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2016/07/17

真田丸 第28話 受難 大河ドラマ秀次の悲劇の最終回

本当に惨いのは殺されることではない。ないはずの苦悩に苛まれて自らの命を絶つこと。

この受難はキリストがローマ帝国に捉えられて磔にされて死ぬまでに受けた苦難と意味とかかっているのか。

秀次の死に様はまさに悲劇のヒロイン。真田丸で死んだ武将は皆記憶に鮮明に残る。愛のある殺し方。

秀次は関白の座を放棄して聚楽第から逃げて大阪城に隠れる。

官位を返上しようと悩む信幸。昌幸パパが珍しく優しいことを言う。お前が官位を返上したら、信繁も官位を返上する。そうして悲しむのが誰だ。わしじゃ。ワシにお前を豆州(伊豆守)と呼ばせてくれ。

昌幸が信幸に伏見城の建設監督を任せる。なにか出浦を画策している様子。と思ったら吉野太夫を遊んでいるのか!妻の薫は京都に帰って来られて上機嫌、しかし稲は薫の目を見て話さない。こうも一緒に京都に来たのか!薫はいいとこ公家の出たと息子に嘘ついてた!

真田の内情を徳川に知らせる稲とそれを防ごうとするこう。

大谷吉継がついに病気発症。大谷吉継の娘、ちょっとかわいいな。

そしてドラマが始まってから20分、秀次が関白の座を放り出して逃げたことが秀吉に伝わっており(秀吉は信繁が秀次の出奔を隠していることを知っていながら、大谷吉継の娘を娶らせようとする。)、信繁は京都の真田邸にいると打ち上ける。

秀吉は秀次を殺そうとは思っておらず、逆に秀勝も秀保も死んでしまって身内にはもう秀次しかないと大事したいと目をかけている

これはいつもの大河ドラマと全く違う展開じゃないですか!

そう本人に言えば、当の秀次の秀吉に殺されるという疑念もなくなってまるく収まる。かと思ったら、秀次は信繁が秀吉に呼ばれたので自分は殺されると高野山に逃げた。秀次は何をしてるんだ。

そんな秀次をわかってやれるのは同じく運命に自分は翻弄されていると思っている信幸。

あまりに大きすぎる父、私の声だけがなぜか聞こえぬ祖母、病がちなのかどうかよくわからない最初の妻、決して心を開かぬ二度目の妻、そしてあまりにあまりに恐ろしい舅。

それは難儀であったのうと秀次に同情される。ここで笑いを入れてくるか!

少し気が晴れた、ワシのことは心配に及ばぬと秀次が言うから、まだ死なないと思うじゃないですか!

信幸は秀次にお前へ官位を与えたのは自分が関白として行った数少ない仕事のひとつと言われれば、返上するわけにはいかない。信幸は信繁に官位を斡旋してくれた礼を言う。この兄弟はいろいろあるけど打ち解ける。

秀次が高野山に逃げたことが世間で噂になり始めたので秀吉は体裁を取り繕うために謀反の疑いありと蟄居したことにする。いわゆる史実に重なった。それで1か月後に謀反の疑いは晴れたということで戻してやると使いを出すように三成に命じる。しかしここまで秀次、死ぬ気配なし!

家康も高野山に幽閉されたという話を信じる。(そりゃそうだ)。面白くなってきましたと家康。秀忠は星野源なんだよな!なんか目つきがおかしいぞ!

信繁は秀次に大阪に出向いて秀吉に直接会って心の内を話すようにもう一度説得を試みる。しかし秀次、使者をお換えしてくれと言う。やっぱり秀次、だめですよ。

使者は市松(福島正則)だった。秀次、こじれすぎて秀吉は身内の正則の使いにすることで油断させて自分を捉えるつもりかと疑う。深読みのしすぎだと言う信繁に、いつからか人を信じぬようになってしまった、悪い癖だなと笑いかける。そして見たのが磔にされたキリストの絵。おいおい不吉だな!(キリシタンだったのか!)。

この絵を長持ちにしまってくれと信繁に頼む。それはまずいぞ!一瞬立ち止まる信繁。しかし長持ちに向かう。

ひとりになった秀次。

蝉の声が止まった!

その泣き顔はあかんヤツだ!

正則が孫七郎(秀次)は優しすぎるが、それなりに関白として頑張っていたと声をかける前に、秀次自刃。

キレた秀吉、ワシを怒らせたらどんなに怖いか、(死んだ)孫七郎に見せてやる!秀次の謀反が発覚して自害に追い込んだとして三条河原に首をさらし、その首の前で秀次の妻子を皆殺しにする。

史実に戻った。小早川秀俊(小早川秀秋)も城を取られた。そうなのか。

秀吉は孫七郎を一人前の男にしてやりたかったのに勝手に腹を切ったと号泣。史実よりもエグい。

オッカムの剃刀は「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない」とする指針ですが、歴史はそうじゃない。ありえると思いますね。

しかし秀次の娘たかが隠れていて生き残った。

信繁は秀吉の薦めるとおりに大谷吉継の娘を正室に迎えるついでにこの秀次の娘と心を通じ合った仲なので側室も許してほしいと。秀吉は認めた。キリはまた信繁の妻になるチャンスを失う。

これなら信繁が豊臣側につく道理が立つ。

信繁はたかの命を守るために呂宋助左衛門(松本幸四郎!)に預けてルソンに送った。史実かどうか不明。

松本幸四郎が呂宋助左衛門を演じた黄金の日々は面白かったらしいですね。



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