。
俺は家盛に負けたことが悔しいとは思わぬ。
ただ寂しいだけじゃ。
いよいよ出立じゃな、しっかりと勤めよと宗子が家盛を送り出す。
嫡男かそうでないかはどうでもよかった。
私が求めていたのは、ただ母上の笑うお顔を…
位を授かったとお伝えした時、ただ当たり前の母として喜んで頂きたかった。
兄上とも、母上とも、当たり前の母子でいたかった。
(桜が散ってるぞ。死ぬぞ)
母上、せめて帰ったときには、せめて一度だけでも、当たり前の母として笑いかけてくださいませ。
鳥羽院の熊野詣の帰り。
清盛と家盛が同じ子供の頃に木に登ったことを思い出す。
犬を探して先に木に登る兄、兄に負けじと木に登ろうとする弟。
兄上
弟が兄の手を掴めずに木から滑り落ちる。
最後はいいな。
兄と手を切った弟は兄を越えられず、散りました。
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