真田丸 第30話 黄昏 早く死んでいればと刑部に言われる秀吉
さらにボケていく秀吉。凶暴化、徘徊、骨を折る。立てなくなる。そこにつけいる隙をみつけようとする家康。そして久しぶりの上杉景勝の登場。
そしてこれまで黙れ小童!以降ずっとアタフタしていた兄信幸がいきなり覚醒。
地震で倒壊した伏見城の代わりにその北にある木幡山に秀吉の仮の住まいを作る。昌幸はそこに出城を作ればいいと燃えていたが、城の建設を寄りやめて掘りの建設を命じられて意気消沈する。結果、太夫に入り浸り。
スペイン船のサン=フェリペ号の高価な商品が欲しい秀吉は自ら勝手に船の積み荷を勝手に奪ってはならないという触れ(今で言えば政令)を出してたので、バテレン追放令を使って罪をでっち上げる。
バテレンの国外退去を三成が進言するが、秀吉は耳を削ぎ、鼻も削げ、引き回しの上、磔にしとろ命じる。
秀吉は完全に乱心。疑心暗鬼や人格の凶暴化はボケの症状にあります。そして徘徊。
大谷吉継(刑部)に殿下は長く生きすぎたと言われる。確かに一旦朝鮮から撤兵したのに不必要な長安の役を始めてしまう。明国が秀吉を日本の王と認める代わりに、秀吉に朝鮮からの撤退を求めたとわかって勝ったのは日本だとキレたら尿を漏らした。一度目の朝鮮出兵はまもとな頭で、二度目は狂気ですか。
信繁が拾が漏らしたと前に進み出てナイスカバー。
家康は本多正信→本多忠勝→稲→真田信幸という伝言レースで秀吉の本当の状態を探ろうとする。稲が自分が信幸の嫁だからとそれを信幸に打ち明けてしまう。信幸なら逆に信頼しちゃうよね。
太閤殿下とワシとどっちがいい?って太夫に聞く昌幸パパ、エロいぞ!太夫も秀吉の状態について昌幸に聞く。こっちも正信のスパイなのですね。出浦が太夫を疑ってる。
加藤清正は秀吉の老いた姿を見ても絶対に泣くなよと三成に言われていたのに、秀吉にワシが死んだあとも拾のことをよろしくと頼まれて号泣(笑)。ダチョウ倶楽部の上島竜兵みたいにやるなと言われたらやってしまう。
前回、信繁は兄の信幸に秀吉の状態について大丈夫だと嘘を突き通すから、ここから仲違いが始まるのかなと思ったら違った。自分の人生でああなりたいと思う人がふたりいた。ひとりはお家のために人の道を捨てた(真田信伊)。ひとりはお家のために信念を曲げた(上杉景勝)。
だから私はそうならぬよう心がけてきた。秀吉様にお仕えした以上、豊臣家に背くは義に背くこと。おかげで今、息ができぬほど苦しい思いをしている。
信幸は秀吉が危ないと見て、叔父の矢沢頼綱が守る沼田城に赴き、沼田城に天守閣を築いて難攻不落の城に作り替えると伝える。(検地が進んでないので活を入れるって信繁に言ったのは嘘だったか!)。長生きした甲斐があった生きているうちにまだ戦に出られそうだと頼綱が喜ぶ。
こういう元気な老人はいいな!しかし死んでしまった。床の上で死ねるかと言っていたのに・・・。でも享年80才。お見事。
寝床から秀吉が消えて信繁たちが探していたら中庭の岩にぽつんと腰掛けている。これが天下の太閤殿下か。茶室にたどり着けないという。なぜ茶室に行きたいかと言えば、利休がワシに話があるらしいと言う。自分で切腹させたじゃないか!もうダメだと焦った三成、5才の秀頼(拾)の元服を強行する。
大阪城のからの眺めを見ながら、思いが叶ったのは半分だけと秀吉。秀頼様がきっと成し遂げてくれますと信繁が慰める。この先を知ってますからねえ・・・
秀吉は上杉景勝に会津への移封を求める。伊達の抑えというのは表向き、実際は秀吉が死んだ後、家康が豊臣に攻めてきたら家康を東から(背後から)討って欲しいと頼む。老いた秀吉に泣いて頼まれたら景勝なら断れない。直江兼続も絶対承諾しちゃうなって顔している。
秀吉は総勢1300名の花見で調子に乗って秀頼が花咲か爺さんが見たいというので桜の木に登ってちる。茶々もなんでそんなことを頼むのかな。秀吉はずっと床に伏せるようになる。立てなくなったら死を覚悟しろという三成は正しい。
今回の信幸はキレキレ。信繁が秀吉の容体について嘘をついているのがわかっている。そこで木から落ちた後の秀吉の様子を信繁に聞く。ほんとうに危ないのなら誤魔化すのはよせと言う。
俺は父上のように乱世に戻ることを望んではおらぬ。しかし今、殿下が亡くなれば世に中は必ず揺れる。あまりにも太閤殿下が大きすぎたからだ。この先、誰が秀頼公を支えるのか。石田殿に仕切れるのか。それとも一層、徳川殿が力を持つのか。その時、真田は誰につけば良いのか。徳川は殿下のまことのお加減を知りたがっている。ならば、それに乗るのもひとつの手。徳川に伝え、どう出るかを見極める。
どうしたんだ信幸、突然男前の切れ者になった。
秀吉の容体を黙っていろという三成と教えろという兄信幸の間で板挟みになって悩む信繁に義父の大谷吉継はお前が正しいを思う道を進めと促す。
結局、信繁は兄に本当のことを伝える。もう秀吉は二度と歩くことができず、もう長くないという。縁側に昌幸パパがいる。絶妙ですな。
昌幸パパが吉野太夫に秀吉が危ないって教えちゃった!言うなよって昌幸パパは言うけど、言うよね!吉野太夫が情報を伝えようと部屋を出て行こうとして襖を開けたら、出浦が戦闘態勢で立ってる。そして太夫の腹に刀を突き立てた!
死体は佐助が処理した。
昌幸が秀吉の容体を伝えるために本多忠勝のもとを訪れる。
秀吉が三成と片桐且元に形見分けするとき、信繁のことをすっかり忘れている。信繁ショック。ボケとはそういうものです。その後で、秀吉が信繁と初めて会って福島正則とともにお上杉景勝との面会をすっぽかして忍びで遊郭(本物の吉野太夫)のところに出かけるシーンが再現される。
真田安房守の息子だな、わしは利発な若者が大好きでな。お前も一目で気に入った。これからワシに仕えろと。
死ぬ間際に最初のシーンを再現するとは泣けます。これは地獄の底までお供しますって気になります。
小日向文世の秀吉ははまり役ですな。
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