THE KILLING/キリング 第17話
ついに真犯人が視聴者には見せられたのでしょう。
これだけもどかしいのが面白い刑事ドラマもそうはないです。
ネタバレありです。
ルンドたちが完全に的外れな捜査をやっているように見える今回の話。普通は主人公の相棒がへんな目星をつけ、それを主人公が否定するというお約束がありますが、このキリングは主人公ともども間違った方向に向かっていきます。
視聴者には、ルンドたちが運送屋にやって来たとき、ナナを乗せていたタクシー・ドライバーも兼ねているレオンが帽子を深くかぶってルンドたちに背を向ける光景を見せられる。明らかに怪しい行動なものの、ルンドたちには見えない。ナナと接点があると彼は警察に言っていなかった。完全に怪しい。
ルンドたちは15年前に殺されたメッテが「メルクール社」という運送屋を使って引っ越し屋を使っていたことを突き止め、数少ない情報からヴァウンの名前を見つける。でも視聴者は知っています。そっちじゃないと。このもどかしさがたまらない。
しかしヴァウンの行動と生い立ちに関する情報が積み上がっていくと、犯人の可能性がないわけでないように見えてくる。そしてレオンがナナの母ペニレに、ナナが殺された夜、ヴァウンが事務用品屋の仕事をキャンセルしたと言います。あれれ、本当にヴァウンなのか?それとも嘘をついているのか?わかりません。
水路から白骨死体がようやくあがり、「メルクール社」のロゴが発見される。ヴァウンの逮捕命令が出るが、ヴァウンはアパートから消えていた。ルンドたちがヴァウンのアパートにいくと、そうとは知らないレオンがヴァウンのアパートに鍵を返しにきてたいた。またルンドたちに見つからないようにしている。なかなかルンドとマイヤーはレオンに気づかない。このもどかしさがたまらない。でも最後にルンドがレオンに気がついた。間違った捜査をしていて最後に、思いがけない幸運で真犯人にぶち当たった。
ナナが映った監視ビデオが出てきた件、市長が違法な支出を許可したと証言するストッケが現れた件、市長がハートマンに言ったように何がどうなってるんでしょう。ナナの携帯の通話履歴が消された件も、結局誰の差し金なんでしょう?
残りあと3話。
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