昭和元禄落語心中 第1~2話 これは当たり
元々漫画の単行本も5巻まで読んでいて、劇中の落語もさることながら落語家の人生自体が人情噺というのに惹かれました。昭和感がなんともいい。
アニメになった落語に違和感が全然ない。アニメのキャラクターが落語の芝居をしてる。大人のアニメだ。
漫画で読んでいる時はそこに表現されないものを自分の脳内のメモリーで補完するわけですが、八雲役の石田彰の落語が自然。しかも八雲という陰のある感じがあるようにも聞こえるというか、ただうまいだけじゃなく性格が見える感じ。
与太郎は与太郎でちゃんと最初はあまり上手くないけど、ヤクザの兄貴がやってきて落語絵御をやめるように迫られたとき、八雲に寄席で与太郎の落語を聞いてやってくれと言う。それで与太郎の下手くそだった落語がそれまでつかかっていた「出来心」が「化ける」ところが実にいい。
八雲のライバルで親友だった助六の山寺宏一氏は自由感がいい。ちゃんと人間性を見せるように落語をやってます。
こういう落語を疎かにしない姿勢いいですね。さらに本筋の昭和の人情噺が沁みます。与太郎の噺(第1話)もいいですが、八雲(菊比古)と助六とみよ吉の話もいいです。
天涯孤独の身の上の八雲を豪放磊落な助六が包み込むような関係から、二人が離ればなれになって八雲だけが残されるこれからをどう描くのか楽しみです。
オープニングの薄ら氷心中を歌ってるのが林原めぐみ(みよ吉)。
囁きかける感じいい。
北海道では放送しないし加入しているdアニメにもないし、アマゾンで見ることにしました。
ドーンオブザウォーキング・デッドもあるし、良いかなと。
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