リバーズエッジ 大川端探偵社 第７話 夏の雪女は玉子が大好き

メグミちゃん、川端康成がノーベル賞を取ったと知らない。そもそもノーベル賞もよくわからない。でも私、今日はノーブラ賞ですよ。ほらぁほらぁと村木に向けて胸を寄せて揺らす。

ご馳走様です！

所長は今度はディアゴスティーニのロボットを作ってる。もの作り日本。

今回は、おじさんが２０年前に「匿った」行きずりの若い女を捜して欲しいという依頼。このおじさん、よく見ますがこういうサブメインで見たのは初めてかも。最初は不気味な感じでしたが、愛嬌が出てきました。

匿った若い女は玉子好き。わたしすき焼きだと玉子すごく食べちゃうんですけどいいですか？

俺も惚れた。全然食べて。

なに事ともなかったんですか？と聞く村木。

おじさんが追っ手は来なかったですと答えると、村木は気を遣ってそれ以上聞かなかった。そうしたらメグミちゃんがド直球に

そういうことじゃなくてセックスはしたのかってことです。

さすが今日はノーブラ賞。それはマズイだろうと思ったら、おじさんは最後の晩にあったという。それから消えてしまって同じような女性を二度と遭うことができず、今でも独り身だと。

唯一の手がかりは若い女が働いていたと思われるバーのマッチ。こういう些細な手がかりから始まる探偵モノいいですな。

古い歌謡曲ばっかり置いてる店の撮り方がブライアン・デ・パルマみたい。

その後、古くからやってバーで聞き込み。ママが村木にボトルを出す。仕事中なのでと断ると、こっちもタダで話を聞かれたら仕事にならないよとママ。

こういう会話、嫌いじゃないですね。

なんで２０年も過ぎてから探すのか不思議がるメグミちゃん。

それに対する所長の返しが刺さる。

男がね、４０を過ぎると急に昔の女が恋しくなるんだ。

うわあとメグミちゃん。面倒くさいっすよ。２０年ぶりに来られても困るっしょ。

所長が川端康成の雪国の出だしを変えて

２０年の長いトンネルを抜けると、そこはどんな景色なんだろうね。

これは今回の話の結末になってたんだ。

おじさんがテレビを見ていて探していた若い女を見つけた。舞台女優だと。間違いないと断言する。そこで会いたいからなんとかして欲しいと頼む。

村木が常套手段の記者だと偽って女優と自分がホテルのレストラン（？）で会う。少し離れたところにおじさんが座る。女優は人違いだと村木に言う。だけど役者仲間から聞いた昔の話をする。演技の訓練の一環として、見ず知らずの男を３日間、騙してこい、体を張って抱かれてこい。それぐらいできなきゃ良い女優にはなれないと。

演出家の独占欲。命令されるのが嬉しかったりすると女優が言う。

おじさん女優を追いかける。だが女優の顔を見て話しかけるのをやめた。

女優が食べてたのがエッグベネディクトじゃないかよ。玉子つながりじゃないか。

おじさんは若い女の子とを記憶に止めておくことにした。

２０年前は２０年前なんですね。

事務所を出た村木の前に女優が現れる。

助けてください。

今日貴方にあって思い出したの。ずっと追われてるんだって。

誰に追われてるんです。

昔の自分よ。何か命令してあたしに。

ついてきなさい。

はい。

どういうことなんでしょう。

４０を超えたおじさんと同じく、女優もおじさんと会って昔の男が恋しくなったのか。相思相愛だと思いたい。４０才過ぎとしては。

この話と、前のエリートサラリーマンがどうして自分と結婚してくれるかわからないデリヘル嬢の話がいいです。