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2015/12/25

機動戦士ガンダム サンダーボルト 第1話 ジャスと(ないはずの)硝煙を感じるロボットアニメ

サンダーボルト(雷光)が走る暗礁宙域でむせかえるようなジオンと連邦の戦い。漫画の雰囲気を忠実に再現してます。バルバトスといい今年はガンダムの当たり年。

CG向きのデザインだと思ってたのですが、動けばこれしかないと思わせる作画技術、熱いです。硝煙なんか出てないです。でも感じてしまう。

連邦とジオンのパイロットの性格設定がいつものガンダムと真逆。連邦の方が退廃的。通常、真面目なパイロットは連邦側ですが、これが真面目なのがジオン側エースパイロット・ダリル・ローレンツ。連邦側のイオ・フレミングはかなりおかしい。戦ってるときに出るアドレナリンが中毒になってるぽい。俺はモビルスーツって魔物に魅入られたんだとか、出撃させて死なせなくないと苦しむ彼女(艦長)に出撃を命令じろって言う。(副長はオペレーター席で監視映像をのぞき見する嫌なヤツ)

ジャズと戦闘で吹き出るアドレナリンが男を虜にする。密林のような暗礁宙域。ベトナム戦争の臭いがします。

無重力の描写がねいいじゃないですか。宇宙を漂流するビルとか自動車とね。そこでサラミスの残骸にぶっ壊れるジム。

最後にフルアーマーガンダムにやられるザク視点の戦い。めっちゃいい。ガンダムに襲われて一方的にやられていくザクのパイロットの慌てぶりが、バタバタする手足からもわかるという表現方法、感動しました。

まずリビングデッド(生きる屍)師団っていう手足を機械化したパイロットたちによるMS狙撃部隊にイオたちの小隊がやられ、イオも主人公なのに(敵の狙撃ポイントを割り出すために的にされる)貧乏くじは誰だ?って言っていながら、あっさり狙撃される。

しかしコアファイターで脱出して、スナイパーのドムのケーブルをサボタージュしてパイロットにハッチを開けさせて頭に拳銃をぶち込んでドムを奪う。そして鷹揚にも敵パイロットと交信し、ダリル・ローレンツの音楽のセンスは平凡だと馬鹿にする。さらに義足野郎だけにコソコソ相手を討つのがお似合いだとか罵るあたり、普通のガンダムなら敵キャラですよ。ダリルはエロビデオも見ない真面目君。

ムーア同胞団が大金を積んで連邦から手に入れたとかいうフルアーマーガンダムに上官がすべてやられたのでイオが繰り上げで搭乗する。まるでスターリングラードの戦いのよう。フルアーマーガンダムのパワーたるやジムとは桁違い。それでジムで狙撃できなかったスナイパーザクを単機で一方的に血祭りに上げる。その映像に驚愕するジオンのMSパイロットたち。そして復讐の炎を滾らせるダリル。そして次回第2話、赤いサイコザクの登場!

ジャズの曲調の違いで連邦の展開かジオンの展開か分かるようになってる。それを海賊放送のラジオから流れる曲っていうのもいい。


ジャズで好きなのはこの曲、チャールズ・ミンガスのモーニン(呻き)



サンダーボルトも良い具合に呻いてると思います。

キャラクターの再現率も凄い。ガンダムオリジンぐらい凄い。

270円で損はない。良心と懐が痛まないお値段。




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