コンバットタンクコレクション 41号 AAV7 自衛隊に配備されるのか
米の水陸両用車が日本に到着というニュースがありました。
ただの水陸両用車ではない!水陸両用強襲輸送車だ!
Assault Amphibious Vehicle model (AAV 7)といいます。
これはアメリカ海兵隊所属の一両でクウェート奪還作戦時に参加したものだそうな。
自衛隊が4両アメリカから参考のために買いました:
政府が、陸上自衛隊に発足させる上陸作戦専門部隊の参考にするため、およそ5億円でアメリカから購入した4両の水陸両用車が横浜港に到着し、20日夜、自衛隊の駐屯地に向かいました。(中略)この水陸両用車は、アメリカ海兵隊の主力装備の「AAV7」で、全長およそ8メートル、重さは20トン余りあり、ボートのように浅瀬を進み、そのまま上陸することができます。
防衛省は、陸上自衛隊に発足させる上陸作戦専門部隊、「水陸機動団」の参考にするため、今年度、合わせて4両を、およそ5億円でアメリカから購入しました。
トレーラーに載せられた水陸両用車は、20日午後9時ごろ横浜港を出発し、関東地方にある自衛隊の駐屯地に向かいました。
防衛省は、到着したAAV7を詳しく調べ、自衛隊として初めての装備となる水陸両用車の性能などを確認する予定で、導入する車種を選定する際の参考にすることにしています。
いままで自衛隊になかったのがおかしい程ですよ。
ボートにキャラピラがついた感じがいい。イラク戦争ではこのキャラピラで海岸からバグダッドまで数百キロを走破した凄いヤツです。1967年にAAVの一号車が海兵隊に納入されて1985年に近代化改修が行われたAAV7が登場しまいた。ほぼ半世紀働いてもなお健在。後継車両のEFV(Expeditionary Fighting Vehicle:遠征戦闘車)の開発が中止されたのでまだまだ頑張ります。
砲塔のM85 12.7mm機関銃はM2ほど信頼性が高くなかったので、AAV7A1では機関銃をM2に換装、さらにM19自動擲弾銃を搭載。
自動擲弾銃っていう響きがたまりません。
ワイルドです。
水中はウォータージェットで進むぞ!(時速13km強)。
現代アメリカ軍の戦闘車両を揃えてみました。
右から順に
M109A6パラディン自走榴弾砲
M1エイブラムズ主力戦車
M2ブラッドレー歩兵戦闘車
AAV7A1水陸両用強襲輸送車
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コメント
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かっこいいですね。自衛隊が実戦でこれを使う日はあまり来てほしくないですが…。
ウィキペディアによると履帯の回転だけでもそれなりの速度で水上を航行できるようですが、履帯に何か特別な工夫があるんですかね?
語順としてはAmphibious Assault Vehicleが自然だと思うのですが、 Assaultが先に来てるのは「強襲」を強調したい気持ちの表れなのか。
地獄の黙示録にも水陸両用車が登場して先っぽの牙みたいので小屋をぶっ壊してましたが、あれはLVTP-5で、その後継者がAAV7なんですね。
投稿: おじゃま丸 | 2014/02/22 11:43
おじゃま丸さん、どうも
>自衛隊が実戦でこれを使う日はあまり来てほしくないですが…。
まったくです。しかし相手もいることなのでなんとも言えません。
履板に水かきはついてないと思いますが、どうなんでしょう?
Amphibious Assaultは強襲上陸なのでそれでも良さそうですが、Assault VehicleというよりAmphibious VehicleにAssault(突撃)能力を付与したという意味かもしれません。
本当ですね。地獄の黙示録に出てました。
http://www.imcdb.org/vehicle_34607-FMC-LVTP5-A1.html
投稿: 竹花です。 | 2014/02/22 12:37