惡の華 第3話 悩める中学生 女子の体操着を無理矢理着せられる春日
地球が崩壊するわけでもなし、人類が滅びるわけでもないのに春日の我が身の破滅といわんばかりの異様な緊迫感が伝わってくる。
春日が佐伯さんの体操着を捨てようとして朝食も食べないで家を出たけれども、捨てようとするところに人の目がある。
怖いねえ、人の目。
そしてちょうどゴミ袋が置いてあって捨てようと思ったところが、古びたパブ「M」。Mかあ。でも掃除しているおばさんがいて、結局学校まで持ってきてしまう。
そこに佐和。春日君、作文書いてきた?作文書いてきたよね?と高圧的に聞いておいてから、春日の耳元で今日も放課後、図書室でと囁く。
校門の前で山田に「ズシズシ!」って春日がチョップを食らうところをねえ、いいですよ。アニメっぽくない。
ホームルームで佐伯の体操着が盗まれていた日に、30歳代の不審な男が学校の周りをうろついていたと先生が報告。イヤだと騒ぎさす生徒たち。春日君、ほっとしてもいいのに逆に自分のことを恐ろしくなっている。
この「悪魔」めだ。自由自在、糸を握ってわれらをデクの棒にして操るのは!
おかげでわれらは、忌まわしい俗悪の色香に迷うのだ。
一日ごとに一歩づつ、「孤独地獄」の方へ堕ちるのだ。
悪臭放つ暗闇を、厭いもせずに横ぎって。
悪の華の詩らしいですね。
http://orange.zero.jp/floyd.boat/amatsuki/toreader.htm
春日君、闇の感情が渦巻いている、これが俺の作文だと、佐和に作文の代わりにボードレールの悪の華を差し出したら叩き落とされた!めっちゃ睨まれてる!
黙れクソムシ!
私は春日君のガーっとグァーと春日君のそのまんまが出たぐちゃぐちゃの作文が読みたかったの。春日君、佐伯さんの胸に顔を埋めたでしょ、体操着も臭い嗅ぎまくって、いろんなとこ擦りつけまくったでしょ!ズブズブのド変態でしょ、春日君は!
すげえ台詞だな。
訳わかんねえ!と春日がキレた!俺は擦りつけまくってなんかいない!
体操着を焼却炉で燃やそうと図書室を出て行こうとしたら、佐和に押し倒されて身ぐるみ剥がされて佐伯さんの体操着を着させらた!
ズボンまで脱がしてブルマを穿かされるとは思わなかった。
どう?どんな気持ち?春日君、あたしね。ずっと前からムズムズしてるの。って佐和が春日に馬乗りになってるよ。
体の下の方の中の方が叫び声をあげたくなるほどモヤモヤしているの。
この世界全部、私のモヤモヤの中でクソムシになればいいと思ってるの。
私もきっと変態なのって佐和の顔は上気してますよ。
もって否定する春日。
春日君も自信持ってって言われた。私と契約できたのは春日君だけなんだよ。これから毎日私と一緒に放課後を過ごそうとか言われた。
ダークサイドのアムロとララァの邂逅を見た。ガンダムはニュータイプで悪の華は「変態」ですが。
佐和は春日と会うときメガネを外すんですな。自分の手の臭い嗅がせたり(佐伯の体操着の臭いを嗅いだというのと重なるのかな)、だんだんと健気に見えてくるから恐ろしい。春日も佐和も好きになりかけているようだけれども、やっぱり俺は佐伯さんをプラトニックに慕っているとその思いを打ち消す。
中学生だな。
学校で女子生徒(マユマユ)の給食費がなくなって、佐和に嫌疑がかかる。
中学生にありがちだ。
もしかして仲村じゃねえと山田が春日に小声で囁く
教室も仲村なら怪しいという雰囲気になる。中学生だ!
そこに入ってきた仲村。マユマユの給食費が盗まれたんだけど、昨日どこにいたと聞かれて
邪魔だからどけよクソカスと一蹴。
言われた女子が、アンタが放課後に戻ろうとしているの見たとか嘘ついた!
春日がキレた!今回のことは仲村は関係ないだろうが!
あんたは隅っこで本、読んでなさいよと言われた。
もしかしてアンタ、仲村のこと好きなんじゃないの?完全に中学生的な思考。
うぁ~ひくわと教室中の侮蔑の視線が春日に集中。完全に中学生的な反応。
またも人の目に曝されて怯える春日。自己破滅的な方向に向かってるよ~。
ここで「花が咲いたよ~」
どうなる次回!
神が揺れたよ(笑)
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コメント
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いやー仲村さん好きですねえ。なんでだろう? 自分も変態だからか
アニメだけど実写で美人がブスを演じてるみたいな感じになってますね。
オープニングの歌がカッコいいです。間奏で本編のハイライトシーンが入る演出もよい。
最後、仲村さんが持ってた本はフィリップ・K・ディックの「パーマー・エルドリッチの3つの聖痕」ですね(服用すると束の間別の現実世界に遊ぶことができるドラッグが出てくる話)
投稿: おじゃま丸 | 2013/04/24 09:31
間違えた。本を持ってたのは春日くんですね。
山田やクラス委員ぽい女の子のウザさもいいです
投稿: おじゃま丸 | 2013/04/24 09:42
おじゃま丸さん、どうも
仲村さんはいいキャラクターですね。ダークナイトのジョーカーに通じるものがあります。実写の人もカワイイですね。途中のハイライトは高まります。
良いオープニングです。
オープニングと言えば、みんなエスパーだよ!のオープニングもいいです。
http://youtu.be/smocFwf5O9g
あの本は何か気になってたんですが、そういう本ですか。
同じロトスコープを使った「スキャナー・ダークリー」もディックなので、わざとでしょうか。そしてどっちもドラッグ系ですね。
山田もいい感じです。
委員長的な女子はありがちにうざくでいいですね。
投稿: 竹花です。 | 2013/04/24 09:57
お久しぶりです、竹花さんジャンル問わずアニメ観てますよね(笑)僕も惡の華を楽しんで観てます。
本屋さんで仲村さんが「クソムシが」と毒づく強烈な表紙に惹かれて購入した、原作の漫画本を大変楽しんで読んでいたので、深夜にアニメ化を告げるCMが流れた時には「( ゚Д゚)えっ!?(ガタッ」と体操着袋に気付いた春日みたいに間の抜けた面をさらしてしまいました。
同じく原作を読んでおられた人たちの中には、漫画の可愛らしいタッチと対極と言える写実寄りの絵にしたことを批判する声も大きいですが(特に仲村さんの容姿は原作だと美人でしたから)、私も最初こそショックが勝っていたものの今では非常に面白く感じています。
通学・下校シーンの寂れた背景と不安定な春日の独白が、いちいちぬめっとした気持ち悪さを演出していてすごく引き込まれるし、仲村さんはあの微妙に精細さに足らない容姿であるからこその不気味な生々しさをアニメ版・仲村さんとして得ていると納得させられました。ズーーー………ンと地面の底から小さく響く様な重低音が随所に挿入されているのも春日の心情と同期してる感覚になりとても不快で癖になります。随所に怖さが利いていますね。
基本的に静的なシーンの多い本編に対して、オープニング曲はアップテンポで、ダサい、洗練されてない上ずった感じが春日の乱れた心と歪んでゆく青春への快感を面白く歌っているし、エンディングテーマのもの狂い一歩前的な意味不明さは、あらためて三人が日常の一線を越えてしまうことを分からされて、沸き立つ暗い予感がたまりません。
内容が詰まらなきゃ批判一色で仕方ありませんが、こういう実験的なアニメーションを妥協しないでやってくれるのはアニメに驚きを求めているファンには有難いことだと思います。
勿論、可愛い仲村さんをアニメで見たいという気持ちがそれでもある僕みたいな矛盾したファンが幾らでもいるから、原作付きの味付けを大いに変えるのは、製作・受け手どちらにとっても蓋を開けるまでどうなるか分からない怖さを伴うのでしょうが、今回のアニメ化は一つの料理として恥ずかしくない作品として監督も確信を持って腕を振るっている印象を受けました。
好き嫌いの是非はそれぞれですが、最近はじまった進撃の巨人が原作の完全版的な素晴らしいアニメ化であるのに対し、同時期に実験的で不思議な予測の付かない味わいを楽しめるのは個人的に嬉しいです。
長文失礼しました。
投稿: 藤咲 | 2013/04/24 19:19
藤咲さん、どうも
情熱がひしひしと伝わってきました。
この4月からは良作が多いですね。
ヤマト、進撃の巨人、悪の華、ヴァルヴレイヴ、GARO(特撮)、(一応、俺妹も)は見ています。
悪の華っていうタイトルをアニマックスの宣伝で見て、録画を見たら吹っ飛びました。初代ガンダム第1話かエヴァの第1話ぐらいの衝撃でした。
特定のジャンルのアニメが好きな人にとってアニメは欠損している養分を補う栄養剤みたいなものでしょうが、こちらは食事みたいなもので、美味しければ食べたいみたいです。でも好みは「悪の華」みたいな脂っこくてスパイシーなのです。
原作好きの人はなぜにそんなに批判的なのかと不思議だったのですが、
仲村さんがあんまり可愛く見えないからなんですね。
第3話は可愛く見えるようになってました。
音もいいですね。教室のシーンは空間を感じられます。あれも抜ける感じで怖いです。こんなトンデモアニメは原作である程度評価されていないと、誰も資金を出してくれないと思います。ヤマトもそうですが、ファンがいればこそ、原理主義が沸いてくるので、致し方ない事でしょう。
>あらためて三人が日常の一線を越えてしまうことを分からされて、沸き立つ暗い予感がたまりません
ああああ・・・それは楽しみです。
進撃の巨人のも見てます。3話は最後にぐぐっときました。
OPは神ですよ。
「屍踏み越えて進む意思を嗤う豚よ
家畜の安寧
虚偽の繁栄
死せる餓狼の自由を!」
立体機動も最高です。
投稿: 竹花です。 | 2013/04/24 20:25