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2013/12/23

陸上自衛隊の新型野外通信システムはソフトウェア無線技術!

開発したのはNECだ!

NECのPR記事の用語を読んでるだけで高まります。

クリスマス・プレゼントに欲しい!サンタさんに連絡だ!

武器だけ強くても守れないのだ!帝政ロシアのバルチック艦隊を破った日本海海戦でも日本帝国海軍は最新式の無線「三六式無線機」を開発・導入してました。

http://jpn.nec.com/profile/mitatv/discover/20/index.html

最初に「防衛通信」の特徴について説明させていただきます。まず「自己完結性」というのが、民間との大きな違いだと思います。災害時に自衛隊が出動する場面では、インフラが被災している可能性が高く、携帯電話などの民間の通信インフラなどには頼ることができません。初動から撤収まで自給自足の通信システムが求められます。そして「秘匿性」。セキュリティの高さは必須です。そして、ちょっと耳慣れないかも知れませんが、「スーパー・ミッション・クリティカル性」ということが求められます。
広帯域多目的無線機_携帯用Ⅱ型

03_広帯域多目的無線機_携帯用Ⅰ型
広帯域多目的無線機_携帯用Ⅰ型 ※背負っているところ

以前の無線機は「ハードウェア無線機」で、様々な電子回路を組み込んだハードウェアそのもので無線を処理していました。しかし、それだと新しい機能を追加するたびに、改造やハードウェアの追加が必要となってしまい、コストが高くなってしまいます。加えて、将来的に航空自衛隊、海上自衛隊などと通信を統合していこうというときに、せっかく買った無線機をまた買い換えなきゃいけないというは非常に大変ですよね。
「ソフトウェア無線技術」を生かしたいと考えたのです。今回ご紹介する通信機器は、様々な用途に切り替えできるよう、「ソフトウェア無線機」として開発されたもので、将来の通信統合や、技術の進展に合わせて、ソフトの入れ替えで対応できるようになりました。コストも圧縮できましたし、小型化も実現できました。

まず先ほど述べた「ソフトウェア無線技術」。ソフトウェアをインストールすることで、様々な無線機との交信ができるようになります。例えば自治体の防災無線モードに切り替えることで、被災地で自衛隊と自治体間で直接連絡が可能となります。また、通信ソフトウェアを追加することで、海上自衛隊、航空自衛隊との相互通信もできるようになり、様々な現場での通信をサポートします。

「自律分散型ネットワーク」は、障害物があって通信が切れたとしても、自動的に他の端末が中継してくれて、ネットワークを修復し、通信を続けることができる技術なのです。

「ネットワークQoS技術」。みなさんがふだん使っているネットワーク(インターネット通信)は、ベストエフォートといって、遅延時間とか帯域(やりとりできる通信容量)というのは保証されていないんです。しかし、緊急時の防衛通信では、そんなことは許されません。簡単に言うと、通信を保証できるルートを自動的に探してきて、通信をするという技術です。そして、いろんな情報が錯そうしている中でも優先度の高い情報を確実に伝送する技術です。そのような技術を使って通信の遅延時間や通信容量を保証しています。

これまでの無線機と違い、iPhoneとかタブレットみたいなアプリで動くようにした感じになったということでしょうか。民生用スマフォから撤退しても軍用は開発する。素敵です。

NECは合成開口レーダーとかも開発しているらしいです。

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コメント

無線機っていうのは結局アンテナ以外はソフトウェアだからPCでエミュレートできるってことでしょうか。
たしかにPR記事を読んでるとわくわくしますね
自己完結性っていうのがいいですね。でもその辺のスマホやPCで駆動させるとしても電源だけは確保しないといけませんね。

シンセサイザーも鍵盤以外はソフトなのでソフトウェアシンセなるものがかなり普及してるようです(僕は持ってませんが)。技術の進歩万歳

おじゃま丸さん、どうも
>無線機っていうのは結局アンテナ以外はソフトウェアだからPCでエミュレートできるってことでしょうか。
そうですね。日本に最初に入ってきたシンセサイザーをタモリ倶楽部で見ましたが、あれが今のソフトになったような感じでしょうかね。
http://kumaneko.hamazo.tv/e3884578.html
あの巨大な箱が小さな筐体にアプリで収まったと考えると驚異です。四〇年前からそんなに技術って進んでないなと思うときもありますが、実際はドえらい進歩です。

自己完結性は自衛隊のモットーですね。電源車もありますよ!
http://www.geocities.jp/aobamil/shasin/JGSDFsien/sien.html
最近は歌手までいるそうな。

タモリ倶楽部のあの回はおもしろかったです。僕も90年代初頭に発売されたヤマハのデジタルシンセを持ってるんですが、おそろしく重いですよ(一人で運ぶのが困難なくらい重い)。単なる電子回路の集まりのはずなのになんなんだこの重さは!と思います。

この通信システムってiPadとかに入れれば何キロも離れた相手と直接やり取りできるようになるんですかね? すごく楽しそうですが、受信はともかく送信にどれくらいの電力がいるのかが想像つきません。

おじゃま丸さん、どうも
シンセサイザーを持っている!カッコイイですね。

>この通信システムってiPadとかに入れれば何キロも離れた相手と直接やり取りできるようになるんですかね? 
そういうソフトではないと思います。アプリを変えるだけで他の通信システムとも交信できるようになるようです。でもiPhoneにそのアプリを入れれば自衛隊通信システムに対応できるのかも?

身内が、自衛官で、通信関連なんですが…

このコータム、使い物にならんと評判だそうです…^^;
具体的に言うと、あれなんで、言いませんが。

なんと言うか、さすがNEC。
PC-9801の面影は、もうないですね><

>このコータム、使い物にならんと評判だそうです…^^;
なるほど、現場の意見ですね。
機密情報に当たるので聞いても返答があるわけでないのでしょうが、
「使えない」にも色々なレベルがあり、
韓国で沈没したセウォル号なみに設計的に使えないのか、
操作が面倒で使えないのかいろいろなので
聞いているこちらとしては一概に無用の長物とは判断できないです。
(STAP細胞を一人が作れたと宣言したからと言ってSATP細胞が存在すると断定はできません)
韓国の兵器もかなりずさんみたいなニュースがありますが、
日本も他国のことは言ってられませんね。

運用実績がないので最初は使えないのはしょうがないと思います。
ただNECが使えないものを使えるように改められないとダメでしょうね。
戦闘機の紫電も最初は使い物にならなくて、紫電改に改良したら優秀な戦闘機になったそうですから、不満というのは救い上げれば戦力になるでしょう。

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