悪の華 11話 嘔吐する春日君 赤く燃え上がる桐生市

鬱展開のまま終わったらどうしようかと思った。そしたら閉じていた春日の思考軸が僕から仲村さんへ成長したと思いたい。

桐生市の歌のメルヘンチックが怖い。

私たちの子育てが間違っていたのよと泣く春日君の母。変態の代償。ご両親にロック魂がないと辛いな。結局、教室で暴れたのがクライマックスだったのか。

春日と山田は疎遠になった模様。ドス黒いオーラを放って、完全に目が死んでる春日は刺激しちゃまずいと思ってる。

仲村さんは度を超えて荒れてるし。

夏なのに寒々しい。

佐伯さんにお別れを告げる春日君。木下に最低と罵られた。さらに堕ちる春日君。

夕ご飯も食べられなくなる。早く食べろと父親に催促されて、

すみません。今日は食欲がないみたいです。申し訳ありません。折角作って頂いたのに。気分が優れないので自室に帰らせて頂きますと、頭を下げて席を立つ。

春日君、完全におかしい人になってる。息子を理解できない母親は辛いですね。それをわかってるぽい春日君はさらに堕ちる。

春日君、部屋に帰って吐いた。ガンガン堕とす。こいつこのまま死ぬんじゃね的な。

これでよかったんだとベッドに倒れ込む。このままひとりぼっちで、干からびて死ねばいいんだ。どこにも行けないまま。そして眠りに落ちる。

赤く燃える桐生の町。足元を埋め尽くすぎょろ目の悪の華。

いいビジュアルだ。これはアニメじゃないと胡散臭くなる。台詞がなくて良かった。この赤は春日君の駄目人間という自省とそうじゃないという自我の変態エネルギーの葛藤とみた。

仲村さんが座ってる。

私は信じてた。春日君はきっと全部の皮ひん剥いて、向こう側へついて来るって。嘘つき人間。

目覚めた春日君。雄叫びを上げて机の本をぶちまける。

あの時、仲村さんが僕を怒ったのが傷ついていたからだ。佐伯さんは俺なんかいなくても幸せに生きく人だ。でも仲村さんはあのままで、ひとりでどうやって生きて行くんだろう！仲村さんは俺よりずっと生きずらくて、それでも俺を信じてくれて、俺、作文を書くから！仲村さんは一人にしないから！

この展開が好きならリービングラスベガスはお勧めです。

春日君、本を捨てて自我の虚無を克服したのはいいけれど、一見良いようで破滅的なサイクルに入ったかも。