CHILDHOOD'S END -幼年期の終り 最終回 普通に面白い

小説が好きな人は「コレジャナイ」と思うかも知れませんが、読んでないと普通に受け入れられると思います。

人類がカレルレンのもとで「黄金期」を迎えて次の段階に進化して「オーバーマインド」と呼ばれる思念体に融合する。そして人類の進化の代償としてそのゆりかごとなった地球の最後をロドリックスは目撃する。

ロドリックスがオオサカさんから貰ったペンダントの漢字が「心」、この字はLOVEだと説明してましたが、オーバーマインドって直訳すれば「上心」となってつながっているなと。

しかし人類の子供たちが地球のエネルギーを進化に使って地球が壊れちゃうのはどうなんでしょうね。無慈悲この上ないです。他の地球上の生命体はどうすんだと（だからダイオウイカみたいなのとか生きた標本としてカレルレンは母星に持って帰ったんでしょうが）。

人類の子供がいなくなるのは第二次世界大戦で子供が兵士に取られて戦死するイメージだったのなかと思います。カレルレンがストルムグレンの子供を産ませなかったのは子供を取られる悲しい思いをして欲しくないからだと言っていました。

戦死してより崇高なオーバーマインドに統合される。そう考えるといい話ですが、人類は滅亡してしまう。