花燃ゆ最終回 下町ロケット 第9話 また視聴率上昇した気がする。
花燃ゆ最後まで見ました。そう悪くないと思います。しかし明治以後の話にインパクトがなかった。というのも鉄血のオルフェンズと下町ロケットが良すぎて霞んでしまった。不幸な大河ドラマになってしまった。
椎名と貴船と山崎の三人が典型的な悪役で面白すぎる。特に椎名の不気味な笑みがたまりません。今田氏の演技、微妙だなと思ってましたが、貴船に突き飛ばされて無様だなって言われて泣きじゃくるところは凄く良かった。その後、河原で佃社長が待ってる。大河ドラマになかった熱い何かがあります。
花燃ゆ、楫取素彦が富岡製糸場を存続させて、鉄道を群馬まで引っ張って、美和と結婚して鹿鳴館で踊った。良かったねという感想。多分、久坂玄瑞をどういう形であれ最後まで引っ張った方が良かったかもしれませんね。
下町ロケットはうなぎ登りで面白くなっています。ガウディ計画編の方がラストスパートの伸び具合がいい。
第8話、佃がまたロケットバルブのコンペで勝ってサヤマにひと泡吹かせるんだろうなと高を括っていたら負けた。やられました。そしてコアハートの臨床治験で死んじゃうのはどん引き。
その流れで第9話。どうもサヤマの月島という現マネージャーがバルブが山崎の設計図どおりに作れなかったのに日本クラインに納品したらしい。中里が全然作れなかったのはそういう理由だったのか。
フリージャーナリストの咲間さん、なんだか陰があるやつれた感じがするなと思ったら医療事故でご主人を亡くした未亡人だったのか。この人でコアハートの失敗に斬り込むかと思ったら、人工弁に関してPmeaの山崎と貴船の癒着を暴く役立でした。
久しぶりに経理部長が社長に医療訴訟に巻き込まれると意見した。それで中里が設計図を盗んだと判明してキレたとき、大丈夫だからって社長を制止する。
Pmeaの面談で佃たちが山崎に中小企業だとやり込められそうになって、人工弁の性能はクリアしてるんだと佃の技術者が熱い想いを伝えて場の雰囲気が変わってPmeaのリーダーに山崎が出て行けと言われるところ実に小気味いい。策士策におぼれたな諸葛孔明!
ここで終わるかと思ったら、次はサヤマ製作所の椎名社長にバルブの出来について直談判。勝つべくして勝てなくなって追い込まれた椎名の化けの皮がはがれる。いいじゃないですか。
これで最終回。ラスボスは競合相手。決戦の場は裁判所みたい。サヤマの化けの皮がはがされるのでしょう。
« 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第11話 ヒューマンデブリ タカキにあげるお菓子で泣いた | トップページ | 保温鍋シャトルシェフ(2)でチキンハムを作る »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 劇映画 孤独のグルメ テレビ版とは違う味わい(2025.01.13)
- 侍タイムスリッパーは大当たり。これぞ映画。(2024.10.04)
- エイリアン:ロムルス ゴジラ-1.0と同じ原点回帰の面白さ(2024.09.11)
- 沈黙の艦隊、潜水艦乗りの話として面白いじゃないか!!(2024.02.10)
- NHKドラマ「あれからどうした」がめちゃめちゃ面白い。(2023.12.30)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ディープな北海道弁を操る長野出身の父(2021.11.03)
- パソコンが勝手に初期化された!専門家じゃないから復元しかないじゃないか!(2021.10.24)
- チャンネルはそのまま!HTBがんばった!(2019.03.18)
- いだてん 11話までは宮藤官九郎版「坂の上の雲」(2019.03.18)
- スタートレック:ディスカバリー シーズン2が始まりました。(2019.01.18)
コメント
« 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第11話 ヒューマンデブリ タカキにあげるお菓子で泣いた | トップページ | 保温鍋シャトルシェフ(2)でチキンハムを作る »
花燃ゆと下町ロケット、視聴お疲れ様でした。
下町の感想は最終回のブログにもコメントを書いていますが、第9回の重要シーン、pmeaの山崎のくどさは観ていてムカつきました。だから失脚した時はざまあという感じでしたね(笑)。
花燃ゆの最終平均視聴率は12.0%。平清盛と同じだったそうです。
何とか最終回まで見ましたが、脚本やキャスティングに違和感を覚えたことは少なからずありました。
美和は夫となった楫取素彦と鹿鳴館で踊って、萩の人々や元松下村塾生も登場するけど、台詞やナレーションで説明のみなのは残念でした。
特に伊藤博文は初代総理大臣になるし、憲法成立に向けて諸外国の法律研究もしていたのだから、松下村塾生の成功者としてもう少し取り上げてほしいかったです。そういう意味でも、吉田松陰や久坂玄瑞を最終回まで回想で登場させたが良かったかもしれませんね。
ラストシーンも美和のモノローグで終わり、打ち切り漫画みたいな感じでした。大団円だけど、もやもやした感じです。
その中で評価できることがあるとすれば、オープニングの音楽、高杉晋作、群馬編で地方からの日本近代化の過程が見られたことでしょうか。
高杉晋作が挙兵するシーンはぞくぞくしましたが、彼の死後は明治に入り、ストーリーがしぼんでいっていたような気がします。平清盛の面白さ、凄さを改めて実感しました。
花燃ゆの反省もあってか、来年の真田丸にNHKはかなり力を入れているようです。わくわくさせる内容になっていてほしいです。
長文失礼しました。
投稿: ぽよっぽ | 2015/12/26 16:15
ぽよっぽさん、どうも
>、第9回の重要シーン、pmeaの山崎のくどさは観ていてムカつきました。だから失脚した時はざまあという感じでしたね(笑)。
リーダーに出て行けと言われたときはスカッとしました(笑)。
花燃ゆは話の構成もちょっとでしたね。「前半が反新政府な」八重の桜とバランスを取ってとりあえずやってみましたって感じがします。下町ロケットが始まったりして印象が薄れていく一方でした。やっぱりドンパチは面白いわけですから、西南の役や萩の乱をちゃんと書くべきだったんだと思います。元々主人公に下町ロケットのような明確な敵や逆境がなかったので話というより博物館の解説みたいな感じでした。前半はそういうのがあるのですが、後半は薄いですね。群馬はセリフの説明が多いですね。折角ドラマでやってるんだから、回想を入れるとか映像にしないと説得力がないと思います。手品と同じで口で説明されても、実際に見せて貰わないとガッカリします。
平清盛はここ最近では一番良い出来で視聴率が最悪っていう、真意を理解されないで遷都に失敗した主人公と同じです。そういえば同じ人の脚本のNHKで放送した震災後にビルに取り残された人たちの一晩の話もよかったです。
頼みますよ真田丸って思います。公式のInstagramを見たら爆発してました。ドラマはこうですよ。大都会や西部警察の時代から火薬量と面白さは正比例です。
官兵衛にも声優もやってる俳優さんが出てましたが、真田丸にも高木渉って人が出てます。三谷幸喜のシャーロックつながりなのでしょうかね。
投稿: 竹花です。 | 2015/12/26 22:19