真田丸 第24話 「滅亡」 ここまででござるの氏政に涙する。
最初の30分、大河ドラマ「北条氏政」の最終回みたい。氏政の最後に泣いた。お茶漬けに泣かされた。
後半10分の伊達政宗がイメージを覆す、太鼓持ちぷり。
信繁が小山田茂誠と再開して「何のことか気になるなあ」でちょっと笑いを入れてから、北条氏政と面会を果たす。殺されるかと思ったら、天井に佐助がいて氏政の首を狙っている。
白い化粧をした氏政がダークナイトのジョーカーみたいに怖い。目が血走ってるのが強調されます。
信繁に伊達も豊臣の軍門に降ったっていうあたりから悲壮感が漂ってくる。因縁の沼田城も真田に奪い返された。氏政が泣く。
どうせ秀吉と一戦交えるなら伊達や徳川と組んで日の本を分ける大戦をしてやってみたかったわ…華々しく戦国の世に幕を引きたかった…
バイオリンの独奏がいい。
あれだけ続投に執着していた舛添東京都知事が辞職した週に北条氏政も敗れるとはなんの因果か。
昌幸パパは、負けているけど己のために戦っている氏政が羨ましい。
秀吉に切腹を命じられたあと髷と化粧を落とした氏政が真人間になってる。宿敵だった家康が氏政に恥は一時、生き延びることこそが肝心と言い、氏政はこれ以上関わると貴殿にも災難が降りかかると突っぱねる。泣ける。
家康と景勝と昌幸が集まって氏政をなんとか切腹を思い止まらせようと秀吉に頭を下げさせようと説得する。アメコミのヒーローが集まってるみたいな感じ。旧敵を救おうとは心根の良いオッサン達ですよ。
昌幸パパは死にだければ死ねばいいといつものパターン。されど生きていればまだまだ楽しいものが見られますぞ。このまま秀吉の天下が来るとは到底思えぬ。もう一暴れしたいとは思いませんか?
お主等の働きぶり、あの世でしかと拝見させていただこう。
ここまででござるか家康泣く。ここまででござると氏政。涙腺やばい。
そのあの直江兼続が景勝を見上げ、何も約束しておらぬと景勝がいう夫婦漫才を入れてからの空を飛ぶ鷹。氏政が解放したのか。
氏政も秀吉に飼い慣らされるよりも天空を舞うことを選んだ。
氏政が切腹の前にお茶漬けを食べる。飯に一気に汁をかけて食べた。お茶漬けを食べるだけで泣かされた。こんな神々しい茶漬けは初めてだ。「黙れ小童!」室賀もそうですが、氏政の死に方も残念感が半端ない。
千利休は北条側に鉄砲の弾に使う鉛を売ってたんまり儲けていた。それを信繁に暴露される。秀吉に北条攻めをけしかけたのは金儲けのためだったか!
忍城を攻めあぐねる三成に昌幸は三成の嫌がる「卑怯な手で」なら忍城を攻め落とせると提案。氏政の血のついていない兜を忍城に持ち込んで、氏政が味方を見捨てて秀吉に降ったと噂を城内に流せば開城に応じるだろう。信之/源三郎は兜とひとつで敵は噂を信じるだろうかと懐疑的。
目に見えるものがそこにひとつあれば噂でなくなると昌幸。大成功。
三成が昌幸に無駄な犠牲を出さない「卑怯な手」の手ほどきを請う。三成の株が上がる真田丸。
奥州の覇者・伊達正宗が領地をすべて秀吉に差し出した宇都宮仕置のあと、昌幸パパ政宗と話して秀吉に反旗の狼煙を上げるように説得しようと考えている。徳川も上杉も秀吉に心の底から忠誠を誓っているわけではない。伊達が立てば東国すべてが立ち上がる 真田が先鋒となって大阪城を攻め落とすとか言い出す。
そんなことをしたら日本中また戦乱に逆戻りするのを望んでいるのかと信之/源三郎が反論すると。昌幸パパ、
何が悪い?ワシは伊達に賭ける!
ほんと昌幸パパ大好きです。
そんな風に期待された伊達政宗が秀吉の前で餅をついてずんだ餅を供する。まさかのスイーツ男子だった!
そして自ら餅をつこうとする秀吉を、これぞ天下餅とかめっちゃ持ち上げる。餅だけに!
そうだ政宗といえばパーリィ男だった。
昌幸パパは落胆。しかし秀吉に小県と沼田を安堵され、さらに徳川の与力から解放されてパパ大喜び。秀吉に反旗を翻すというあれはなんだったのか。
一方、徳川は北条の領地を手に入れるけれども、三河、遠江、駿河を召し上げられる。都から離されてしまったと昌幸に言われるけど、江戸が政治の中心地になっちゃうというのが歴史の皮肉。
昌幸に徳川を見張っておけとも秀吉は言った。
秀吉を持ち上げるのが上手な伊達政宗も実は熱い男。同い年らしい。大阪夏の陣で再会するそうな。
北条家が残っていれば秀吉亡き後はどうなってたのかと思います。
ずんだ餅大好き。
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