アルジェリア人質事件の犯人は身代金を80億円相当稼いでいた
アラブの春は嵐に変わったようです。
首謀者の名はモフタール・ベルモフタール。北アフリカのビンラーディンになりたいようです。(実行犯はタハル・ベンシュネブ)。
NHKのドキュメンタリーを見ました。最初から身代金目的の犯行だったようです。
内通者の存在がこの人質事件を可能にしたそうです。
テロリストの装備はリビア軍のものだったようで、リビア革命で大量の武器が流出したんでしょう。
身代金を取れないと悟った武装勢力は40人の人質を連れてプラントに向かい、そこをアルジェリア軍(の武装ヘリ)が空爆(してプラントにいくのを阻止しようとした)。3台は大破、4台は破壊を免れてプラントに向かう。しかし1台は横転。残る3台がプラントにたどり着いて人質もろとも自爆。
アルジェリア出身のモフタール・ベルモフタールはアフガニスタンのアルカイダ軍事訓練キャンプで訓練を受けて北アフリカに戻ってきて、活動資金を得るために人質事件を繰り返し、10年間で50人以上を誘拐し、80億円以上を稼いだ。
それはアルジェリア政府ももう身代金を出そうとは思わないでしょう。日本も反撃部隊とか必要じゃないかと。
しかも遊牧民の貿易ルートを利用して武器密輸のネットワークを構築、砂漠の支配者になっている。これは中国の軍閥みたい。
アラブの春で立ち上がった社会に不満を持っている若者を取り込んでいる。アルジェリア人質事件の犯人グループ11人の1/3がチュニジア出身だとか。
アラブの春がアラブの嵐を起しているわけですね。
民主化が民衆が政治をほしいままに動かせることを目的とするなら、嵐は起るのでしょう。
ヨーロッパの1848年革命は「諸国民の春」といわれますが、その終着点が第1次世界大戦といっても過言ではありません。民主化運動→民族主義(外国排斥運動)という流れです。幕末の尊皇攘夷も同じ流れかもしれません。
中国も民主化したら大変かも。
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コメント
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確かに、考えてみるとあの地域では砂嵐は主に春に起こるので”アラブの春”は、正しいと言えば正しい。
投稿: | 2013/02/19 17:12
なるほど。いつか実りの秋を迎えられればいいですね。
投稿: 竹花です。 | 2013/02/20 15:21