風力発電のブレードにワシが激突して死ぬらしい
一般論として風力発電は環境に優しいかもしれないですが、ワシは真っ二つ。
今日、NHKでこんなニュースをやってました。
オジロワシ事故でシンポジウム
絶滅が心配される国の天然記念物のオジロワシが風力発電用の風車に衝突する事故が増えていることから、環境省は近く風力発電と野鳥の生息環境をめぐる問題についてのシンポジウムを開くことを決めました。
環境省によりますと、昨年度までの10年間に風車との衝突で死んだとみられるオジロワシが発見された件数は28件にのぼり、自動車や列車などとの衝突事故よりも多くなっています。
道内には風力発電所が52か所あり、東日本大震災の発生以降の自然エネルギー利用の高まりを受けて今後も増えていくことが予想されます。
環境省では今後オジロワシの衝突事故が増えるおそれがあるとして、ことし3月に札幌市内でシンポジウムを開き、現状を広く道民に伝えたいとしています。
環境省釧路自然環境事務所は「自然エネルギーの普及と野鳥の保護の両立は難しい問題で、まずは道民に現状を知ってもらうことから始めたい」と話しています。
01月21日 08時06分
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130121/d43ec4389529743d5f971e3040922fe7.html
激突したワシはこんな姿に・・・
25万ベクレルのソイは生きているというのに
この写真は北海道のものですが、激突事故が起こっているのは北海道だけではないそうです。
山間地に建設が計画されており、道路取付けに伴う森林伐採によって二酸化炭素削減効果が相殺されたり、建設資材の運び上げに多くのエネルギーを要するためエネルギー収支がさらに悪くなる等、「環境に優しいエネルギー」からは程遠いものになってしまう可能性が大です。また多雪地帯での計画では、冬期の施設管理の問題(積雪の多い山間地では、麓から除雪して辿り着くだけでも大変な労力です)や稼動時間の大幅な減少(ブレードへの着雪によって風車を稼動できない、破損を防ぐために冬期にはブレードの取り外しが必要となる可能性もあり)がさらに加わってきます。不適切な立地での風力発電は、タービンへの猛禽の衝突や繁殖阻害などだけが問題なのではなく、もっと根本的な問題を抱えていることを忘れてはなりません。
何度も述べますが、環境影響調査が法律で義務付けられていないため、不十分な調査で短期間のうちに着工できてしまうという恐ろしさがあります。イヌワシの衝突死や生息地からの消失が起こってからでは遅いのです。きちんとした調査を行い、その結果、自然環境や希少猛禽等に大きな影響が出ると客観的に判断されたら、撤退も含めた計画の見直しを事業者や自治体には決断していただきたいものです。
http://www.d1.dion.ne.jp/~akaki_ch/windfarm.html
風力発電だらけにしたら環境が破壊されるということですね。
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