ブラタモリ 第21回 富士山 後編 人はなぜ山頂を目指すのか 仏様が見える

一夏に30万人も登るのか。その答えは山頂火口の仏様にあり。

高さも傾斜も登るのに適しているのでしょう。あと独立峰だから周りが見渡せる。唯一無二が富士山。やっぱり日本一。

富士山は江戸時代から信仰の一環として登山されていました（その集団を「講」というらしい。この講の代表が登る）。そして今も昔も山道は2200年前の噴火で流出した溶岩の比較的固いところにできているとか。九合五勺から急勾配の胸突きの坂だそうです。タモさん、唇が青くなってる。

今でも「講」は続いていて、富士山頂にある鳥居を12年に一度建て替えているとか。タモリさん、がんばれ～って二四時間テレビのマラソンみたい。

麓の浅間大社と山頂の神社（奥宮）はひとつの神社だそうです。これはお賽銭降ろすのも大変そう。白装束に御朱印を押すのは昔からの習わし。富士山は八合目以上が浅間神社の境内だそうで、その理由は講の登山者が火口に賽銭を投げる、火口の深さが200m。それが八合目と合致する。なるほど！

火口の山頂の地形に仏様が宿っている。神社の中に仏様がいるってことですか。火口が大仏如来がいるそうです。日を背負うと火口に出てくる自分の影にハロー（日輪）が見える。仰御来迎（ブロッケン現象）だそうです。凄いな。巨岩信仰と仏教信仰の融合。

火口のさらに上の剣が峰は東京タワーでも高い方の展望台みたい。そこには測候所がある。伊勢湾台風の被害が甚大だったことから、早い内に台風の到来を予測して備えるためにレーダーを設置したとか、石原裕次郎の映画にもなっていたような。

富士山は標高が高いだけでなく独立峰なので遮るモノがない（半径800km観測可能）。まさに富士山は日本の天上天下唯我独尊の山ですな。今でも雷の映像観測できる。宇宙に向けて雷が放電されている高さ60kmって成層圏を完全に超えてるじゃないか。カッコイイ。

雲の下しか普通はみえないです。しかし富士山が雲海の上にあるから上空への放電が見える。

山頂の酸素マスクとカップラーメンは絶品。

超絶 凄ワザ！究極のロープ対決　後編。

下町ロケットでバルブを締めるワイヤーを忘れてロケットエンジンが爆発してました。下町ロケットはベタだけど面白い。ベタで面白いって最強。

金属のロープは最後の密度を固めるワイヤーを手で巻いてた。普通は機械の方が速いし正確だと思うのですが、職人は機械を凌駕する。繊維の方は柔軟性を高めるために芯も撚る。曲げたときのたわみが外側だけじゃなく内側にもかかるので、均等にかかって折れない。発想が凄い。結果3tまで持った。金属ワイヤーが勝った。