八重の桜 第37回 過激な転校生 というか文明の衝突
西洋文明と日本文明の衝突ではなく、旧態依然とした保守派と変革派の文明の衝突。
生徒のわがままで、ジョー、男泣き。
朝からベーコンと卵。しかも七輪でベーコン。香ばしくてうまそうだ。
そして朝から接吻。
マクロスのゼントラーディー軍でいうところの、デカルチャー!ですよ。
もうここから旧態依然とした保守派がゼントラーディー軍に見えてきました。
八重がジョーをベッドから落すところもいい。
熊本洋学校の生徒(熊本バンド)がクリスチャンに改宗したので洋学校自体が廃校になったとか。攘夷を叫ぶ旧士族も強いとか。この熊本から来た転校生なら迫害されるかもと思いました。
この子たちはキリスト教に改宗したけど頭の中が九州男児。しかもエリート気取り。それは迫害されて騒然。いや迫害されたから先鋭化してしまったのか。エジプトの古代史には詳しいけれども、ユダヤ教が選民思想だったために世界には広がらず、選民思想を取っ払ったキリスト教が世界に広まったということは知らないらしい。
熊本から来た金森通倫はみんなエスパーだよ!のエスパーじゃないトモダチだ。
ある意味、熊本バンドは知識的には西洋化してるけれども、文化レベルでは旧体制に固執しているところは新政府に反旗を翻す旧氏族と同じなんじゃないかと。和装に帽子という出立の八重を鵺と馬鹿にしているあたりが、信じる物に忠実すぎて妥協できないんだなあと。
旧会津藩士も警官殺したりきな臭いことになってたんですね。イラク戦争後にイラク警官を殺すテロリストではないか。
西南戦争への導入として良かったです。
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コメント
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明治に入ってから一気に西洋化していく過程が面白いです。ベーコンやメロンは、当時なかなか手に入らなかったでしょうね。
新島襄は新人類だったんでしょうね。個人的には容保に次ぐ泣き落とし王だと思っていますが。
今回はほぼ学園ドラマでしたが、時代が変わっていく中、士族の不満が高まり、次回の西南戦争やその後の自由民権運動につながる過程も様子もしっかり描けていたと思います。
明治に入ってからの展開が不安でしたが、これなら最後まで楽しめそうです。
投稿: ぽよっぽ | 2013/09/15 22:39
ぽよっぽさん、どうも
トマトは江戸時代からあったそうですが、観賞用で食べられなかったそうです。
>新島襄は新人類だったんでしょうね。個人的には容保に次ぐ泣き落とし王だと思っていますが。
ジョーは良い泣き方しますね。今回は「泣き虫先生新島襄」でもいいくらいの学園ドラマでした。たしかにジョーは当時の「国民目線」からすれば新人類でしょう。(今から見れば当たり前ですが)。そのあたりのギャップが面白いですね。
前半で燃え尽きるかと思ったら、後半の方が八重の目線と合ってると思います。来週は佐川官兵衛が。
投稿: 竹花です。 | 2013/09/15 23:46