日韓が軍事情報を共有へ 政府もようやく目覚めたか
先日北朝鮮が行った「ロケットと称するミサイル」の発射において、政府より韓国からの発射の情報がテレビのテロップに流れるという、日本のミサイル探知能力の甘さを露呈した格好になってしまいました。韓国との情報面での連携は不可欠でしょう。
日韓が軍事情報を共有へ 5月にも秘密保全の覚書関連
韓国国防省は、韓国軍と自衛隊との間で軍事情報を共有するために、その前提となる防衛秘密の保全手続きを定める協定を了解覚書(MOU)の形で結ぶ方針を固めた。金寛鎮(キム・グァンジン)・国防相が軍事情報包括保護協定(GSOMIA)と物資などを融通し合う物品役務相互提供協定(ACSA)のMOU締結に向け、5月中にも訪日する見通しだ。日韓関係筋が明らかにした。MOUは正式協定の前段階だが、運用上の大きな違いはなく、北朝鮮の長距離弾道ミサイルの発射実験など相次ぐ軍事挑発を背景に、日韓が本格的な防衛協力に踏み出すことになる。
関係筋によると、日韓ともに米国の同盟国ではあるものの、現状では北朝鮮関連の情報の共有などは一定の範囲に制限されている。日本側にとっては特に、韓国側が持つ、人の力による北朝鮮関連の情報(ヒューミント)が共有されるメリットがある。また、ACSAが結ばれれば、国連平和維持活動(PKO)の現場などで、日韓が燃料や食料を提供し合うことが可能になる。
http://www.asahi.com/international/update/0421/TKY201204210554.html
元陸上自衛隊幕僚部第二部長の回顧録に「よど号事件」がいかにして解決されたかが一つの推察としてこう書かれています。
当時、日本の警察庁と韓国の中央情報部のあいだには、連携がとれる関係にあったし、韓国には知日派が多かった。中央情報部であった金桂元氏は、延世大学の前身・延禧専門学校在学中に学徒出陣となり、日本軍の予備少尉であった。そんな関係のため、両国政府のあいだに暗黙の了解、以心伝心とか阿吽の呼吸といったものがあったのではないか。日本側としては、韓国で解決すれば、多少のことがあっても国民からの風当たりは緩和されるとの打算があったのではないかと思われる。
以上のことから日韓間の水面下でなんらかの連絡があったのではないか。あるいは、以心伝心、互いによりより解決を目指して努力したのではないかと推察される。(128ページ)
このご時世に韓国と情報面で連携しないのは、目と耳を塞いでいるとの同じでしょ。
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