軍師官兵衛 第四八話 天下動乱 三家老の結束に泣いた。

三成と家康が天下を巡って戦おうと動きだし、息子長政が家康に味方する中、蓄えた資金を放出して米を買い、九千人の兵士を集め、黒田長政の本隊よりも多くの軍勢を拵えた如水。

がんばれジジイ！

三成から味方したら何でも好きな褒美をやるという手紙が官兵衛のもとに届く。あれだけ嫌がらせをしておいて助けを求めぬ神経もわかりませんが、それだけ必死ということ。官兵衛が九州のうち七か国をくれれば味方すると書いておけと九郎右衛門に言うと（味方する気はないということ）、九郎右衛門が官兵衛に聞き返す。

それだけで宜しいのですか？

カッコイイね。大殿が天下を獲ると本気で思ってる。

光と栄は母里太兵衛の大活躍で大阪から脱出に成功。力持ちの爺さんだ。

三成が秀頼を奉じて挙兵したので三成と戦えば逆賊になるのではと迷っている福島正則を敵は秀頼でなく三成だと長政が説き伏せた。やるな婿殿。

大友吉統が三成から軍資金を得て如水（黒田家）の領地になってしまった故郷・豊後を奪いにかかる。

如水がどうやって天下を取るかその作戦を善助、九郎右衛門、太兵衛に話し始めると、三人が自らの口で如水が考えていることを語り出す。三成に味方する諸将が多い九州を制圧して、家康との戦いのためにがら空きになっている毛利（中国）に攻め込み、播磨まで一気に攻め上って軍勢を一〇万にまで拡大し、三成か家康か残った者に決戦を挑む。

三人を如水の近くに置いておいたのは天下取りのため。我らは30年以上の長きにわたって大殿に仕え見続けてまいったのです。大殿のお考えなど寝ていてもわかります。

この結束に感動した。バンドオブブラザーズか三銃士か。

ワシは良き宝に恵まれた。如水も泣いてる。三家老も泣いている。

ワシはお主たちとともに天下を狙う。天下という器がワシに相応しいのかどうか試してみたい。

カッコいいぞ。

それに引き替え、優柔不断の小早川秀秋。三成と家康のどっちにつくのか大政所に急かされて、

勝つ方に･･･

まさに正論。