2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

« 花燃ゆ 第28話 「泣かない女」 前半を見てなくても面白そう | トップページ | 英国一家、日本を食べる 北の海藻キング 今回はキャラのいいダシが出てた »

2015/07/14

宮崎駿の映画は面白いけど、安保法改正は必要だと思う。

宮崎駿の映画はカリオストロの城もトトロも面白い、でも宮崎駿の信者ではないのです。世界を動きを見れば、安保法改正は必要でしょう。

人間の個性を4つにわける性格判断テストをやってみたら、オラウータンでした。

「納得しないと、やりたくありません」、「あんまりみんなから好かれようとは思ってないんで」

そして天下のB型ですよ。世論に迎合できるわけがありません。(アンケートに「やむを得ない」という選択肢はないのが不思議)

宮崎駿の言うこともわかります。心情的に言えば、辺野古移転反対、安保改正反対とか普通だと思います。だから映画もヒットするんだと思います。しかし心情だけではどうにもならないそれが世の中です。しょうがないこともあるのです。

しょうがないと言えば、ギリシャの財政危機問題。ギリシャ国民はこれ以上の緊縮財政は駄目だと国民投票でNOを突きつけましたが、世界から見ればギリシャ人は働かないとか借りた金は返さないとか馬鹿にされる。これって差別じゃないか。

テレビの番組でそれが国内になると逆転していて、ずいぶん矛盾してるなと思います。

ギリシャの年金受給年齢引き上げはしょうがないのに国民は反対するのはおかしいみたいな論調なのに、日本国内で年金受給年齢引き上げが政策に上がると、必ず生活が苦しくなるという話になる。ギリシャも付加価値税(消費税)の優遇を撤廃は当然みたいなことをギリシャには言うのに、日本国内では生活が苦しくなるという話で反対の論調になる。(本質的にはアベノミクスのような金融緩和ができないのがユーロの限界なのですが)

ギリシャ国民はユーロには残りたいけど、借金は返したくない。これって日本は日米安保は必要だけど、それを維持するのに必要な行動はしたくないという理論と同じじゃないでしょうか。関口宏の番組で第9条は世界の流れからずれているけど、日本は日本で良いじゃないかとドヤ顔で言ってた女性がいましたが、それってギリシャ人が借りた金を返さなくて何が悪いというのと同じ考えじゃないですかね。

日本の安全保障において問題なのは南シナ海とインドネシアのマラッカ海峡の安全です。ここを封鎖されれば石油をはじめとする物資が入って来なくなります。そんなことで戦争をするのかと反対する人が言いますが、そういう貴方は平和の為に餓死しなさいと言いたい。東日本大震災ではガソリンの盗難があったそうです。しょうがない面もありますが、石油が物資が入って来なくなれば、国内の治安が危うくなります。

ユーロを守るためにドイツは渋々お金を貸すことになるでしょう。だからユーロが守られる。安全は動かないから守られるのではなく、警備するから守られる。警察と同じです。ストーカー殺人はストーカーの行動を警戒すれば殺人にはならない。イジメの自殺も、加害者に対処すれば自殺は止められる。

逆に何もしないのが平和なら、ストーカーもイジメもやりたい放題です。安保法改正反対とはそういうことです。理想は素晴らしいですが、現実的に無理があります。

国際社会は自分が正しいことをしているから、相手も正しいことをしてくれるとは限らない。

宮崎駿が言っていることで正しいと思うのは、「軍事力で中国の膨張を止めようとするのは不可能」。個人的には他の方法でも不可能でしょう。対話でなんか無理です。唯一中国の軍事力を減らせるのはソ連と同じ経済的な没落のみでしょう。逆を言えば軍事力をドンドン拡大させて経済を疲弊さればいいんです。しかしそれでは日本はアメリカだけでなく、中国の影響下にも置かれる。日本を守るためには日米同盟、それ以外の国々との同盟も必要になると思います。


日本が日中戦争(日華事変)の泥沼にはまっていった原因は満州事変で、関東軍が満州国を建国した背景のひとつには日本国内の経済問題がありました。ドイツが第二次世界大戦を始める前には経済恐慌に苦しめられます。中国政府はうまく経済をコントロールできればいいですが、できなかった時は軍国化する可能性が大いにあります。俗に言う「歴史は繰り返す」です。

ドイツに占領されたポーランドはイギリス・フランスと同盟を結んでいましたが、結局占領されてしまいました。ただ同盟しているだけで安全とは言えません。実力を持つこと、危険なときには使えるが大事です。

世界を動かしているのは日本ではなくて中国だという認識の転換が必要でしょう。安保法改正は中国というジャイアンから日本というのび太をどう守るかという話です。

ちなみに現行憲法では戦力は認めないので、厳密に言えば外国の正規軍が攻めてきたときにも武力で国民は守れません。自衛権は認めるとは書かれてないので。しかし禁止もしていないので自衛隊が存在します。

申し訳ないですが、憲法のために死にたくはないです。

自衛隊発足と安保闘争もこんな感じだったんだろうか。

« 花燃ゆ 第28話 「泣かない女」 前半を見てなくても面白そう | トップページ | 英国一家、日本を食べる 北の海藻キング 今回はキャラのいいダシが出てた »

映画・テレビ」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 宮崎駿の映画は面白いけど、安保法改正は必要だと思う。:

« 花燃ゆ 第28話 「泣かない女」 前半を見てなくても面白そう | トップページ | 英国一家、日本を食べる 北の海藻キング 今回はキャラのいいダシが出てた »

記事検索できます

最近のトラックバック

フォト