経世済民の男 高橋是清 後編 天皇の料理番を上回る疾走感
展開速い。でもちゃんとまとまってる。
関東大震災と結核と来るとどうしても「風立ちぬ」に見えてくる。
オダギリジョーの英語は無理してなくて聞きやすい。
チリ銀山で騙されて無一文になったけど、前田の仲介で日銀に再就職。そこで上司はもとの教え子。あれよあれというまに日銀副総裁になって(凄いでしょ)、日露戦争の戦費調達のために発行する公債(1億円)の販売を任される。結果、8200万ポンド(戦費の約半分)を売り捌いた。「日本の是清は化け物か!」ロシア皇帝も思ったのではないでしょうか。(ただ日本はロシアから賠償金が得られなくて国民は激怒したとか。)
奧さんが結核になったらしく、別棟を作って養生させている間に、女中のケイコちゃんと良い感じになって子供が出来ちゃった。お前はアーノルド・シュワルツェネッガーか!結局、女中は女中のまま、奧さんは奧さんのまま同居。なにこのうらやま島耕作は。
今から考えれば倫理的に問題ありですが、これぐらいの脱法が出来ないと日本が恐慌に陥ってギリシャみたいに銀行がお金を払えなくなったときに片面だけの紙幣をバンバン刷って銀行に貸し付けるとか思いつかないですな。(今で言うアベノミクスの金融緩和)。
ちなみに第二次安倍政権の日銀が国債を大量に購入して通貨供給しているように、日銀の引き受けで政府支出を行ってリフレーションを達成してます。
金融恐慌が収まったら、その後は逆に緊縮財政に転換。それで軍部の怒りを買い、将校に暗殺される。残念。
逆境に叩きのめされるけど運があって這い上がってきたというよりコネと奇策があった。奇策が効果的に打てるのは物事の本質を見抜いているからでしょう。
成功しかしていない人は運かもしれない。でも何度落ちても這い上がってくる人は実力だと思う。
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