タイムスクープハンター5 第5回「眠ってはいけない”戦国”」 沢嶋、かげろうにビビる
庚申待(こうしんまち)という戦の最中でも絶対に寝てはいけない風習が戦国の頃から江戸時代にあったそうな(平安貴族の風習が民衆の間に広まったとか)。
お試しか!の「帰れま10」で最後に残っているひとつがわからなくて徹夜になっている感じかと思ったら、侍が出てきて状況が動く。
農民が現代ぽく訛ってる(なじょしたって言ってた)。
なぜ庚申待をするのか?
人間の頭と腹と足には三尸(さんし)の虫(彭侯子・彭常子・命児子)がいて、いつもその人の悪事を監視しているという。三尸の虫は庚申の日の夜の寝ている間に天に登って天帝(「閻魔大王」とも言う)に日頃の行いを報告し、罪状によっては寿命が縮められたり、その人の死後に地獄・餓鬼・畜生の三悪道に堕とされると言われていた。そこで、三尸の虫が天に登れないようにするため、この夜は村中の人達が集まって神々を祀り、その後、寝ずに酒盛りなどをして夜を明かした。
このまま「俺3日間寝てないわ~」みたいな寝ない自慢大会になるかと思いきや、落ち武者が現われた。
この侍(殿原っていうのか)は完全に当時の喋り方ぽい。自分は上杉勢の侍で川中島の戦いで槍を振り回し、一番首を取ったとか。嘘くさい。
侍も一緒に庚申待をしていたら、寝てしまった。そうしたら侍の口からエクトプラズムみたいな虫が出てきた!沢嶋もビビる!
古橋さんに確認を要請。これは蜻蛉ですね、架空の虫ですからねと古橋さん。沢嶋さん、ちょっと馬鹿にされてる?
寝てしまった侍は慌てふためいて、すべてを白状。自分は乱暴狼藉を働く木下丹後という地元侍に仕えており、百姓を殺したくなかったが、命令だから仕方がなかったと泣き出す。その木下丹後が鉄砲を手に入れた。そして近くの村を襲って試し撃ちをしようと考えていると言う。
この時代まだ鉄砲は新式兵器だったんだ。
農民たちは木下丹後の陣屋に乗り込んで鉄砲を奪うことを計画。薬屋に化けて陣屋に入り込み、侍たちに催眠効果のある薬草を飲ませて眠らせて、その間に鉄砲を奪うことにする。
この冒険的な展開、いいねえ。
鉄砲を守ってた侍の瞼に眼が描かれてる!アホすぎる。吹き出した。
まんまと鉄砲を盗み出した農民、だが弾薬や囲炉裏に落ちて爆発!侍たちが目を覚ました!
鉄砲を持って逃げる農民。追いかけてきた侍たちとの距離が詰まってくる。弾薬箱の中には焙烙玉が入っていた。火をつけて投げる!
大爆発!仮面ライダーに出てくるのみたいに強力だ!
逃げ帰る侍たち。
鉄砲で村を襲うとしていた侍が農民の投げた焙烙玉で退却するっていうのは小気味良い。
夜通し起きてた農民は村を襲われることはなく、寝落ちした侍は大事な鉄砲を奪われたという落ち。悪いことはできませんな。
こういう風習があったのが本当の戦国時代なんだろうなと。実に面白い。
庚申待ちっていう落語があるそうな。
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>これは蜻蛉ですね、架空の虫ですからねと古橋さん。沢嶋さん、ちょっと馬鹿にされてる?
そんな感じでしたね(笑)
なんだか謎な展開でしたがおもしろかったです。まぶたに目を書いてる侍は笑えました。
最後、居眠りしてる古橋さんがよかったです。オンエアされてることに気づかずに油断してる古橋さんとかも見てみたいですね
投稿: おじゃま丸 | 2013/05/12 10:51
おじゃま丸さん、どうも
確かに謎な展開でした。 こういうのが好きですね。
>オンエアされてることに気づかずに油断してる古橋さんとかも見てみたいですね。
蜻蛉にビビってる沢嶋マジ受ける~とか言ってたりして。
投稿: 竹花です。 | 2013/05/12 13:58