戦場の救命救急を変える注射器
戦争映画で兵士が脚とか腹を打たれるとメディック!って叫んで救護兵が駆け寄ってきてガーゼを当てて包帯を当てるシーンがあったり、大腿部に銃弾を受けたら銃創に指を入れて大動脈を止めるみたいなシーンがありますが、これからは変わりそうです。
詳しくはこの記事にあります:
銃創を15秒で塞ぐ注射器が誕生!! 米軍が開発に参加した「XStat」のスゴさとは?
大量に流れ出る血液を止める唯一の方法は、傷口いっぱいにガーゼを詰め込むこととされているが、時に13センチほどの深さにまで至る銃創では、失敗してしまい、何度も入れ直さなければならないケースも多かったという。
またこの手当ての方法は、中世の時代から行われてきたことと基本的に何ら変わりなく、現代においても、戦場における兵士の死因は、出血多量によるものが多くを占めてきた。
XStatは、軽量なポリカーボネートで作られた注射器型の器具で、その中には、圧縮されて錠剤のようになった1cm程度のスポンジが多数充填されている。使用する際は、注射器の先端部分を銃創に直接差し込み、ピストンを押し下げるだけでよい。注入されたスポンジは、(血液などの)水分を含むと泡のように広がり、穴が開いてしまった傷口を埋める。また、互いにしっかりとくっつき、破れた血管などの出血箇所を十分な圧力で塞いでくれる。この間、実に15秒であるというから驚きだ。
こんな感じで使うようです。
2014年にFDAがアメリカ軍の特殊部隊での使用を許可し、昨年末に民間での使用も許可したそうです。古代ローマ時代に外科技術が発達したのが負傷した剣闘士を治療するためだったそうですが、それは現代にも当てはまるようです。自衛隊でも配備すればいいと思います。
映画の救命シーンも変わるでしょう。
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コメント
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サングラスノースリーブ肩出しグローブの男「当たらなければどうということはない」
足とか胴体はありですが腕だとスキマがなさそうですね
衛生兵と言っても医者じゃないので、1.止血(医療テープや圧迫包帯)、2.心肺蘇生(AED等)、治療は3以降(国連の医療キットがそんな感じ)みたいですが
WW2の映画で打ってる注射はモルヒネとかですかね?
投稿: なお | 2016/02/24 22:15
なおさん、どうも
>「当たらなければどうということはない」。
最後にはララァにノーマルスーツを着て下さいと言われる始末。
腕だと止血が簡単なのでこれは必要ないかもしれないですね。
ふりかけるのが抗菌剤、打っているのはモルヒネだと思います。
プライベートライアンで打ちすぎたら死ぬモルヒネを助からない救護兵に打つのを許すミラー大尉に泣きました。
投稿: 竹花です。 | 2016/02/24 23:41