タイムスクープハンター 4 第6回 熱狂!初ガツオ争奪戦
もの売るって程度(レベル)じゃねえぞ!
吹いた!
土曜スタジオパークで要潤がこれは面白いと太鼓判をおしてましたが、初鰹を巡る攻防。確かに面白かった。
競争あり、奪い合いあり、ラグビーあり、釣りあり、人情ありと、てんこ盛りの展開。
今回の取材対象は平吉。江戸の札差・武蔵屋文右衛門(旗本に金を貸す)で奉公人をしている。武蔵屋文右衛門は無類の食通で、その食道楽の世話役として初鰹の入手を任されていた。
初鰹を一度も食べたことがない。それは獲れる数が極めて少なかったからだった。当時は初夏の初鰹は「女房を質に入れても食べたい」というほど人気があった。
他にも、鮭、ナス、キノコなども初物が珍重された。
初鰹が運ばれるルートは2種類、陸路と海路。
江戸湾では鰹は獲れないので、相模湾や房総沖で獲れたものを、江戸・本材木町の新場魚市場まで通常は舟で運んだ。場合によっては陸路を馬で運ぶこともあった。
じつは「新肴場(しんさかなば)」を縮めて、単に「新場」と称していた。そう、魚市場だったのだ。江戸の魚市場は日本橋だけでない、ここ新肴場、四日市、芝雑魚場(しばざこば)の4ヵ所があった。四日市は、今の日本橋と江戸橋間の南側辺りで江戸橋広小路と呼ばれた一帯。芝雑魚場とは、現在のJR田町駅東北側付近で、港区の史跡説明板が設置されている。
http://www.chuo-kanko.or.jp/blog/2009/09/post-164.html
平吉は初鰹を江戸へ向かう山道で待っていた。それは賭けだった。昨晩からの時化がまた収まっていないだろうと踏んで、今年は舟でなく陸路で運ばれると考えてのことだった。
そして馬が駆けてきた。
平吉は呼び止めて、初物かと尋ねる。なぜわかったと驚く馬上の侍。平吉はつかさず小さなものでいいから分けて欲しいと頼むが、そのような大きなビワがあるかと怒られる。
平吉の勘違い。初鰹のことを知らないかと聞くと、侍は三浦が騒がしかったのはそのせいかと納得していた。初鰹は三浦から舟で江戸へ運ばれたのだ。
当てが外れた平吉。だか諦めるわけにはいかない。山道を駆け上がり、江戸の魚市場を目指す!
ライバルの大黒屋に過去2年、初鰹を取られて面子を潰されていた。三度目はない、なんとしても初鰹を入手しなければならなかった。
急いできたのに日本橋付近で橋が事故で封鎖中。荷車の荷物が散乱している。
日本橋なのに山が見えるのはどうだろう。
果たして間に合うのでしょうか?と沢嶋。
ライバル大黒屋の奉公人、亥三郎も橋で足止めを食っていた。
魚河岸まで400メートル。もう競りは始まっているかも知れない。
焦る平吉と亥三郎。
前ェ出るなつってんだろォ!
俺が先でェ!
中高生ぽい会話だ。
事故の処理が終わって平吉と亥三郎が魚問屋めがけてダッシュする!
問屋に2人同時に到着するがすでに初鰹の競りは終わっていた。獲れた初鰹はわずかに5本。3本は将軍へ献上され、2本が競りにかけられた。1本は浅草の料理茶屋・豊膳、残りの1本は意地を見せた仲買人が競り落とし、神田の岩本町をシマにしている千吉っていう棒手振り(天秤を担いで魚を売る行商人)の手に渡ったという。
平吉と亥三郎が神田の岩本町へ走る!
(行ったことがある地名が出てくると高まる)
千吉がいたぁぁぁぁぁ!
初鰹目当ての客であたりは大混乱に陥っている。
もの売るって程度(レベル)じゃねえぞ!
本気で腹抱えて笑ってしまった。
プレステ3の発売の一コマを思い出しますね。
たぶん百年後にはこれがタイムスクープされているでしょう。
初鰹だ!
目に青葉、山ホトトギス、初ガツオ。
目や耳はタダだが、口は高くつくと千吉が鰹の講釈を垂れる。
競りが始まる。すぐに一両まで値が跳ね上がる。
兄さん初鰹を舐めちゃいけないよと千吉。
これは縁起物なんだよ。
あっしは売っても構わないんけど、魚が嫌と言う。
二両じゃないと次の町に行くよと千吉は鰹をしまい始める。
亥三郎が二両出すと勝負に出た。
慌てて平吉が三両出すと亥三郎を押しのける。こっちも三両出すと亥三郎。両者一歩もゆずらない。
後から三両の声を上げた亥三郎が平吉に食ってかかる。先に二両の声を挙げて、オメエが三両って言いやすいように俺が下地を作ってやったんだから譲れと中学生の理論を展開。
しかし三両以上は二人とも出せない。売り手の千吉は草履の裏表で買い手を決めることを提案する。お互いに表といってまた揉める。
どこまでも中学生レベルの二人。
平吉が手に入れた!
1812年の記録では中村歌右衛門が初鰹を三両で買ったという記録が残っている。
今の価値にして30万から40万円!
峰不二子が盗むレベルだ。
鰹を抱えて武蔵屋へ戻る平吉の前に亥三郎が初鰹を譲ってくれと歩み寄ってくる。
身構える平吉。
亥三郎、土下座!手ぶらで帰ったら大目玉を食らうと泣きつく。離れようとする平吉に追いすがる。
さっきのヤンキーなみの威勢はどうした!
ダメだとわかると亥三郎が平吉を突き飛ばして鰹を奪い、逃走!
平吉が追う!
どんでん返しつぐどんでん返し!
長屋の男たちが亥三郎を追い詰めた。
亥三郎は泣く泣くムシロにくるまれた鰹を差し出す。
だが長屋の男衆もタダでは鰹を返せないと平吉に言う。全部じゃない一両分わけてくれればいいという。彼らにはどうしても初鰹を食べさせたい隣人がいた。(この長屋の青い男は確かに競りで一両の声を上げていた)
年を越したら、食いたくても食えない人間だっているんだぜ。
父親が重い病を患っているという。一度は初鰹を食べてみたいと言っていた。初物を食べれば75日長生きが出来て、初鰹を食べれば750日長生きできると言われていた。長屋の連中が金を出し合って一両を用意したのだった。
長屋の人情、熱いぜ。
だが平吉も仕事、一存ではどうすることも出来ない。
平吉が拒むと、長屋の男衆は平吉を拘束、鰹を勝手に裁き始める。
だが中から出てきたのは鯉だった。
亥三郎が中身をすり替えていたのだ!
長屋の男衆と平吉が亥三郎の後を追う!
運河に大黒屋の舟が停泊し、そこに亥三郎がいた。
長屋の住人VS大黒屋の奉公人たちによる鰹の奪い合いが始まった!
その光景はまるでラグビー。
最後は鰹のロングポスをキャッチした亥三郎は誰もマークしておらず、舟に乗って鰹とともに逃げおおせた。
だが平吉は諦めない。橋の上で大黒屋の舟が待ち構えて釣り竿で鰹を「釣り上げる」作戦に出る。
舟が来た。平吉には気づいていない。
釣り針に仕掛けたナノカメラからの映像。
これが本当のカツオの一本釣り!
平吉は無事、役目を果たすことができた。
武蔵屋の主人は「江戸同心24時」の同心の山本甚九朗じゃないかな。
あれも良い回だった。
平吉が苦労して手に入れたカツオは馴染みの客に振る舞われた。
江戸時代はカラシで食べるんだそうな。
主人の文右衛門が平吉に自分の分を与えた。
縁起物だ食してみなさい。
なんていい主人だ。
そしたら平吉、自分じゃなくて食べて欲しい人がいるという。
誰にかと思ったら、初鰹を食べたがっていた長屋の老人。
享楽に浮かれる人々とは対照的な長屋の人たちの姿が印象的だった。
折角の初鰹を食べなくて、いいんですかと沢嶋に訊かれた平吉。
価値が分からないまま食べたって、かえってカツオに気の毒だと清々しく答える。
あっしは見栄よりも実を取る。これじゃ江戸っ子になれませんがねと笑う。
ゆっくりはしていられない。今度は初物の茄子だという。
江戸っ子にはなれないかもしれないけど、本物の男にはなれるという良い話。
次回はチョンマゲを取り締まる話。
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こんにちは。
先日は「辻斬り・八兵衛役」の方の事を詳しく教えて頂き、本当にありがとうございました
今回の「初カツオ」にかける江戸っ子の心意気が、何だかやけに、心と目に沁みる良い回だったと思いました。
特に「初ガツオ=750日」も長生きが出来るなんて
だけど、フットボールの様にアチコチ投げ飛ばされ・・・あのカツオがボロボロになりはしないかと、かなり気を揉ませられましたが(笑い)無事に形あるお刺身になってホントに良かったです。
いつもの(美しい画像)とドラマを忠実に再現された人物の(台詞)について質問があります。
どの様な方法で画像をUPされたり、台詞をUPされてるのか教えて頂きたいのです。
私も、時たまレビュー書いたりするのですが、画像は公式辺りから持ってくるだけで、このブログの様に鮮明に人の心を打つような緊迫感あふれるものではありません。
台詞の方も、録画しておいたモノを再び観ながら聞いて文字起こしをしている状態なので、ホントに時間がかかってしまいます。
放送直後にここまでの内容をUPされるなんて、一体どんな方法でやっているのだろう?と想い質問させて頂きました。
ちなみにTVは東芝レグザで、PCは富士通WINDOWS7ノート型です。どうか、よろしくお願いします。
投稿: 葵 | 2012/05/14 17:10
葵さん、どうも
カツオのラグビーは笑わせてもらいました。最後はカツオを老人に分けてやる本当の江戸っ子を見みました。
画像の取り込みには、パソコンでワンセグ放送が見れるチューナーを使っています。それに画面キャプチャー機能がついています。実際の動画はかなり荒れています。これ以上高品質の画像を見るなら、本編を見てくださいというスタンスでワンセグ画面を使っています。ワンセグの字幕を見て打っているので時間はかなりかかりますね。
これから諸事情で忙しくなりそうなので、これぐらい詳しくはもう書けないと思います。ご了承ください。
投稿: 竹花です。 | 2012/05/14 17:50