The Game 第1話~第2話これは久々に秀逸なスパイドラマ
またBBCがやってくれました。ソ連はスパイの王国だとすれば、イギリスはスパイドラマの宝庫。ゲームっていうタイトルの意味もいい。
ダディ(父さん)と呼ばれるスパイマスターの第1話の台詞が好きですな。
イギリスもソ連も目標は冷戦終結だ。いずれ膠着状態は崩れる(どちらかがその方法を見つけるから)。だが相手を殺そうと戦士が剣を振り上げれば、相手に心臓を曝すことになる。
「裏切りのサーカス」とかNHKの「時効警察」が面白いならお勧めします。ミッションインポッシブルや007を期待してはいけません。これは心理戦です。信頼と裏切りの駆け引きがいい。主役の兄ちゃんがカッコイイ。
映像は裏切りのサーカスぽい。
時代も1970年代。オープニングでブレジネフの顔が出てきてもう鷲掴みされました。インターネットもなければハッカーもいない古典的な設定がたまりません。
核戦争が現実味を帯びていた時代ですから、第2話のソ連から核攻撃があった場合にイギリス政府が核兵器による報復を行うかどうか知りたがっている。それはつまりイギリス政府が核による報復をしないとソ連が知れば、ソ連が先制攻撃を仕掛けてくるという恐怖。
テレビで流れる核攻撃にあった場合に避難する手順を説明しているのがジワジワ来ます。
主役のジョー・ラムのキャラクターも陰があって実に良い。恋人を殺されて復讐を求めている相手が謎の「ガラス作戦」の重要人物という引っ張り方、ベタだけどいい。
「(スパイは)しょせんはゲームだ。好きな方につく。」英語の台詞はちょっと違いますが、これはいい。
第2話でアルカディが自分もソ連に殺されると不安になっていると、「ゲーム」に参加した理由は人それぞれだ。本人にしか分からない。我々につくと決めた時の動機を忘れるな。
こういう言い方、大好きです。(別の人間にはヒーローになれるチャンスだと説得する)
これを見ていると、日本の安保法改正で反対派が盛り上がるのは敵対勢力のスパイが動いているのではないかと勘ぐってしまいますよ。全然関係ない徴兵制っていうワードを出したかなりのやり手だと思いますね。パトレイバー2で言えば、最初にベイブリッジを爆破したミサイルですよ。あれで警察庁と自衛隊に疑念が広がっていった。
パソコンの壁紙がこの「裏切りのサーカス」のポスターです。
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