まほろ駅前番外地 第2話 探偵物語ぽいのがいい

柳葉敏郎は劇団ひまわり出身だったのか。

すっげえ昭和だった。

レーザーディスクのカラオケで流れる一世風靡からギバちゃんの話を行天をして、そこから「桃色吐息」のカラオケを見て、それを見ている男がそのカラオケに出演しているモデルに一目惚れした男（清川）が、そのモデルを探してくれと頼む。その代わりに来夢来人（ライムライト）のツケを全額払ってやると言う。

清川が見ていたカラオケを別の客に消されそうになって、ビール瓶で殴りかかる。メシを食いながらその光景を眺めていた行天が

あっ、大島渚だ。

先日お亡くなりになった名監督の名前が出てくるとは、なんとタイムリーなネタ（笑）。行天はエスパーか。

そのモデルさんのその後を探偵ナイトスクープを騙って探っていくと、大人のビデオに出演したり、麻薬に手を出して捕まったりして（らしい）なかなかの転落人生。しかし娘はしっかりと育っていてと言う話。しかも清川は娘を一目惚れした相手だと思って喜ぶ。そんな娘を育てた元モデルをアンタ立派だと行天が褒めるという、なんかいい話。

来夢来人（ライムライト）っていうスナックが多いとタモリ倶楽部で言ってました。

レーザーディスクのカラオケに出ているモデルさんだから、当時20歳でも今はと行天が清川に忠告すると、清川は激怒。

黒木瞳は51歳だ！

よくわからんが怒りは伝わった。

行天が多田と一緒に元モデルの経営している場末のバーを探しているときに一言、

小さい頃からかわいい、かわいいって言われて育つとさ、そう言われないと生きている感じがしなくなっちゃうんだろうね。

哲学者ですね。

松田優作が出ていた探偵物語を見ていた自分としては、息子がこういうドラマに出るのはなにやら感慨深い。