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2012/09/19

中国の反日デモで欧米系企業も襲われた→義和団の乱の前ぶれか?

反日デモはデモとリンチの区別がついてない輩のおかげでジャスコ、パナソニック、ホンダなどなど日系企業が大変な損害を被りましたが、その煽りを受けて欧米資本の店まで被害にあったとか。

マクドナルドが日系企業に見えるのか。反日テロ屋は世界を知らないのでしょう。知っていれば暴れません。反日教育は中国人に、日本は憎むべき国であるだけでなく、日本は偉大なる祖国を侵略するほど凄い国と思わせているのかもしれません。

報道によると、イタリアの広州領事館の車は16日に襲撃されたほか、香港に本拠地を置くドラックストアのワトソンズ、ファーストフード店のマクドナルド、仏スーパーのカルフールがデモ参加者に店舗一部を破壊されるなど、日本資本ではない企業にも被害が出ているという。

 犯罪とも言えるこれらの行動に、市民や有識者から批判の声が噴出している。

 「愛国の看板を掲げる強盗だ。厳罰しなければ、国の安定はない」
 「心から彼らを蔑視する」
 「日本製をボイコットすると同時、これらのバカ者もボイコットする」
 「火事場泥棒だ。中国はますます諸外国に見下されることになる」

 一方、政府の対応に矛先を向けた市民もいる。
「一生の蓄えで購入した住宅が強制的に取り壊されても反抗しないのに、行く機会もない島を命で守るなんて、信じられない」
 「義和団の再来だ

<中略>

 反日デモが政府批判に「変質」することを懸念している当局はついに、これまでの容認方針から締め付けへと転じた。北京晨報18日付の記事によると、広州市、西安、青島、長沙各地で襲撃・略奪に関わったとして参加者から逮捕者が続出したという。

義和団の乱と捉えた中国人は暴徒にはならんでしょう。

義和団のとは何か?

ウィキペディアから引用:

当初は義和団を称する秘密結社による排外運動であったが、1900年(光緒26年)に西太后がこの反乱を支持して清国が6月21日に欧米列国に宣戦布告したため国家間戦争となった。だが、宣戦布告後2か月も経たないうちに欧米列強国軍は首都北京及び紫禁城を制圧、清朝は莫大な賠償金の支払いを余儀なくされる。

義和団というのは反キリストを掲げる拳法集団で 、神が乗り移った者は、刀はおろか銃弾すら跳ね返すような不死身になると信じられていた

結果、中国は欧米の武力介入を受けて首都北京を占領されます。そして北京議定書を結ばされます。実質的に清朝支配が終わったといっても過言ではありません。また引用:

中国の半植民地化

北京議定書によって、北京や天津に外国の駐兵権を認め、また巨額の賠償金によって外国による財政支配(海関税・常関税・塩税が支払われるまでの担保として押さえられた)を受容せざるを得なくなった清朝、そして中華民国は、もはや独立国としての体裁をなさず、「半植民地」ともいうべき状態に陥った。北京における駐兵権容認はやがて盧溝橋事件の引き金ともなるのである。

北京陥落後あっさり義和団を切り捨てた清朝・西太后の姿勢は大きな失望を一般民衆に与えた。さらに北京議定書によって定められた巨額の賠償金を支払うために、過大な負担を民衆に強いたことは、人々が清朝を見限るのに決定的な理由となりえた・・・義和団の乱は辛亥革命に至る重要な伏線となったといえる。

義和団の乱の繰り返しになっちゃうよという警告は正鵠を射ていると思います。しかし「弱腰」だと多くの中国人が感じるようなら、義和団の乱が再び起るかもしれません。しかし逆もしかりであんまり日本も強気に出すぎると中国国内にいる邦人が犠牲になります。(在リビアのアメリカ大使が襲撃されて殺されたみたいに)

日本政府も海外緊急展開部隊とか邦人を守る実力手段を考えないといけないでしょう。

追記:中国の原潜が多数尖閣諸島に派遣されたのかも。

中国・深センの衛星テレビ局などは、中国の東海艦隊が多数の原子力潜水艦を尖閣諸島海域に送り、警戒態勢に入ったと報じた。また、香港のあるメディアは、米国の偵察衛星が尖閣諸島海域の近くで中国の攻撃型原潜を捕捉したと伝えた。

 日本政府もP3C哨戒機による監視活動を強化し、自衛隊の艦艇を尖閣諸島付近の海域に移動・配備したといわれている。しかし、中国の漁船1000隻が間もなく尖閣に押し寄せてきたとしても、さしたる対策はない状態だ。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/19/2012091900666.html

日本の海軍海上自衛隊が世界に誇る対潜能力を示すときですな!

P-3Cパイロットの腕は凄いらしいですよ。

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コメント

これテロですよね…。
愛国という大義の下には全ての蛮行が武勇になると思っているのだから、あれこそ偏狭なナショナリズムだと思います。

こんな凌辱行為は仮に中国の主張通り日本が罪深い侵略国であったのだとしても正当化できないはずで、理解できません。

独特な美観でファンの多い岩井俊二映画監督などは「日本が過去の侵略を忘れ反省をせず、尖閣購入などという“挑発行為”をしたのだから、中国の怒りは当然。一方的に批判する姿勢は理解に苦しむ」という旨の発言をされてました。
国内の著名人に日本の主権行為や正当な反論を挑発などと中国側の価値観で解釈する人が多いのは何なのかと呆れます。
テロ批判に対する反論の根拠が「中国が傷つくから」ってのは…やはり表現者としてのジョークなんでしょうか。

森永タクロウさんなんかは日本の武装縮小を訴えながら有事の際にはアメリカに移住するだの言ってましたが。岩井さんは国外を活動拠点にしているし、基本的に日本の主権なんて他人事なんですかねこういう人達は。
あそこ盗られたら資源だけじゃなく次は沖縄まで危ないと思うんですけど、いつも顔を充血させて沖縄を搾取するなと喚いている人達は、沖縄の人々が中国軍に生命財産を簒奪されても他人事なんだろうな。

国土が奪われたら自由も生活もなかろうがと。

藤咲さん、どうも
911同時多発テロ事件を起してビンラーディンは殺されましたし、ユダヤ人を迫害したナチスドイツのドイツ至上主義、日本の軍部とか行きすぎた偏狭な愛国心が国家滅亡をもたらすのがわからない中国人もいるのでしょう。

岩井監督が言うように石原都知事から始まった尖閣諸島購入運動が今回の損害額数百億になるかもしれないテロ行為の発端となったのが事実ですが(その前に香港の活動家が尖閣に上陸したということもあるにせよ)、中国政府がぶっ壊した当事者に賠償させないのはおかしいと思います。

森永卓郎先生は経済にしても口だけ大将ですね。責任感が皆無です。日本にこそオスプレイが必要なのに沖縄配備に反対する人たちは亡国の徒なのかと思います。尖閣を守るには石垣島とか周辺の島を押えないと無理なので(だから尖閣に関しては日本が現状優位に立っている)、本気で中国が武力侵攻するなら沖縄も危ないです。

中国に海上封鎖されたら原油が輸入できないのに、原発を動かさない維新の会は座して死を待つ気かと見識を疑います。そういう意味で維新の会が政権を奪取したら、脱出しないといけないかもと思います。

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